カテゴリー別アーカイブ: 本とある日

本とある日

見開きiPhone?


Apple 一発ネタ
【動画】iPhone を電子ブックにする方法@Blog!NOBON

に貼ってあるYouTubeのiPhone を電子ブックにする(笑)動画なんですが、本というからには「見開き」が重要ですよね。
コンテンツに没入して読み進めていく行為=ページをめくる動作として脳に認知・マッピングされているわけで。
それに単体だと、少し小さすぎる気がします。画面を拡張しないと、ページめくりが頻繁で面倒。
文庫の本文版面サイズの2分の1程度ですから。

今、流行している「ゎ」「だょ」みたいな電子書籍は、日本の携帯端末にお任せしておくとして、オトナの書籍はiPhoneに載るといいな、と。

iPhoneがほんとに電子ブックのビューアーになるなら「観音開き」で見開きスタイルもありかも。
見開き片割れ部分をオプションで別売販売、「蝶番」部分を軸にガショっと装着するとか(笑)。

そうなると、スマートさに欠けますね。
現行の重量が二倍になると、重くて読むのが嫌になりそうです。
また、機体が微妙に発熱している場合、冬ならいいんですが(カイロがわり)、夏はちょっと嫌ですね、ベタベタした感じになって。

#……やっぱ文庫本って偉大だ

あと5年ぐらいすればできるんですかね。
コンテンツの仕様はどうなるんだろう……ともあれ、iPhoneには「新しい本」の未来がありそうな気がします。

本とある日の土曜

中島らも『永遠も半ばを過ぎて』(文春文庫)が終わったので、ボフミル・フラバルの『あまりにも騒がしい孤独』(松籟社)を読む。活版そして圧縮・圧搾。電子の時代になってもプレスは変わらない。

石川達夫訳つながりで、発作的に、『歴史哲学についての異端的論考』(ヤン・パトチカ著/石川達夫訳/みすず書房)を買ってしまう。
「夜と戦争と死の時代であった20世紀に向けて立てられた終わりなき問いと答え。フッサールとハイデガーを継ぐ哲学者が民主的チェコと人類に残した遺産。」と帯にある。

読み始めたアントニオ・ネグリの『ヨブ 奴隷の力』(世界書院)はぜんぜん進まない。旧約のヨブ記を読んで、三浦綾子『旧約聖書入門』(光文社文庫)を読もう、ユングにも当たろう、と思っている間に面倒になってきた(笑)。
個人的に「人間とはなんだ受難シリーズ」というテーマで読んでいるのだと思うけど(?)、この本読みのルートは、ちとハードだな。出口や答えというものはないんだし。
その前に的場昭弘の『マルクスだったらこう考える』(光文社新書)へ行ってしまった。電車のなかで途中まで読んだ。
サブプライムから原油高騰、物価高とインフレ。新興国の勃興と地球環境問題。共産主義も崩壊したけど、資本主義だって危うい。急速に変わりつつある時代。日本の労働環境、仕事。どうなっていくのかね、これから。古いサヨクの言葉を使った既存のフレームワークは使いませんよ。『蟹工船』売ってもダメですから(笑)。私は私の見方、やり方でいきます、はい。

松原和仁編『立山登山マラニック』。海抜ゼロから3003mの立山まで走って登るというマラソン+ピクニックを企画した方の奮戦記と参加者の紀行文。楽しく読めた。ボランティアベースの、ステキで楽しいイベントだ。
このマラニック、毎年行われている有名な大会。今夏、参加しようと思って、応募してみた。抽選なのでどうなるか不明。
この本の発行元は、富山の出版社、桂書房。と、言えば、志水哲也の黒部シリーズ、山屋さんなら知ってる(と思う)。

あとは仕事に関係する本や資料で手一杯。
だって、仕事終わって読めるような時間になるのって深夜になるし。あとは移動の電車内とか。

一ヶ月もすると買った本に興味を失ってしまうこともある。もったいないことをしたな、と思うけど、売ったり、捨てたりすることができない。でも、そろそろ本棚が限界に近い、押し入れにも入らない、古い本は古本屋に持っていくしかないなー。

