月別アーカイブ: 2007年7月

天変地異と政変

今回の参院選で、政治にも異変が起こった。
7月末、まだ関東は梅雨明けしておらず、ひどい雷雨だった。
いろんな異変が同時に起こるときは注意しなければならない。
新潟中越沖の地震もそうだ。このタイミングで地震が起こったのは偶然だが、
国民の生命と財産を守る意識が再確認されたことは、選挙に無意識の影響を与えているはずだ。
火山の爆発や地震は、ゆっくり変わりつつある人為のリズムを急速に早めて、大きな崩壊に向かわせることがある。
その逆はない、と思ったが、いや、現代では、人間が地球を揺さぶっている、地球温暖化に地球もさぞ驚いているだろう。

変化の時にこそ、他にも変化が起きないか、注意しなければいけない
(株価が下がるとか、物価が急に上がるとか、それだけではない)。

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7月にしちゃ異様に気温が低い、ので走る

こんなに涼しいのは珍しい。もったいないので、10km。腰の筋肉痛はまだとれない。原因は、「坂の駆け下り」。
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明日は参院選、でも走る10km

2007年7月28日(土)22時から10km。蒸し暑い、30℃近い。カラッとしておらず、梅雨はまだ明けてない。どうなっているのでしょう。
坂ダッシュは止めておこう。川越街道往復にする。
明日日曜は参院選挙で、夕方からは雨らしい。ともかく、走る地脚がまだ弱いので、地味に走って、強化していく。
少しはマシになってきたか? なんか腰が痛いな。
汗がなかなか引かず、帰ってからシャワーを浴びて寝るものの、これまた熱さが引かずに、寝苦しい。寝不足だ……
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クワガタで検索? そんなの行ってみなきゃわからんよ

最近、「クワガタ ○○」(○○は土地の名前)で検索されてくる方がいるんですが、それで気づいたこと。
ほんとに希少な情報はネットに流れないんじゃないか? と。
もし自分がクワガタのたくさん獲れるクヌギの木を知っていたら、その場所をネットで知らせるだろうか?
知らせないよね。だって、そんなことしたら、たくさんの人が来て、獲られちゃうもん。場所が荒れてしまうし。

個人的には場所とその木は知ってはいるけれど、その情報は、偶然、地元のおじさんに教えてもらったのだった。探していたのはクワガタとは関係のない樹木で、その樹木がこの雑木林にあるでしょうか? と聞いたら、その木はないけど、クワガタの木ならあるんだよねー、という話だった。おじさんの言いたかったのは、この雑木林、いいでしょ、ステキでしょ、あんたもそう思うでしょ、ということだった。その通り、ステキな武蔵野の雑木林だった。

そんなわけで、探しているものがありそうな場所まで行ってみるというのは重要なことだと思う。
ネットで検索するのは、できるだけ無駄を省いて、ピンポイントでその場所に直行したい、のだろうけど、それじゃつまらないよ。
所有する、コレクションするのが目的なんて。
虫採りがおもしろいのは、探すってことじゃないか? 虫のいそうな木を探す嗅覚を甦らせることじゃないか? 
(などとえらそうに言うつもりはないんですが、子どものときは、そういう嗅覚がありましたね、確かに)

近くまで行かなきゃ、ほんとのことはわからない。ネットに書かれていることは、ほんのわずかでしかないし、間違っているかもしれない。
それに、そこに行けば、また別の情報に出会う、というか、その別の情報のほうが実はほんとに知りたい情報だった、優先順位の高い情報だった、ってこともあるかもしれない。

徒労ってことはない、探す旅では必ず何かを得られるのだと思う。

7月、湿度が低い、風もある、ので走る

気温は25℃以上あるけど、この時期には珍しく湿度が低い。風もある。
なので、坂ダッシュも入れて、陽が落ちてから走り出す。
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MacのFinderでFTPができちゃう「MacFusion」

Mac使いさんで、サイトのページ更新に便利な方法。
ブラウザ + エディタ + FTP ではなく、ブラウザ + エディタ + MacFuse + MacFusion。

最近アクセスが増えた地震関係のブログ記事「地震に関するノート-1(神戸-新潟歪集中帯について)」をSafariでブラウズする。

書き直したいなー、3年前の記事で、間違ってるところある。書き足したいところもある。

MT2.XのCMSは利用したくないし、FTPでわざわざログインして、JeditXで対象ファイルを開いて保存するのはめんどい……(それでもJeditXでラクになったけど)。

