Category Archives: 電子書籍出版メモ

米国でチャットベースのSNS型電子書籍ストア「ChatEbooks」がオープン、作家と読者に直接対話の場を提供

【編集部記事】米国でチャットベースの電子書籍ストア「ChatEbooks」(本社:米国カリフォルニア州)が正式オープンした。

 一般的な電子書籍ストアでは、読者は作品販売ページにレビュー投稿する方式を採用しているが、ChatEbooksでは自社運営のチャットボート上で会員作家・会員ユーザー(読者もしくは第三者)の両方が登録され、当該作品について議論できるようになっており、実質的にはSNSサイトとほぼ同じ構造なっている。

 作家側のロイヤリティ率は100%だが、作品登録前に作家アカウント登録費9.99ドル(約1,000円)の支払いが必要となる。【hon.jp】

問合せ先:ChatEbooksのサイト( https://www.chatebooks.com/

バンド部分まで電子ペーパーの国産ファッション腕時計「FES Watch」、スマホで自由にデザイン変更できる新モデルをクラウドファンディング開始

【編集部記事】日本のファッションガジェット創出集団「Fashion Entertainments」は8月29日、腕ハンドを含めパーツすべてを電子ペーパー化したファンション腕時計「FES Watch」の最新モデル「FES Watch U」の開発資金の一般公募を開始した。

 Fashion Entertainmentsは電子ペーパーを使ったネクタイやバッグなどファッションアイテムをデザインしている集団で、FES Watchは昨年発売した製品第1号。今回のFES Watch Uでは、今まで固定だった表示デザインが、ユーザー自身がスマホアプリを使って自由に変更できるようになっている。試作モデルは、銀座のソニービル等でも展示開始されている。

 本稿執筆時点ですでにクラウドファンディング率が早々に27%を突破しており、なかなか注目のプロジェクトだ。【hon.jp】

問合せ先:FES Watch Uクラウドファンディングの告知( https://fashion-entertainments.com/news/20160829/

米国Apple社、「iPhone 7」シリーズの2〜3モデルを現地時間9月7日に発表か、イヤフォンジャックを排除

【編集部記事】Apple社(本社:米国カリフォルニア州)は現地時間9月7日に、プレス向けに新製品の発表会を行なうことを発表した。

 今回の発表会は、通年どおりiPhoneの新モデルの発表会となることが予想されており、4.7型の「iPhone 7」、5.5型の「iPhone 7 Plus」の2モデル、さらに一部報道では間に合えば謎の3モデル目「iPhone 7 Pro(仮称)」の投入も予想されている。一部の大手スマホケースメーカーでは、すでにこのiPhone 7シリーズ向けのプロテクトケースをサイト上で予約受付開始しており、一部報道があったとおり、新モデルではイヤフォンジャックが排除されている模様。【hon.jp】

問合せ先:米国Apple社の告知( http://www.apple.com/apple-events/september-2016/

米Publishers Weekly、2015年時点の世界の大手出版社ランキングを発表、電子書籍の台頭などで半数以上が売上ダウン

【編集部記事】米Publishers Weeklyが、2015年時点の世界の大手出版ランキングを発表した。

 売上規模ナンバーワンは従来どおり英国Pearsonグループだが、今回は中国の大手出版社グループのランキング入りが目立った模様。ただ、ランキング掲載企業の半数以上が前年度比較で売上ダウンとなっており、全世界的に電子書籍の台頭やデジタル時代への対応が遅れていることが明らかになったとのこと。【hon.jp】

問合せ先:米Publishers Weeklyの記事( http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/international/international-book-news/article/71268-the-world-s-52-largest-book-publishers-2016.html

台湾E-Ink、値札用の電子ペーパーディスプレイが好調、今年は4,000万台を出荷予定

【編集部記事】米国の電子ペーパー業界ニュースサイト「E-Ink Info」によると、電子ペーパー最大手のE-Ink Holdings社(本社:台湾・台北市)の値札用ディスプレイが順調に成長しており、昨年末時点で累計6,000万台の出荷を実現した模様。

 同社の顧客の9割は相変わらず電子書籍端末メーカーだが、数年前から新市場開拓のため小売店向けの電子値札やデジタルサイネージ用のモジュール販売をスタート。若干時間はかかったものの、値札ニーズが順調に伸びており、今年単体でも4,000万台を出荷する計画とののこと。【hon.jp】

