Category Archives: 電子書籍出版メモ

人気写真SNSアプリ「Instagram」が大幅アップデート、URLリンク貼り付けも可能に、一部ユーザーを対象に試験導入スタート

【編集部記事】SNS最大手Facebook社(本社:米国カリフォルニア州)は現地時間11月10日、2012年に買収した人気スマホ写真SNSアプリ「Instagram」を大幅アップデートし、複数機能の統合・拡張を実施した。

 電子書籍関係者の間では、Twitter/Facebook上での作品プロモーションが一般的だが、Instagramについては個々の投稿で外部WebサイトへのURLリンク貼り付けができなかったため、PRツールとしてはほとんど活用されて来なかった。今回、Instagramアプリの新バージョンでは、24時間で消滅する「ストーリー」コンテンツに限り、外部WebサイトへのURLリンク貼り付けを可能にした。

 当面は一部の認証済みアカウントユーザーのみに提供されるが、いずれ全ユーザーにも開放されることが予想される。【hon.jp】

問合せ先:Instagram開発チームの告知( http://blog.instagram.com/post/152996384057/161110-storiesupdate

EU司法裁判所、公共図書館での電子書籍貸し出しについて判決「紙書籍と同じように、著者の許諾なく貸し出しできる」

【編集部記事】ドイツの出版業界ニュースサイト「buchreport.de」によると、図書館での電子書籍貸し出しを巡り、オランダの公共図書館協会と複写権徴収団体が今年3月からEU司法裁判所(本部:ルクセンブルク大公国)で争っていた件について、判決が出たとのこと。

 EUは2006年、民間での書籍レンタルについての可否は著作権者に判断を委ねつつも、公共図書館に限りその除外対象とすべきと加盟国に指令を発している。しかし、電子書籍の取り扱いについては文中に含まれていなかったため、オランダ国内ではその解釈を巡り公共図書館協会Vereniging Openbare Bibliotheken(本部:オランダ・デンハーグ市)と複写権徴収団体Stichting Leenrecht(本部:オランダ・北ホラント州)で意見の相違が発生し、EU司法裁判所で雌雄を決することとなった。

 今回の判決により、「紙書籍のように、1作品の同時閲覧者数を1名に制限できるのであれば、2006年のEU指令が適用される」と図書館協会側の主張が認められた。【hon.jp】

問合せ先:buchreport.deの記事( https://www.buchreport.de/2016/11/10/e-books-und-gedruckte-buecher-bei-ausleihe-gleich-behandeln/

ジャパンディスプレイ、台湾E-Ink社と提携、電子ペーパー関連機器市場に参入へ

【編集部記事】国内の液晶ディスプレイパネル大手の株式会社ジャパンディスプレイ(本社:東京都港区)は11月9日、電子ペーパーディスプレイの最大手メーカーE-Ink Holdings社(本社:台湾・台北市)と提携し、電子ペーパー関連機器の開発・研究を開始したことを発表した。

 台湾E-Ink社の顧客の9割は相変わらず電子書籍端末メーカーだが、数年前から新市場開拓のため小売店向けの電子値札やデジタルサイネージ用のモジュール販売をスタート。若干時間はかかったものの、値札ニーズが順調に伸びており、日本を含め電子ペーパーパネルの供給先を増やしている。

 プレスリリースによると、ジャパンディスプレイ社では「車載ディスプレイ、PCやタブレットのダイナミックキーボード、カード型ディスプレイ、教育アプリケーション、IoT製品用ディスプレイなど広い分野に提案」していきたいとのこと。【hon.jp】

問合せ先:株式会社ジャパンディスプレイのプレスリリース( http://www.j-display.com/news/2016/20161109.html

MIT Media Lab系の公共機関向けIoT機器開発ベンチャーSoofa、カラー電子ペーパー採用のデジタルサイネージ「Soofa Sign」をボストン市役所前に設置

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、MIT Media Lab(本部:米国マサチューセッツ州)系の公共機関向けIoT機器開発ベンチャーSoofa(本社:同)が、地元ボストン市役所の前にカラー電子ペーパー採用のデジタルサイネージ「Soofa Sign」を設置したとのこと。

 Soofa社は、公園ベンチや掲示板など公共物のスマート化を提案するベンチャーで、今回はデジタルサイネージ製品を追加。パーツ自体は電子ペーパー機器・開発キット販売ベンチャーのVisionect社(本社:スロベニア・リュブリャナ市)のものを使い、ソーラーパネル+カラー電子ペーパーで、市役所や交通機関等からの情報掲示をスタートしている。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2016/11/09/soofa-launches-solar-powered-e-ink-signs/

