Category Archives: 電子書籍出版メモ

Pearson Education米国法人が市場レポート「5割以上の大学生が、IT教材の不整備責任は大学側にあると認識」

【編集部記事】英Pearsonグループの教育書出版部門であるPearson Education社(本社:英国ロンドン市)の米国法人が、米国内の大学キャンパス内のIT化の急成長ぶりに関する市場調査レポート「Digital appetite vs. what’s on the table」を公開した。

 同レポートによると、俗に「Generation Z」と呼ばれる18〜24歳の学生たちが個人保有ラップトップPC・タブレットをキャンパス内に持ち込むケースが8割を突破し、大学の管理者側および教科書出版社側がそれに適したコースウウェアや電子教科書を提供できずにいる「供給不足」状態が鮮明になりつつあるとのこと。その一方で、当の学生たちの5割以上が、IT教材の不整備責任は「大学側にある」と認識しているため、早急な体制づくりが必要である警鐘を鳴らしている。【hon.jp】

問合せ先:Pearson Education社のレポート( http://www.pearsoned.com/setting-the-table/

ドイツ連邦参議院、同国における電子書籍のVAT税率を19%→7%に引き下げる方針、来年にも

【編集部記事】ドイツの出版業界ニュースサイト「buchreport.de」によると、ドイツ連邦参議院(本部:ベルギー)は来年にも、同国内における電子書籍のVAT率(日本でいう消費税)を19%→7%に引き下げる方針とのこと。

 欧州委員会はもともと、紙書籍は「文化財」で電子書籍は「電子サービス」としていたため、後者の税率は高くあるべきとしていた。しかし、昨年末にその方針を一転し、EU政府が「統一納税処理ポータルサイト」を構築・運用するアプローチを使い、加盟国に対して紙書籍同等の税率まで下げるよう促す方向で審議を進めている。今回のドイツ側の動きはそれを先取りしたもので、早ければ来年にも施行される可能性が高いとのこと。【hon.jp】

問合せ先:buchreport.deの記事( https://www.buchreport.de/2017/02/13/bundesrat-zuegig-auf-7-mwst-auf-e-books-hinarbeiten/

カナダのトロント市立図書館の電子書籍担当者インタビュー「専任スタッフ2名が毎日選書作業中」

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「Good E-Reader」が、電子書籍貸し出しの普及に積極投資しているカナダのトロント市立図書館(本部:カナダ・オンタリオ州)の電子書籍担当者Maria Cipriano氏のインタビュー記事を掲載している。

 同インタビューによると、同館は3年前から電子書籍貸し出しの普及活動をスタートさせ、2016年には年間貸し出し回数が500万回を突破し、同国最大の電子図書館となっている。供給元として契約しているブラットフォームベンダーは米OverDrive社や米Zinio社など複数社で、なおかつ選書自体は館内で行なう方針であるため、専任スタッフ2名が毎日、ネット上での評価などをチェックしながら選書作業に従事しているとのこと。【hon.jp】

問合せ先:Good E-Readerの記事( http://goodereader.com/blog/e-book-news/toronto-public-library-discusses-audiobook-and-e-book-curation

電子出版制作・流通協議会、「電子図書館サービスのいまとこれから」セミナーを3月6日に東京都・茅場町で開催

【編集部記事】一般社団法人電子出版制作・流通協議会(本部:東京都千代田区、以後:電流協)は3月6日、東京都中央区で「電子図書館サービスのいまとこれから」セミナーを開催する。

 電流協は2010年に設立された電子書籍などの制作・流通企業が会員の社団法人で、大日本印刷・凸版印刷・電通の3社が幹事企業をつとめている。今回開催されるセミナーは、電流協の電子図書館部会で検討している「図書館」の電子書籍貸出サービス、提供コンテンツの利用状況、今後の動向などについてのセミナー兼シンポジウム。

 一般ユーザーの参加は3,000円(資料「電子図書館電子書籍貸出サービス調査報告2016」1冊付)で、日本図書館協会もしくは電流協の会員は無料。専用ページ(下記URL参照)で出席予約する必要がある。【hon.jp】