問合せ先:E-Ink Infoの記事( http://www.e-ink-info.com/e-ink-aims-sell-40-million-smart-shelf-labels-2016

ニューヨーク市交通局、地下鉄のWiFiネットワーク上で電子書籍試し読みサービス「Subway Reads」をスタート

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、ニューヨーク市の地下鉄駅構内向けWiFiネットワークに、電子書籍試し読みサービス「Subway Reads」をスタートした模様。

 Subway Readsサービスは、駅にいる乗客が乗車時間に応じた長さの電子書籍を選べるデザインとなっており、Penguin Random House社が作品を提供するとのこと。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2016/08/28/subway-reads-brings-free-ebook-excerpts-nyc/

Penguin Random Houseカナダ法人、事務所ビル1階に自社書店をオープン、社員研修目的で

【編集部記事】先進各国で書店の数が激減する中、米国出版最大手のPenguin Random Houseのカナダ法人が、トロント市内にある事務所ビル1Fに自社書店をオープンした模様。

 この自社書店「Penguin Shop」は、14平米程度のギフトショップ程度の小さな店舗で、300冊程度を販売。ビジネス目的というよりも、読者との接触機会が少ない編集スタッフの顧客対応研修およびテスト施設として開設したとのこと。【hon.jp】

問合せ先:米Publishers Weeklyの記事( http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/international/international-book-news/article/71274-penguin-random-house-canada-opens-toronto-bookstore.html

Amazon中国法人、政府系の中国文化翻訳研究センターと提携、現地電子書籍の英訳→米国Amazonでの販売を強化

【編集部記事】現地報道によると、中国北京市で今週から開催スタートした国際ブックフェア展示会「Beijing Book Fair 2016」で、Amazon中国法人が政府系の中国文化翻訳研究センター(本部:中国北京市、以後:CCTSS)と提携し、現地電子書籍の英訳と、米国Amazonでの販売を強化に合意したとのこと。

 CCTSSは、中華人民共和国文化部が管轄する、中国出版物の翻訳・電子化を促進する団体で、内外の書籍翻訳家たちの活動を支援している。中国政府は3年前から同国のメディア・出版大手各社に対し、海外へのコンテンツ輸出を促進するための施策をスタートしており、一方のAmazon本社も海外からの優良フィクション作品輸入を強化するフィクション専門レーベル「Amazon Crossing」を2010年から立ち上げている。

 Amazon中国法人ではこれを皮切りに、現地の有名作家や翻訳家たちとのコネクション強化に乗り出したい模様だ。【hon.jp】

問合せ先:現地報道( http://pad.zol.com.cn/601/6010196.html

米Amazon、電子書籍普及NPO団体Worldreaderと提携、開発途上国の学校・PTAにKindleを数万台寄付へ

【編集部記事】米国Amazon社(本社:米国ワシントン州)は現地時間8月24日、アフリカの開発途上国を中心に活動する電子書籍普及NPO団体Worldreader(本部:米国カリフォルニア州)と提携し、開発途上国の学校・PTAに電子書籍端末「Kindle」を数万台寄付する「Kindle Reading Fund」プログラムを発表した。

 Worldreaderは、低速3G回線しか普及していない国々の子供たちにも読書の機会を提供するため2010年に設立されたNPO団体。数年前からタンザニアを中心にアフリカの貧困地域の学校に電子書籍端末を配布する活動を行なっており、米国の出版社から無償で多くの作品を提供してもらっている。昨年「Opera」ブラウザ開発元のOpera Softwareと提携したことで、対象国と会員が増え、アフリカ・東南アジア・南米でのユーザー数が500万人を突破。現在もかなりの高ペースでユーザー数を増やしている。【hon.jp】

問合せ先:Kindle Reading Fundの概要( https://www.amazon.com/p/feature/9yw55vpetvok3q3

Project Gutenbergの無料作品を電子書籍端末向けに編集・再デザインする非営利プロジェクト「Standard Ebooks」

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「Teleread」によると、米国の著作権切れ有名著作デジタル化プロジェクト「Project Gutenberg(グーテンベルグ・プロジェクト)」の作品を、電子書籍端末向けに編集・再デザインする非営利プロジェクト「Standard Ebooks」を紹介している。