やりたいのは、ブラウザでソースのHTMLを書き換えて保存すれば済んでしまうこと。
特別な道具を用意することなく、既存の道具だけでやってしまう、ということ。
ブラウザだけで、それができなくても、できるだけ少ない道具で行う。

今後もこういう書き換え作業は増えてくるんだから、どれだけシームレスに簡単にできるかを追求するのはよいことだと思い、いろいろとできることを試してみる。

で、最初、SafariかFireFoxの拡張機能でできないかな、と思ったけど、これができない
(もしかして、できるのかもしれない、2007年7月現在)。

それなら、JeditXそのものがFTPライクに使えないかと、アートマン21さんのサイトに行くも、対応してない(したらすごいのでしてくださいリクエスト)。

それなら、MacのFinderで外部のサーバをマウントしておいて(一度マウントしてエイリアスを作っておくと便利)、jeditで対象ファイルを保存するときに、このサーバに保存するようにすりゃええやん、と思って実行したら、なんと「読み出し専用」であって、「書き込み」できない。

「仕様」だそうで。

使いにくいじゃん。

で、そのように使うには、「MacFUSE+MacFusion」というアプリを使うことがわかり、二つをインストール。

すばらしい! 誰かが書いてましたが「テラ便利」です。使いまくると思う。

使い方:
(SafariやFirefoxでブラウズ)「書き換えたいぜ」
↓
JeditX起動して該当URLを開く、書き換える
↓
MacFusionでサーバをマウント
↓
保存するときに、マウントされたサーバの該当ディレクトリに保存
↓
即反映

(いつも使っているSafariやFirefoxだけで簡単にできるといいんですけどね……)

トラブル耐性と関係のコスト

地震で自動車部品メーカーの操業が止まった。
地震で工場が壊れて、部品が供給できなくなった。トヨタは27の工場を止めた。
地方で起こった災害が、全国に波及し、さらに全世界に波及していく。

日本の産業の多くは、すべてがうまく繋がって連動している状態で、ベストの力・競争力を維持していることがわかる。
個々の努力の上に、さらに、その繋がりの深さ、応答速度に依存しているのだった。
[追記]
上記の生産の連携・連動・応答に関して、日本はまさに血と汗の結晶ともいえる方式を編み出してやってきた。
ジャストインタイム生産システム(カンバン方式)である(→WIKIでは、その弱点として「不測の事態に対しては極めて脆弱である」と書かれている)。

最近、応答速度と関係の深さが逆比例にある関係が増えているような気がする。
派遣業務などはまさにそうだ。
組織間、個々の人間の繋がりのコストを切り捨て、なおかつ「すべてうまくいってる状態」が維持できていれば利益は大きい。しかし、突発的に「うまくいかない状態」が起これば、リカバリすることができず、あっという間にダメになってしまうだろう。

今回の地震で壊れた工場の再稼働のために、メーカーは社員をたくさん送り込んでいるようだけど、どの段階で「助けなければ」と思っただろうか。職業意識で「あの工場が止まったらすべてのラインが停止する」という判断したのだろうか。いちばん早く動いた企業はどこか、それを上申し、決断し、互いのため、工場を守ろうとした企業はどこであったか。
真の意味でパートナーシップがあるのは、どのメーカーだったのか、現場の人たちは骨身で理解するだろう。
そうした印象が、企業の未来を左右するかもしれない。

地震があると思い出す。
トラブル発生時にどうするか。リカバリできるようになっているか。セーフティネットの仕組みはあるか。そもそも、トラブルにどれだけ強い状態なのか。
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カッコイイ『倫理 〈悪の意識〉についての試論』

あまりに忙しいので発作的に『倫理 〈悪の意識〉についての試論』(アラン・バディウ著/長原豊+松本潤一郎訳)を開いて、手当たり次第に、適当なページを読み出す。
そういうふうに読んでいいでしょ、この際。
で、この本はカッコイイので、無人島に持って行って、読み終わったら焚きつけに使おうと思う。

倫理
p.70
「保守-保全主義が「不可能だ」と布告する何ものかを意欲することを宣言し、こうした無への欲望に抗う複数の真理を肯定することによってのみ、ただそうすることによってのみ、私たちはその身をニヒリズムから引き剥がすのである。あらゆる愛に充ちた出会い、あらゆる科学の再-創設、あらゆる芸術的発案、そしてあらゆる解放政治の因果連関、それら私たちの眼前に突きつけられる不可能なものの可能性が、その内実が死を決定することでしかないよく-生きることの倫理に抵抗する、複数の真理の倫理を支える唯一の原理なのだ」