問合せ先:「電子図書館サービスのいまとこれから」セミナーの概要ページ( http://aebs.or.jp/seminar20170306.html

東洋大学出版会、「電子書籍アクセシビリティの研究」発売、iOS上での誤読・ 修正事例69件を公開

【編集部記事】東洋大学出版会(本部:東京都文京区)は2月10日、先月Kindle向けに発売した自動音声読み上げ対応電子書籍「電子書籍アクセシビリティの研究〜視覚障害者等への対応からユニバーサルデザインへ」(編著:松原聡)にからみ、同ファイルの製作過程で実施した誤読・修正の事例69件を公式ページ上で公開した。

 同著は、タイトル通り電子書籍のアクセシビリティについての最新研究書だが、iPhone用「iOS」の合成音声朗読機能Voice Overでの音声朗読に対応するよう編集工程でチューニング。そのチェック作業時に発見された誤読・修正の事例69件(本書全体では延べ400箇所)を「用字変更」「表現変更」「読み補足」に分けて報告している。【hon.jp】

問合せ先:「電子書籍アクセシビリティの研究」電子書籍作成時の誤読修正リスト( http://www.toyo.ac.jp/uploaded/attachment/110649.pdf ※注:PDF形式

Microsoft社、4月実施予定のWindows 10大幅アップグレードで、電子書籍の合成音声朗読機能も追加

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、Microsoft社(本社:米国ワシントン州)が今年4月に実施予定しているPC用OS「Windows 10」の大規模アップグレード(コードネーム:Windows 10 Creators Update)で、電子書籍の合成音声朗読(Text-to-Speech)機能を追加するとのこと。

 これは、最新の開発者向け版で確認されたもので、標準Webブラウザ「Edge」で搭載されるEPUB形式の電子書籍ビューワ機能に、朗読ボタンが追加されたことから判明。

 なお、本件とは別に、スマホ版OS「Windows 10 Mobile」のEdgeブラウザにも、EPUB形式の電子書籍ビューワ機能が追加されたという。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2017/02/12/edge-web-browser-reads-ebooks-aloud-latest-windows-10-build/

中国・掌閲科技、今年の「旧正月」シーズンの電子書籍売上は前年比+30%

【編集部記事】現地報道によると、中国の電子書籍ストア・電子書籍端末ベンダーの掌閲科技(本社:中国北京市)の調査部門が、今年の旧正月シーズン(1月27日〜2月2日)の販売概況を明らかにしたとのこと。

 それによると、電子書籍の閲覧時間は前年比で微減となったものの、売上高は+30%を記録。とくにTVドラマ関連の小説が好調で、地域別では広東省からの購入がトップだったとのこと。【hon.jp】

問合せ先:北京商報の記事( http://finance.sina.com.cn/stock/t/2017-02-07/doc-ifyaexzn9115818.shtml

米Pronoun社、電子書籍配信プラットフォーム「Pronoun」で作家自身の「ISBN出版者コード」を付番できるように

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、電子書籍出版プラットフォーム中堅のPronoun社(旧社名:Vook、本社:米国カリフォルニア州)が、無料提供しているISBN付番サービスをアップグレードし、作家自身の「ISBN出版者コード」を付番できるようにしたとのこと。

 Pronounは、Smashwordsなどと同様に、Amazon、Apple、Barnes & Nobles、Kobo等への作品納品や、簡易なマーケット分析も可能となっているプラットフォーム。

 ただ、Amazon社を含め、一般的なPOD・電子書籍サービスでは無料ISBNサービスを利用すると、そのベンダー会社がISBNコード上では「出版者」となる。Pronounは業界で初めて、無料ながら、作家自身が「出版者」となるようシステムアップグレードした模様。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2017/02/08/pronoun-one-ups-createspace-now-lets-authors-control-isbns/

英Amazon、賞金280万円の個人作家の電子書籍作品コンテスト、今月から作品募集スタート

【編集部記事】米国の電子出版知財ニュースブログ「The Passive Voice」によると、Amazon社(本社:米国ワシントン州)の電子書籍ストア「Kindleストア」の英国版で、個人作家の電子書籍コンテストが今月から作品の募集をスタートするとのこと。

 これは同社の電子書籍出版プラットフォーム「Kindle Direct Publishing(KDP)」を使っている個人作家たちの作品の中から3ヶ月間かけて優秀作品を選び出すという企画で、最大の目玉はその20,000英ポンド(約280万円)という賞金額。これは、同国のTS Eliot Prize賞やForward賞に匹敵する額だという。【hon.jp】