 Project GutenbergはMichael S. Hart氏(故人)が1971年、当時まだイリノイ大学の学生だった時に大学保有のXerox製メインフレーム機の上で著作権切れ有名著作のデジタル図書館をつくろうと思い立ち、立ち上げたプロジェクト。Hart氏自ら米国憲法の独立宣言書「Declaration of Independence」をタイプ入力し、それが全米の計算機ネットワークに広がっていったのが電子書籍の始まりと言われている。電子書籍ファイルフォーマットに自動変換するサイト等も存在するが、それらはあくまでも簡易的なもので、電子書籍端末等で読むには品質面で適していなかった。

 Standard Ebooksプロジェクトでは、まだ70作品程度ではあるが、ボランティアがカバー表紙をデザインし、それらの読みづらい作品を再フォーマットし、無料公開している。【hon.jp】

問合せ先:Telereadの記事( https://teleread.org/2016/08/23/standard-ebooks-classics-for-people-finicky-about-typos-and-formatting/

全米大学書店協会、クラウド型の電子教科書流通ベンチャーRed Shelf社に出資

【編集部記事】米Techcrunch.comによると、全米大学書店協会National Association of College Stores(本部:米国オハイオ州)が、創業4年の電子教科書ベンチャーRed Shelf社(本社:米国アイダホ州)に出資したとのこと。

 Red Shelf社はPDF/EPUB形式の電子教科書をクラウド上で提供する電子書籍ストア向け流通プラットフォームベンチャーで、27万タイトル以上を提供中。価格高騰が問題化している米国の大学出版界では、中古売買が読者の間では一般的だが、それを置き換えるソリューションとして関連出版社との提携を進めており、今回National Association of College Storesの出資を受けることで、さらにユーザー拡大を狙う模様。【hon.jp】

問合せ先:Techcrunchの記事( https://techcrunch.com/2016/08/23/redshelf-series-b/

世界的な有名投資家ウォーレン・バフェット氏「新聞社の株は”売り”だ」

【編集部記事】米国の人気政治新聞「Politico」が、世界的に有名な投資家ウォーレン・バフェット氏のインタビュー記事を掲載し、新聞社への投資は失敗だったことを認めた模様。

 バフェット氏は、Forbes富豪ランキングの上位ランキング常連で、日本でも有名な投資家だが、インタビューを受けることは少ない。Politico紙のインタビューにおいて、同氏は新聞の愛読者であるが、米国では景気回復しているにもかかわらず購読者数と広告収入が激減している新聞業界の不振ぶりに”驚いている”とし、投資対象としては不適格であるとのこと判断を示した。【hon.jp】

問合せ先:Politicoの記事( http://www.politico.com/story/2016/08/the-playbook-interview-warren-buffett-226892

クラウドファンディングサイトKickstarter.com、創業からの出版関連プロジェクトのファンディング金額が累計100億円を突破

【編集部記事】米国の個人ファンド募集サイト「Kickstarter.com」は先週、同サイトでの出版関連プロジェクトのファンディング実績が累計1億ドル(約100億円)を突破したことを発表した。

 2008年創業した同サイトは出版物関連のクラウドファンディング企画も多く登録されるようになり、今年8月までに33,009企画が投稿され、うち9,660企画が目標金額に到達し実行されたとしている。【hon.jp】

問合せ先:Kickstarter.comの告知( https://www.kickstarter.com/blog/1938

カナダは電子書籍のエージェンシーモデル販売が継続へ、Amazon脅威論でRakuten Kobo社が公正取引委員会を説得

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、同国の公正取引委員会が電子書籍のエージェンシー・モデル価格契約を撤廃する方針をいったん引き下げた模様。

 「エージェンシー・モデル」とは、小売価格を電子書籍ストア側ではなく出版社が設定するビジネス方式。米国や英国ではすでに違法との司法判断がされ、カナダ政府もその動きに同調し、2014年に公正取引委員会と大手出版社側の撤廃協議が始まったばかりだった。その動きに対して、現地の電子書籍ストア大手のRakuten Kobo社(本社:カナダ・オンタリオ州)が、自由競争になると他国同様、Amazon社とのシェア争いに勝てないという理由から異議申し立てを行ない、公正取引委員会側は今年6月にその主張を認めた模様。