組版指定

書籍の本文レイアウトのフォーマット制作を行う。
昔なら、指定紙に、朱字でガリガリと書き込んだものなんだけど、最近はあまりそういうことをしなくなった。
カンプを上げて、修正し、編集者からの了解をもらって、あとはデータ入稿までがんばる。
細かい指定をしなくなったのは、DTPになって、フォーマットのファイルそのものがやりとりできるので、指定する意味が失われたからだ。
かつては、遠くの会ったこともない作業者と共通のモノサシで仕事をするために、指定をしていたはずだ。
続きを読む

『衆生の倫理』

衆生の倫理 (ちくま新書 716)

「ぼくらのほうから駆けつけてやる! ぼくらこそは救援隊だ!」(『人間の土地』サン=テグジュペリ)を思い出した。
自分たちが遭難してるってのに、なんでオレらが救助隊なんだって?
そうしたいからだ! ははは。その場にいたならば、他に選択肢なんてのはないんだよ。

春の穂高岳沢、夜。隣のテントが騒がしい。ガチャの音がする。アイゼンを履いているようだ。おいおい、これから行くのかよ?

奥穂南稜の中間あたりでヘッドランプがいくつか揺らめいているのが見えた。

アイゼンを履いて外へ出る。なぜかって? そうしたいからさ。

宿敵「シュッパンフキョー」を倒す正義のヒーロー登場!

6神合体ゴッド取次ダンボー – 60坪書店日記
宿敵「シュッパンフキョー」を倒すために、正義のヒーローが登場だ!

「トーハンマー」で珈琲噴いた(その後「光になれ」の展開なのでゴルディオンハンマーに違いない)。

この6神合体ゴッド取次ダンボーを倒す者がいずれ現れるだろう。
αでありωである、大文字のソレを扱う、最古にして初源の戦士、その名は「日キ販」。
「ニッキハンマー」より、グーテンベルク四十二行聖書で浄解するほうが強い?

民族独立と「神々のトラバース」

2008年の北京五輪前までが、くすぶっている民族独立運動の示威を行う最適なタイミングなのだろう。
続きを読む

発作的読みたい本リスト(まだ買ってないけど)

というリストを作っておく。発作的に注文するかもしれない。まだ他の本が読み終わってないのに! でも……注文しちゃっても後悔はしない(笑)。

続きを読む

『マルチチュードの文法』

『マルチチュードの文法』を読み始めた……読み始められるのが深夜になってるので、まだ終わってない。

追記2008年4月2日(水):
読み終わった。悪くはなかったけど、少々読みにくかったね。
この手の本は、チャート図入れて実用書仕立て、にしたらどうだろう。
今、行われている労働とはいったいなんだろう、それに至る歴史について、わかりやすく教えてくれる本があるといいなぁ、と思ったね。そういう本、本屋行っても売ってないし。古いサヨクのオッサン向けの本じゃなくてね(笑)。

また、書店の実用書の平台には、マルチチュード的労働様態に関係するような実用書なんてものはまったくない。大型書店の「下請け法」関連の本棚の下の平台にもない。そういう運動系な本は、サヨクの鄙びた棚に押し込まれているだけだ。

労働に関する本の多くは、「どうやって法律スレスレの状況で使役して儲けるか」っていう「社長本」だったりする。半日もあれば読める本だからね。

こうした本を凌駕できないと、マルチチュードどころじゃないわけで、まぁ、状況はそんな感じですよ。

続きを読む

OCRペンスキャナとか小型OCRカメラとか

結論から言うと、使えそうな道具は未だにない。

本を読みながら、「このフレーズ、キーワードを書きとめておきたい!」ということは多い。片手に特殊なOCRペンを持って、本の1行をなぞると、それがペン内部でOCRをかけられて、青歯経由でテキストとして携帯(端末)に送るような仕組みはできないだろうか。
続きを読む

librarything、Shelfari、booklog …本好きのネット本棚共有SNS

ちょっと気になりだしている、本棚SNS。

本を置くスペースには限りがある。どうしても捨てられない本が次第に膨らんできて、それをダンボールやプラスチックのケースに入れてしまいこむと、もう、それは開かれない閉架図書になってしまう。
仕舞い込んでしまった本の多くは、二度と読まれないだろう。そして、引っ越しなどの人生の節目に……売ってしまうか、捨ててしまう。

それなら、Shelfariのような仮想の本棚に入れておけばいいかもしれない。本という実体は失われても、本のコメントや本を結節点とした「つながり」は残る。

続きを読む