問合せ先:The Passive Voiceの記事( http://www.thepassivevoice.com/2017/02/amazon-launches-20000-prize-for-self-published-ebooks/

文藝春秋、トランプ政権始動を受け故・小松左京氏のSF短編「アメリカの壁」を緊急電子化、100円で

【編集部記事】株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区)は明日2月10日に、故・小松左京氏のSF短編「アメリカの壁」を電子書籍として緊急発売することを明らかにした。

 同著は1977年に発表された作品で、孤立主義者のアメリカ大統領により突然出現した「壁」で、アメリカと外の世界との交通・通信が一切遮断されてしまうというストーリー。

 価格は200円(税込、発売から1ヶ月は特別価格として100円)で、主要電子書籍ストアで販売開始するとのこと。【hon.jp】

問合せ先:「アメリカの壁」の作品概要ページ( http://books.bunshun.jp/ud/book/num/1692038000000000000B

米国の学術研究者向け電子書籍出版サービスGlassTree、編集・査読などを含む「Gold Open Access」オプションを追加

【編集部記事】オンライン自費出版サービスのLuLu(本社:米国ノースカロライナ州)が先月から、同社の学術研究者向け電子書籍出版サービス「GlassTree」に、編集・査読などを代行する有償オプション「Gold Open Access」を追加したことを発表した。

 GlassTreeは、昨年11月にオープンした学術研究者向けの電子書籍出版サービスで、研究者個人が、Creative Commonsベースでの有償電子書籍を作家ロイヤリティ率70%で執筆・販売できるサービス。オプションなしでの基本料金は20ドル(約2,200円)だが、今回から「Gold Open Acess」という編集・査読・DOI付与などの有償オプションも3,000ドル(約33万円)で追加した。

 一般個人から見ると、3,000ドルという費用は大金に思えるが、GlassTree側によると従来の学術書の出版手法よりも大幅に格安であるとのこと。【hon.jp】

問合せ先:GlassTree公式ブログ( https://blog.glasstree.com/2017/01/24/glasstree-now-publishes-ebooks-including-gold-open-access/

電子書籍出版最大手のメディカ出版、デジタル看護教科書「デジタル ナーシング・グラフィカ2017 for iPad」を発売

【編集部記事】医師・看護師向け出版社の株式会社メディカ出版(本社:大阪府大阪市)は2月8日、看護教育界向けのデジタル看護教科書「デジタル ナーシング・グラフィカ2017 for iPad」を発売した。

 「デジタル ナーシング・グラフィカ」は看護系大学・専門学校のICT現場向けに同社が6年前から刊行している電子教科書の最新版で、テキスト全41巻11,680ページ+292点の動画+総出題数3,035問の問題集+2万語の看護辞書をiPadアプリ化。マーカー/ノート/スクラップ/メモ/横断検索機能などの新機能も提供されている。価格88,800円(税込)。

 なお、メディカ出版は2016年時点で、電子書籍の発行点数で国内最大手(hon.jp調べ)。【hon.jp】

問合せ先:メディカ出版のプレスリリース( http://www.medica.co.jp/topcontents/pdf/newsrelease_dng2017.pdf ※PDF形式

日本電子出版協会とW3C、「JLREQの今日と明日、そしてCSS日本語組版」セミナーを3月17日に東京都・飯田橋で開催

【編集部記事】一般社団法人日本電子出版協会(本部:東京都千代田区、以後:JEPA)は3月17日午後、World Wide Web Consortium(以後:W3C)後援により、東京・飯田橋で「JLREQの今日と明日、そしてCSS日本語組版」セミナーを開催する。

 本セミナーでは、電子書籍ファイルフォーマット「EPUB」策定にも大きく貢献しているW3C日本語組版要件(Requirements for Japanese Text Layout、以後:JLREQ)の歴史と今後の未来像などについて語られる予定。登壇予定となっているのは、芦村和幸氏(W3C慶応)など関係者複数。

 一般の参加費は3,000円、JEPA会員社・W3C会員社は無料。概要は下記サイト参照のこと。【hon.jp】

問合せ先:「JLREQの今日と明日、そしてCSS日本語組版」セミナーの概要ページ( http://kokucheese.com/event/index/452810/