 結果、カナダ国内では、電子書籍のエージェンシーモデル販売は引き続き合法扱いになることが決定したとのこと。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2016/08/19/kobo-wins-appeal-agency-ebook-pricing-canada/

IDPF、電子書籍アクセシビリティ規格「EPUB Accessibility」の素案を公開

【編集部記事】業界標準電子書籍ファイルフォーマット「EPUB」を推進するIDPF(本部:米国ワシントンD.C.)は、次期電子書籍ファイルフォーマット規格「EPUB 3.1」の策定作業と並行して、アクセシビリティ対応機能に関する規格の素案となる「EPUB Accessibility 1.0」のFirst Editors Draft版を公開した。

 従来、アクセシビリティ関連の機能はEPUBファイルフォーマット規格の枠内で議論が進められていたが、今回からあえて独立させてドキュメント化し、関係開発者たちからのフィードバックを収集する方針となった。EPUB Accessibility 1.0規格は、EPUB 3.1以前のEPUBバージョンファイルでの利用も想定しているとのこと。【hon.jp】

問合せ先:EPUBZoneの告知( http://epubzone.org/news/first-editors-draft-of-epub-accessibility-10-now-available-0

BGM・効果音付き電子書籍制作ベンチャーBooktrack社、Microsoft社と提携

【編集部記事】米GalleyCatによると、BGM・効果音付き電子書籍制作ベンチャーBookTrack社(本社:米国カリフォルニア州)がMicrosoft社(本社:米国ワシントン州)と提携し、学校向けに電子書籍制作ツプラットフォームを提供するとのこと。

 BookTrack社は、提携音楽スタジオが提供する20,000ファイル近い音源・BGMを使って、効果音付き電子書籍アプリを制作プラットフォームベンチャー。2011年創業だが、昨年から自社サイトで作品販売および制作プラットフォームを公開し、会員200万人を突破している。

 今回の提携は、Microsoft社のOffice 365導入済みの学校での、電子書籍制作用途に企画されたもの。学生が学校提供のMicrosoftアカウントを使い、BookTrack社プラットフォームで作品を制作できるようになる。【hon.jp】

問合せ先:GalleyCatの記事( http://www.adweek.com/galleycat/booktrack-brings-digital-book-soundtracks-to-students/123763

米コネチカット州が電子図書館サービスを刷新へ、ニューヨーク市立図書館の電子書籍アプリ「SimplyE」ベースに

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「Good E-Reader」によると、コネチカット州政府が、現在公共図書館で採用している電子書籍プラットフォームを全面刷新し、ニューヨーク市立図書館が先月公開した電子書籍アプリ「SimplyE」ベースにシステム構築をスタートするとのこと。

 現在、米国には図書館向け電子書籍ベンダー大手が複数あるが、DRMやサービス同士の競合などもあってユーザーの使い勝手が問題となっている。コネチカット州では、SimplyEアプリのカスタマイズ版を採用し、バックエンド運営を自州の電子図書館システム開発NPO法人Library Connectionに委託する方針。【hon.jp】

問合せ先:Good E-Readerの記事( http://goodereader.com/blog/e-book-news/connecticut-developing-a-statewide-e-book-program

英国の弁護士「証言内容がなぜかFifty Shades of Greyの作品に似ている…」、性犯罪法廷での偽証を見抜く

【編集部記事】米国の電子出版知財ブログが「The Passive Voice」が、英国の父娘の間で起こった珍・騒動と、その顛末を紹介している。

 記事によると、訴訟を起こしたのは娘で、実父から性的な被害を日常的に受けていたと刑事事件として訴えていた。実父側の弁護士が、娘による法廷証言を不自然に思い、調べた結果、人気アダルトロマンス小説「Fifty Shades of Grey」(著:E L James)に内容が酷似していることに気づき、2日目にその点を娘に追及。結果、娘側はあっさり「すべて嘘だった。父親のしつけが厳しすぎて嫌がらせで訴えた」と偽証であったことを認めたとのこと。