ネオアルド、電子書籍投稿サイト「upppi」の「第3回ぷちほらー」小説コンテスト、将軍・作「夏休み」が大賞を受賞

【編集部記事】株式会社ネオアルド(本社:東京都豊島区)は11月9日、同社運営の運営する電子書籍投稿プラットフォーム「upppi(ウッピー)」で8月に募集した、「第3回ぷちほらーコンテスト」の結果発表を行なった。

 ネオアルド社は、株式会社パピレス(本社:東京都豊島区)と株式会社GYAO(本社:東京都港区)が昨年7月に設立した、デジタルならではの特性を持った次世代のコンテンツを作り出していくための新ベンチャー。社名は、ルネサンスの出版事業者アルド・マヌーツィオの名前にギリシア語で「新しい」を意味する「ネオ」を付加。

 本コンテストでは、ホラー小説系のショートショート作品の投稿を募集。結果、大賞は「夏休み」(著:将軍)が選ばれ、無料で読めるようになっている。ほか各部門賞を含め、下記URLで公開されている。【hon.jp】

問合せ先:「第3回ぷちほらーコンテスト」の結果発表ページ( http://upppi.com/ug/sc/page/201608_horror_result.html

中国の電子書籍端末OEMメーカーBoeye Technology社、10.3型のスリム・折り曲げ可能タイプの電子書籍端末デザインを検討中

【編集部記事】ドイツの電子書籍ニュースサイト「lessen.net」が、先月ドイツで開催された「Franfurt Book Fair 2016」展示会場での、中国の電子書籍端末・タブレットOEMメーカーBoeye Technology社(本社:中国広東省)のブース取材ビデオをYouTubeにアップしている。

 Boeye社は以前からLinuxやAndroidベースの電子書籍端末を中国ベンダー向けにOEM生産しているが、今回はモックアップサンプルの中に、他社製品では見られない10.3型電子ペーパーサイズ採用のスリムモデルを展示。さらに、折り曲げ可能なプラスチック筐体の採用を検討している模様で、実際に製品化されたとしても来年になるとのこと。【hon.jp】

問合せ先:Lessen.netのYouTube映像( https://www.youtube.com/watch?v=U_YOXFlytnE

フランス国有鉄道、乗客向け電子書籍読み放題サービス「e-LIVRE」を全面刷新し無料アプリ化、現在いる地域に関連した作品もレコメンド

【編集部記事】フランスの電子書籍ニュースサイト「ID BOOX」によると、フランス国鉄(本部:フランス・パリ市、略称:SNCF)が、2014年から試験的にサービススタートしていた乗客向け電子書籍閲覧サービス「e-LIVRE」を全面刷新し、iOS/Androidアプリとして無料公開したとのこと。

 同サービスはもともと、SNCF各駅にWiFiスポットを設置開始するプロジェクトの一環として始められた乗客向け付加サービスで、Webブラウザベースで、作品が読める地域が限定されていた。今回、フランス国鉄ではアプリ化することで、鉄道利用者でなくてもメールアドレス登録のみで作品がダウンロードできる電子図書館アプリ方式に切り替え、現在いる地域に関連した作品もレコメンドするようサービスも大幅拡充されたとのこと。【hon.jp】

問合せ先:ID BOOXの記事( http://www.idboox.com/infos-ebooks/la-sncf-va-plus-loin-dans-la-proposition-debooks-pour-les-voyageurs/

九州大学の研究者、機械学習を使って米国Amazon上の書籍の表紙画像を解析、表紙デザインからその作品ジャンルが推測できるか実験

【編集部記事】米国の有名科学雑誌「MIT Technology Review」が、九州大学の研究者が公開した機械学習アルゴリズムと書籍表紙を使った、作品ジャンル判定の実験論文を紹介している。

 本論文は九州大学大学院のBrian Kenji Iwana氏と内田誠一教授が執筆したもので、タイトルは「Judging a Book by Its Cover」。米国Amazon.com上の137,788作品の表紙画像+ジャンル情報を取得し、8割を機械学習アルゴリズムをトレーニングに使い、1割を検証工程に使用。トレーニング後のシステムに、残った1割の表紙画像を投げ、それら作品のジャンルを見事に当てることができる実験したという。結果、40%の確率で、有力ジャンル候補上位3位に正しいジャンルが含まれていたとのこと。結論として、「表紙デザインだけでジャンル判定するのはまだまだ難しいが、不可能ではない」としている。

 ちなみに、昨年には米国ジョージア州在住の個人作家Jason Van Gumster氏が、同様に作品ジャンル別に表紙デザインに差異があるかどうか実験し、「コミック作品は黄色を多用する」「ミステリー作品はタイトル文字の位置が分散傾向にある」など、おおまかな定番デザインパターンが見えると発表している。【hon.jp】