米国の複数の図書館業界団体が共同声明、「米国著作権局を米国議会図書館から独立させるべきではない」

【編集部記事】米国内の複数の図書館業界団体によって構成されるThe Library Copyright Allianceは現地時間1月31日、昨年末に米国下院の法務委員長が、今後の著作権法改正議論の中に著作権局の独立化の推進も盛り込むことを明らかにした件にからみ、声明を発表している。

 米国著作権局は米国議会図書館の管轄下にある機関だが、昨年10月のMaria Pallante局長「更迭人事」が発火点となり、歴代の局長2人が上院・下院それぞれの法務委員長に抗議文を送付。下院では、独立機関化の可能性なども今後の検討議論の中に含まれることになった。

 この動きに対し、The Library Copyright Allianceは著作権局の独立化や権限拡大にはメリットがなく、「米国著作権局を独立させるべきではない」と断じている。【hon.jp】

問合せ先:The Library Copyright Allianceの声明文( http://www.librarycopyrightalliance.org/storage/documents/HJCWhitePaperComments.pdf ※PDF形式

米国のアメコミ出版4位のIDW Publishing社、2016年度の売上高がマイナス2.3%、コミック市場軟化の影響で

【編集部記事】米Publishers Weeklyによると、アメコミ・グラフィックノベル出版大手のIDW Publishing社(本社:米国カリフォルニア州)が2016年度の決算報告を行ない、現地コミック市場の軟化により売上高が-2.3%になったと発表した模様。

 米国のコミック出版界は長年Marvel Comics(Disney傘下)とDC Comics(Warner Bros.傘下)の寡占状態となっていることで有名だが、IDW Publishing社は業界4位ながら株式を店頭公開しているため、証券取引委員会への報告義務が課せられている。発表によると、今回の売上高減少は、同国のコミック市場の軟化の影響によるものとのこと。【hon.jp】

問合せ先:Publishers Weeklyの記事( http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/industry-news/financial-reporting/article/72718-idw-publishing-sales-slipped-in-fiscal-2016.html

米Nielsen、米国内における書籍市場調査から撤退、市場調査会社NPD Groupに関連事業すべてを譲渡

【編集部記事】米国の消費財市場調査会社NPD Group(本社:米国ニューヨーク州)は先月20日、メディア市場調査大手のNielsen社(本社:同)から、米国内の書籍市場調査事業すべてを継承したことを発表した。

 ネット調査の大手でもあるNielsen社は、書籍市場調査についてはもともと英国を中心に行なっていたが、2013年に米国のISBNエージェンシーであるBowker社(本社:米国ニュージャージー州)の市場調査・データベース部門を買収し、米国内における書籍市場の調査を強化方法を模索していた。しかし、POS追跡が不可能な電子書籍(非ISBN系)台頭や書店減少、Webクローラーを使った調査手法の台頭などもあって、データの信ぴょう性の低下が指摘されていた。

 今回の撤退によって、Nielsen社は、書籍市場調査については従来どおり英国市場のみに注力していく方針。【hon.jp】

問合せ先:NPD Groupのプレスリリース( https://www.npd.com/wps/portal/npd/us/news/press-releases/2017/npd-acquires-nielsen-us-market-information-and-research-services-for-book-industry/

米映画業界関係者、中古カメラ店が溜めていた未現像フィルムを収集、iBooks Authorで電子書籍化

【編集部記事】「The iBooks Author Conference」サイトが、中古カメラ店に溜まっていた未現像フィルムを収集し、Apple社(本社:米国カリフォルニア集)のMac用インタラクティブ電子書籍オーサリングソフトiBooks Authorで制作された電子書籍を紹介している。

 紹介されているのは、映画業界に携わるLuke Guidici氏の作品「Found in Kitsap」。記事によると、Guidici氏は近所の中古カメラ店に持ち込まれる旧フィルム式カメラの多くに、未現像フィルムロールが入っていることを知り、それらを収集・現像してみたところ、作品イメージが思い浮かんだとのこと。Guidici氏は撮影者不明となっているそれらの写真に、自身なりのフィクション物語を添え、135ページの独特なアート電子写真集として制作したとのこと。