 即日、検察側が容疑全件を撤回し、実父の無罪判決が下されたが、担当裁判官も「長い間この仕事をしてきたが、初めての事例かもしれない」とコメントを残したという。

 「Fifty Shades of Grey」シリーズは個人の電子書籍作家E L James氏がKindle電子書籍として発売した女性向けアダルトロマンス小説で、2012年にはペーパーバック版が今回New York Timesランキング入りし、個人の電子書籍作家としては史上空前のメガヒットとなり、映画化もされ、日本語版も販売されている。【hon.jp】

問合せ先:The Passive Voiceの記事( http://www.thepassivevoice.com/2016/08/fifty-shades-incest-acquittal/

作家J.K. Rowling氏、「Harry Potter」ファン向けサイドストーリー短編3作品を電子書籍で9月6日に発売、日本語版も

【編集部記事】「Harry Potter」シリーズの作家J.K. Rowling氏が、同シリーズの公式サイト「Pottermore.com」で、電子書籍ユーザー向けの副読本シリーズ「Pottermore Presents」3作品を9月から発売することを発表した。

 「Pottermore Presents」シリーズは、Harry Potterシリーズの低価格サイドストーリー短編で、J.K. Rowling氏自身も執筆チームに参加。主要電子書籍ストアでも販売される予定で、日本語版も提供されるとのこと。【hon.jp】

問合せ先:Pottermore.comの発表( https://www.pottermore.com/news/pottermore-presents-ebook-series-published-september

英国の弁護士「証言内容がなぜかFifty Shades of Greyの作品に似ている…」、性的被害訴訟での偽証を見抜く

【編集部記事】米国の電子出版知財ブログが「The Passive Voice」が、英国の父娘の間で起こった珍・騒動と、その顛末を紹介している。

 記事によると、訴訟を起こしたのは娘で、実父から性的な被害を日常的に受けていたと刑事事件として訴えていた。実夫側の弁護士が、娘による法廷証言を不自然に思い、調べた結果、人気アダルトロマンス小説「Fifty Shades of Grey」(著:E L James)に内容が酷似していることに気づき、2日目にその点を娘に追及。結果、娘側はあっさり「すべて嘘だった。父親のしつけが厳しすぎて嫌がらせで訴えた」と偽証であったことを認めたとのこと。

 即日、検察側が容疑全件を撤回し、実父の無罪判決が下されたが、担当裁判官も「長い間この仕事をしてきたが、初めての事例かもしれない」とコメントを残したという。

 「Fifty Shades of Grey」シリーズは個人の電子書籍作家E L James氏がKindle電子書籍として発売した女性向けアダルトロマンス小説で、2012年にはペーパーバック版が今回New York Timesランキング入りし、個人の電子書籍作家としては史上空前のメガヒットとなり、映画化もされ、日本語版も販売されている。【hon.jp】

問合せ先:The Passive Voiceの記事( http://www.thepassivevoice.com/2016/08/fifty-shades-incest-acquittal/

加Rakuten Kobo社、電子書籍端末の新2モデルを発表「Kobo Aura One」と「Kobo Aura Edition 2」、来月から日本でも発売予定

【編集部記事】Rakuten Kobo社(本社:カナダ・オンタリオ州)は現地時間8月17日、一部報道されていたとおり、電子書籍端末「Kobo」シリーズの新モデル2機種を発表、現地で公式商品ページを公開した。

 新モデルの1つ目は7.8型という大型の電子ペーパーディスプレイを搭載した防水型モデル「Kobo Aura One」で、229.99米ドル(約2.3万円)。2つ目は現行の6型モデル「Kobo Aura」のアップデート版となる「Kobo Aura Edition 2」で、119.99米ドル(約1.2万円)。

 それぞれ今月末から販売予約の受付を開始する予定で、日本でも同時期の発売を予定しているという。【hon.jp】

問合せ先:Kobo Aura Oneの商品概要ページ( https://us.kobobooks.com/products/kobo-aura-one

米Barnes & Noble社、Samsung製の電子書籍タブレット新モデル「Galaxy Tab A NOOK」を追加、FMラジオチューナー内蔵

【編集部記事】米Talking New Mediaによると、CEO解任を発表したばかりの米国の書店チェーン最大手のBarnes & Noble社(本社:米国ニューヨーク州)が現地時間8月17日、電子書籍タブレット「Galaxy Tab A Nook」を販売開始したとのこと。