 日本でもフィルム式カメラを使う人をほとんど見かけなくなって久しいが、ノスタルジー感を漂わせる秀作だとのこと。【hon.jp】

問合せ先:The iBooks Author Conferenceの記事( http://www.ibooksauthorconference.com/single-post/2017/02/06/Found-In-Kitsap-a-fascinating-photography-oriented-book-created-with-iBooks-Author

カナダのトロント市立図書館、電子書籍の貸し出し状況をリアルタイム表示する「Toronto Public Library Ebook Dashboard」ページを公開

【編集部記事】カナダのトロント市立図書館(本部:カナダ・オンタリオ州)が先月末から、同館の電子書籍の貸し出し状況をリアルタイム表示する「Toronto Public Library Ebook Dashboard」ページを公開している。

 公式ブログによると、同館では2016年単体で電子書籍+オーディオブックの貸し出し回数が300万回を突破。「世界でもっとも電子書籍貸し出しが盛んな公共図書館であることをPRするため」、リアルタイムでその数字や予約待ちとなっている作品を案内するため、この実験的なダッシュボードページを公開したとのこと。【hon.jp】

問合せ先:トロント市立図書館の告知( http://torontopubliclibrary.typepad.com/digital-services/2017/01/what-are-you-ereading-toronto-new-site-shows-a-live-feed-from-the-city-that-reads-the-most-library-e.html

独Amazon、個人作家の電子書籍作品をPRするセールキャンペーン「Amazon Indie Lese-Festival」をスタート

【編集部記事】ドイツの電子書籍ニュースサイト「ebook-Fieber」によると、Amazon社(本社:米国ワシントン州)の電子書籍ストア「Kindleストア」のドイツ語圏版で、個人作家の電子書籍作品をPRするセールスキャンペーン「Amazon Indie Lese-Festival」がスタートしたとのこと。

 これは同社の電子書籍出版プラットフォーム「Kindle Direct Publishing(KDP)」を使っている個人作家たちの作品をPRするためのもので、2月中の一ヶ月間、週替わりで選定された1,000作品を70%オフにするというもの。【hon.jp】

問合せ先:ebook-Fieberの記事( http://ebook-fieber.de/ebooks/amazon-indie-lese-festival-ebooks-deals/67120

カナダの出版団体BNC、同国における2016年度の書籍売上高は前年比マイナス3.6%だったと発表

【編集部記事】カナダの出版団体BookNet Canada(本部:カナダ・オンタリオ州、以後:BNC)は現地時間1月30日、同国における2016年度の書籍市場概況を発表した。

 同団体によると、電子書籍シェアは19%と若干上昇したものの、紙書籍を含めた書籍市場全体ではノンフィクション書ジャンルが苦戦し、売上高ベースで-3.6%と引き続き市場縮小傾向が続いているとのこと。

  なお、本統計ではKindle上でもっとも大きな販売部数シェアを誇る個人作家たちの売上数字は含まれていない。【hon.jp】

問合せ先:BookNet Canadaの公式ブログ( http://www.booknetcanada.ca/blog/2017/1/30/canadian-publishing-in-2016-a-review

Googleインド法人、自社の電子書籍ストアで10〜15ページ程度の短編小説販売コーナーを設置

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、Google社(本社:米国カリフォルニア州)のインド現地法人が、自社の電子書籍ストアで10〜15ページ程度の短編小説販売コーナーを設置したとのこと。

 この短編小説コーナーは、現地の有名作家たちによって執筆されたものによって構成されており、1作品あたりの価格は5〜15インドルピー(約8円〜24円)。インド国内の出版物の多くは国内に20言語以上あるといわれるローカル言語で書かれるケースがほとんどだが、本コーナーではまず英語版+ヒンディ語版の2言語のみで提供開始されている模様。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2017/02/02/google-now-selling-snack-sized-ebooks-india/

米New York Times紙、人気書籍ベストセラーリストから「Graphic Novel」「Manga」を排除へ

【編集部記事】米国のエンターテイメント業界ニュースサイト「Entertainment Weekly」によると、New York Times紙の書評コーナーの名物となっている書籍ベストセラーリスト一覧から「Graphic Novel」「Manga」関連ジャンルが、今週末をもって掲載対象から外されることになったとのこと。

 同紙の書評コーナーで両ジャンルが集計対象に加えられたのは2009年から。今回それらを掲載対象から外すことについて、同コーナーを統括しているPamela Paul氏はTwitter上で「これらの作品ジャンルの書評を辞めるわけではなく、時代に沿った新しい作品紹介手法を模索するため」と説明している。【hon.jp】