 タブレット型Nookシリーズは、2014年から韓国Samsung製のAndroidタブレットのカスタマイズ版に完全移行しており、自社のNookビューワアプリに加え、複数有名誌のバックナンバーを同梱。全米のBarnes & Noble店舗でも販売されている。

 新しい「Galaxy Tab A Nook」は7型のタッチ液晶ディスプレイ+FMラジオチューナーを搭載。の価格は139.99ドル(約1.4万円)。【hon.jp】

問合せ先:Talking New Mediaの記事( http://www.talkingnewmedia.com/2016/08/17/barnes-noble-unveils-the-7-samsung-galaxy-tab-a-nook/

世界最大の電子書籍コミュニティサイト「Wattpad」、作品中でのビデオ広告挿入サービスを開始、月20万円稼ぐ作家も

【編集部記事】米Publishers Weeklyによると、1.5億作品以上を擁する世界最大の電子書籍コミュニティサイト「Wattpad」(本社:カナダ・オンタリオ州)が、作家が作品中にビデオ広告を挿入できる新サービス「Wattpad Futures」をスタートさせたとのこと。

 同サイトは英語圏で現在もっともホットな電子書籍投稿コミュニティで、クラウドファンディング機能など、他にはない多くのサービスを提供していることで有名。今回追加された「Wattpad Futures」は、各章の頭に30秒程度のビデオ広告を挿入し、今まで収益が得られなかった低ランクの作家にも収入源を与えるための施策。ベータテスト期間中、月1,000ドル(約10万円)〜2,000ドル(約20万円)を稼ぐ作家もいたという。

 当面は招待制とし、作品内容に合ったビデオ広告が表示されるよう、スタッフが審査していくという。【hon.jp】

問合せ先:Publishers Weeklyの記事( http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/digital/content-and-e-books/article/71201-wattpad-to-offer-writers-ad-generated-revenue.html

米書店チェーン最大手Barnes & NobleがCEOを解任、過去5年間で5人目

【編集部記事】現地報道によると、ウォール街で昨年末から経営不安説が流れている米国書店チェーン最大手Barnes & Noble社(本社:米国ニューヨーク州)が、昨年7月が着任したCEOのRon Boire氏の解任を発表したとのこと。

 Ron Boire氏は10月からECサイト連動型の新パイロット書店を4店舗オープンさせる計画を明らかにし、新しいマーケティング手法に取り組む予定であることをプレスリリース上で明らかにしていたが、それらへの影響については不明。同社は2014年頃から長期債務残高が3倍に急増しており、直近5年間でCEOが5人交代する異例の事態となっている。

 同社プレスリリースによると、新CEO探しはこれから始めるとのこと。【hon.jp】

問合せ先:Barnes & Nobleのプレスリリース( http://www.businesswire.com/news/home/20160816006260/en/Barnes-Noble-Announces-CEO-Departure

英国、公共図書館の利用者減が止まらず、10年間で全成人の48.2%→33.4%に

【編集部記事】英The Booksellerによると、同国の公共図書館の利用者が引き続き減少しているとのこと。

 これは、文化・メディア・スポーツ省が成人を対象に毎年調査しているもので、前年度は全体の33.9%だったのが、今年度は33.4%と微減。しかし、この減少ページは過去10年続いており、10年前は成人の48.2%が利用者だった。【hon.jp】

問合せ先:英The Booksellerの記事( http://www.thebookseller.com/news/library-usage-continues-decline-378946

「カンナダ語の電子書籍にも対応するように」インドの文芸団体などがAmazon社に抗議へ

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、インド国内の複数言語への対応を予定しているAmazon社(本社:米国ワシントン州)のインド法人に対し、現地の文芸団体などがカンナダ語も対応言語に加えるよう抗議している模様。

 インドは、英語に堪能な国としてのイメージが強いが、出版物の多くは国内に20言語以上あるといわれるローカル言語で書かれるケースがほとんど。Amazon社では現在、ヒンディ語・タミール語・マラーティー語・マラヤーラム語・グジャラート語の5言語への対応を進めているが、それ以外の言語の電子書籍については作品登録を一切拒否している。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2016/08/15/amazon-deletes-kannada-langauge-ebooks-indian-literary-community-freaks/

ドイツの出版市場、今年前半は電子書籍販売数が+2.7%の成長ペース、しかし低価格化で売上高は前年同期比-1.4%

【編集部記事】ドイツの出版業界ニュースサイト「buchreport.de」によると、同国の出版社団体Boersenverein des Deutschen Buchhandels(本部:ドイツ・フランクフルト市)が電子書籍市場の動向について、最新の数値を発表したとのこと。

 これによると、今年1月〜6月において電子書籍販売数は+2.7%の成長ペースを維持。この期間中、最低1冊以上の電子書籍を購入したドイツ国民は290万人。しかし、作品の低価格化が進み、売上高ベースでは前年比-1.4%になったとのこと。

 この値は、音楽市場調査会社Gfk Entertainment社(本社:ドイツ・バーデン=バーデン市)が25,000人の成人を対象にアンケート調査しているもの。【hon.jp】

問合せ先:buchreport.deの記事( http://www.buchreport.de/nachrichten/nachrichten_detail/datum/2016/08/15/umsatzrueckgang-durch-sinkende-preise.htm

米Amazon、GIFアニメ再生に対応した電子書籍ファイルフォーマット「Kindle in Motion」を追加

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、Amazon社(本社:米国ワシントン州)がGIFアニメ再生に対応した電子書籍ファイルフォーマット「Kindle in Motion」を数週間前から密かに投入しているとのこと。

 ビデオ再生などの動画コンテンツの再生は電子書籍の世界ではとくに珍しいものではないが、GIFアニメは制作が手軽かつファイルサイズも軽量のため、SNS投稿ユーザー達の間では一般的に使われている。Kindle in Motionは、非電子ペーパー系デバイス上のみでアニメ再生され、動く表紙・図版・ページ背景など、追加的なデザイン要素として使われるためのもの。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2016/08/13/kindle-motion-good-bad-ugly-amazons-new-enhanced-format-screenshots/

中国・掌閲科技、「史記」「紅楼夢」「三字経」など中国古典200作品を自力で電子書籍化、無料閲覧可能に

【編集部記事】人民日報によると、中国の電子書籍端末ベンダー大手の掌閲科技(本社:中国北京市)が、「史記」「紅楼夢」「三字経」など中国古典200作品を自力で電子書籍化し、無料閲覧可能にしたとのこと。

 古典といっても、中国の場合は2,000年〜1,000年前の古代作品も含まれるため、著作権フリーとはいえ作業コストの関係から原著から現代中国語に訳して、無料配信されることは少なかった。掌閲科技では自社コストで専門研究者たちを雇い、200作品を無料閲覧可能にしたとのこと。なかでも目玉作品は「史記」(司馬遷)で、電子化作業が6ヶ月以上かかり、参加研究者たちの注釈なども加えてあるという。【hon.jp】

問合せ先:人民日報の記事( http://media.people.com.cn/n1/2016/0811/c40606-28629468.html

3DCG/VR作品制作ベンチャーNeoglyphic Entertainment社、インタラクティブ電子書籍アプリ「Sunborn Rising」を発売

【編集部記事】米Publishers Weeklyによると、3DCG/VR作品制作ベンチャーNeoglyphic Entertainment社(本社:米国カリフォルニア州)が、iOS向けインタラクティブ電子書籍「Sunborn Rising」(著:Aaron Safronoff)をiOS向けアプリ形式で発売したとのこと。

 Neoglyphic社は昨今のVRブームを受け、元eBay役員のDane Glasgow氏が起こした3DCGコンテンツ制作ベンチャーで、ゲーム業界関係者の一部で注目されている「VR Story Telling」(VR機器向けに小説・アニメなどの作品を3DCG化・変換すること)に注力。それに向けた前哨戦として、iOS向けインタラクティブ電子書籍アプリ「Sunborn Rising」(著:Aaron Safronoff)を発売したとのこと。

 Sunborn Risingという作品はすでに米国Kindle上でも販売されているファンダジー小説。VR機器向け版「Sunborn Rising VR」も制作開始されており、今回発売されたiOS版ではその一部で使われているBGMや3DCG効果をふんだんに盛り込んだインタラクティブ電子書籍アプリとして販売されている。【hon.jp】

問合せ先:米Publishers Weeklyの記事( http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/digital/content-and-e-books/article/71146-new-tech-company-looks-to-reimagine-enhanced-e-books.html