問合せ先:Entertainment Weeklyの記事( http://ew.com/books/2017/01/26/new-york-times-eliminates-graphic-novel-manga-bestsellers-lists/

ジャストシステム、日本語ワープロソフト「一太郎2017」を発売、EPUB電子書籍出力機能は従来どおり

【編集部記事】株式会社ジャストシステム(本社:徳島県徳島市)は2月3日、EPUB3・MOBI電子書籍が制作可能なWindows 10対応日本語ワープロソフト「一太郎2017」を発売した。

 「一太郎」シリーズは2012年に発売された「一太郎2012 承(しょう)」からEPUB 3.0形式でのファイル出力機能を搭載し、2年前の「一太郎2015」からはEPUB3.0.1形式に対応。今回の新バージョンではEPUB関連機能ではとくに大きな変更はないが、小説執筆者向けに文章校正機能を大幅に向上させ、さらに「約物ワンタッチ入力」「小説用傍点」「小説用ファンクションキーセット」など入力UI面で多数の機能追加が実現されている。

 複数パッケージが提供されており、もっともベーシックな通常版は20,000円(税込)。対応OSはWindows 7 SP1以上。【hon.jp】

問合せ先:「一太郎2017」の商品概要ページ( https://www.justsystems.com/jp/products/ichitaro/

Firefox用EPUB電子書籍ビューワアドオン「EPUBReader」開発者、全面刷新の費用捻出のためクラウドファンディング開始

【編集部記事】2009年からWebブラウザ「Firefox」用のEPUB電子書籍ビューワアドオン「EPUBReader」を開発・公開しているドイツの開発者Michael Volz氏が、同アドオン刷新のためクラウドファンディングサイト「Kickstarter.com」で開発費用捻出のための資金公募を開始している。

 Michael Volz氏によると、Firefoxのプラグイン開発仕様の大幅変更により現行のEPUBReaderが数ヶ月後には利用不能となるため、ゼロからの全面刷新が必要と判断。そのための費用25,000ユーロ(約304万円)を募集している。公募スタートしたばかりだが、本稿執筆時点ですでに目標金額の半分にまで到達している。【hon.jp】

問合せ先:EPUBReaderのKickstarter.comページ( https://www.kickstarter.com/projects/569473473/epubreader-for-future-firefox

J:COM、自社CATVユーザー向け電子雑誌読み放題サービス「J:COMブックス」を月額500円で提供開始

【編集部記事】CATV大手の株式会社ジュピターテレコム(本社:東京都千代田区、以後、J:COM)は2月1日、自社のCATV/インターネットサービス向けに電子雑誌読み放題サービス「J:COMブックス」を月額500円(税抜き)で提供開始した。

 同ストアは、株式会社オブティム(本社:東京都港区)のソリューションをベースにした新サービスながら、「NHKテキストコース」など独自の単品コースも追加されている。利用するにはJ:COMのCATV、高速インターネット、固定電話、モバイル等の利用者であることが必要。【hon.jp】

問合せ先:J:COMのプレスリリース( http://newsreleases.jcom.co.jp/news/80501.html

IDPF+W3Cの組織統合スタート、IDPF自体は団体活動停止、電子書籍ファイルフォーマット「EPUB」はW3C管轄下に

【編集部記事】業界標準電子書籍ファイルフォーマット「EPUB」を推進するIDPF(本部:米国ワシントンD.C.)は現地時間1月31日、昨年からの計画どおりWorld Wide Web Consortium(本部:米国マサチューセッツ州、以後:W3C)との組織統合を実行し、団体として活動を正式に停止したことを発表した。

 IDPFは昨年6月にW3Cとの統合計画を明らかにし、11月4日に会員130社による投票を実施し、賛成多数で可決していた。これにより、電子書籍ファイルフォーマット「EPUB」の規格策定作業は今後W3Cが近日新設する「Publishing Business Group」中心で行なわれることになり、会員社の募集を開始した。

 なお、仕様策定について発言権はまったくないが、外部の一般ユーザー/開発者向けの無料オンライン討議グループ「EPUB 3 Community Group」も近日新設される予定。【hon.jp】

問合せ先:IDPFの発表( http://idpf.org/news/idpf-has-combined-with-w3c

EPUB電子書籍制作者の必須ツール「EPUBCheck」の旧バージョンに脆弱性、主要ベンダーが急いで対応

【編集部記事】英国のITニュースサイト「The Register」によると、オープンソース電子書籍ファイル形式「EPUB」制作者のための文法・書式チェックツールとして公開・開発されている「EPUBCheck」の旧バージョンを使っているWebサイトで脆弱性があり、主要ベンダーが大急ぎで対応に追われたとのこと。

 EPUBCheckは、もともと数年前にAdobe社(本社:米国カリフォルニア州)の電子書籍ビューワー部門がJavaで作ったEPUB専用構文・文法チェッカーで、その後すぐにオープンソース化。Amazon KDPの電子書籍ファイルフォーマット変換工程や、Apple社・Google社など多くの電子書籍会社でこのEPUBCheckの使用が指定されているため、現在では電子書籍ファイル制作者たちにとっては欠かせない最終チェックツールになっている。

 この脆弱性はバージョン4.0.1以前にあり、昨年11月に本家Githubサイト上ではすでに修正されたバージョン4.0.2が公開されているが、多くの電子書籍ベンダーがこのアップデートを怠っていたため、各社とも大急ぎで対応した模様。【hon.jp】

問合せ先:The Registerの記事( https://www.theregister.co.uk/2017/01/27/bookish_hacker_finds_holes_in_amazon_apple_google_epub_services/

【お知らせ】電子書籍検索サイト「hon.jp」は本日午後、サイト工事のため不通となります(完了)

【編集部記事】いつも電子書籍検索サイト「hon.jp」をご愛用いただき誠にありがとうございます。hon.jpサイトは、検索サイトにおいて大規模なアップグレード工事を実施いたします。

 工事実施時間は本日:

1月30日(月) 13:00〜18:00(延長の可能性あり)

となっております。

ご利用の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますこと深くお詫び申し上げます。

 hon.jpでは今後もサイト機能の向上のため、システムのアップグレードを継続してまいります。どうぞ今後とも電子書籍検索サイト「hon.jp」をよろしくお願い申し上げます。【hon.jp】

問合せ先:hon.jpシステム部( system-web@hon.jp

南アの電子透かし監視ベンチャー、違法な電子書籍ファイルを見つけるとBitcoinがもらえる”賞金稼ぎ”サービスをベータ開始

【編集部記事】米国の電子知財ブログ「The Passive Voice」が、南アフリカ共和国の電子透かし監視ベンチャーCustos Media Technologies社(本社:南アフリカ共和国・ステレンボッシュ市)が、違法な電子書籍ファイルを見つけるとBitcoinがもらえる”賞金稼ぎ”サービスをベータ開始させる模様。

 このサービスは、同社の電子透かしを埋め込まれたEPUB電子書籍ファイルを、所定サイトでアップロード申告すると、仮想通貨Bitcoinで賞金が支払われるというもの。まず顧客第1号として英国の電子書籍出版社Erudition Press(本社:英国ロンドン市)が2月から試験採用し、違法コピー版の流出元特定に使うとのこと。【hon.jp】

問合せ先:The Passive Voiceの記事( http://www.thepassivevoice.com/2017/01/a-bounty-hunting-service-for-e-book-piracy/

Amazon欧州法人、出版社との間で交わされている電子書籍販売契約の「最優遇条項」排除へ、独禁法違反回避のため

【編集部記事】ロイター通信によると、EU公正取引委員会が2015年6月から始めたAmazon欧州法人の電子書籍販売にからむ独占禁止法関連の調査にからみ、Amazon側が大幅な譲歩を当局側に申し出たとのこと。

 EU公正取引委員会は、Amazon社/出版社の間で交わされている電子書籍販売契約に「ライバル電子書籍ストアより優遇するように」と明文化されている点について、独禁法違反に当たるかどうか公式調査を行なっていた。本件について、昨年10月にAmazon欧州法人は指摘されている修正要求に応じると一部報じられたが、それを正式に実行した模様。

 EU公正取引委員会側は1ヶ月後にも、本件について正式な回答を発表する予定。【hon.jp】

問合せ先:ロイターの記事( http://www.reuters.com/article/us-eu-amazon-com-antitrust-idUSKBN158145