問合せ先:MIT Technology Reviewの記事( https://www.technologyreview.com/s/602807/deep-neural-network-learns-to-judge-books-by-their-covers/

米Amazon、オーストラリアとニュージーランドでも電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」をスタート

【編集部記事】米国の電子書籍端末ニュースサイト「The eBook-Reader」によると、Amazon社(本社:米国ワシントン州)の日本法人は11月8日、欧米や中国、日本でも展開している電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」をオーストラリアおよびニュージーランド国内でもようやくスタートした。

 Kindle Unlimitedは2014年、当初米国限定でスタートした月額9.99ドル(約1,070円)で電子書籍・オーディオブックが読み放題となる新サービス。その後、欧州を含め海外での展開も開始し、今年2月には中国国内でもスタートし、日本版の提供も8月からスタートしていた。英語圏のオーストラリアやニュージーランドだが、遅れてのスタートとなる。なお、オーストラリア国内での月額利用料は13.99豪ドル(約1,070円)。【hon.jp】

問合せ先:The eBook-Readerの記事( http://blog.the-ebook-reader.com/2016/11/08/kindle-unlimited-launches-in-australia-and-new-zealand/

米国の”月額パトロン制”作家応援サイト「Patreon」が好調、月100万円の収入を得る作家も登場

【編集部記事】米GalleyCatが、2013年にオープンした「Patreon.com」(本社:米国カリフォルニア州)というクリエイター向けクラウドファンディングサイトの好調ぶりを報じている。

 Patreon.comは、外見的には一般的なクリエイター向けクラウドファンディングサイトだが、作品・商品を購入する方式ではなく、単純に、その作家を毎月1ドルだけ応援するというもの。

 記事では、同サイトからの月収入が11,167ドル(約116万円)を突破したホラー・ファンタジー小説系個人作家Aaron Mahnke氏を事例として紹介。Mahnke氏は2,204名の支援者しかいないが、もともとポッドキャスト小説家出身ということもあり、支援者専用のポットキャスト小説配信などおまけオプションを多用。Patreon.com広報担当者は「月ごとにおまけオプションを変えつつ、3〜5種類くらい提供することが、支援者定着のコツ」だとアドバイスしている。【hon.jp】

問合せ先:米GalleyCatの記事( http://www.adweek.com/galleycat/what-writers-need-to-know-about-patreon/126596

フランス国内の電子書籍市場、5年後には現在の2倍程度に成長する予測

【編集部記事】フランスの電子書籍ニュースサイト「ID BOOX」によると、米国の統計データクロールサイト「Statista」のフランス部門が、電子書籍/電子雑誌/電子新聞の今後の成長予測レポートを発表したとのこと。

 同レポートによると、2015年度のフランス国内の電子書籍市場規模は2.57億ユーロ(約296億円)で、2021年度まで順調に成長し、2倍の5.29億ユーロ(約609億円)になるとしている。【hon.jp】

ID BOOXの記事( http://www.idboox.com/etudes/presse-digitale-ebooks-previsions-en-hausse-pour-la-france/

IDPF、会員投票で来年1月のW3Cとの組織統合計画を実行することを正式決定

【編集部記事】業界標準電子書籍ファイルフォーマット「EPUB」を推進するIDPF(本部:米国ワシントンD.C.)は今週11月4日に、6月に発表した来年1月にもWorld Wide Web Consortium(本部:米国マサチューセッツ州、以後:W3C)との統合計画について、会員130社による投票を実施し、その結果を発表した。

 48時間実施されたオンライン投票の結果、合計86票が集まり、うち72票が賛成、10票が反対、4票が棄権を選択。IDPFではこれを受け、さっそく事務面での手続きに入るとのこと。【hon.jp】

IDPFの告知( http://idpf.org/news/idpf-members-approve-plan-to-combine-with-w3c

ドイツ書店チェーン大手4社とDeutsche Telekom社、電子書籍端末「Tolino Vision 4HD」を発表

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、ドイツ通信最大手Deutsche Telekom社と書店チェーン大手4社は現地時間11月7日、3年前から販売している電子書籍端末「Tolino」シリーズの最新ハイエンドモデル「Tolino Vision 4HD」を発表した。

 Tolinoシリーズはドイツ語圏ではKindleに続き第2位のシェアを誇る電子書籍端末で、大手書店チェーンの店頭で販売されている。ハイエンドモデルのTolino Visionは防水型ボディで、高解像度の6型電子ペーパーディスプレイを搭載しているのがウリ。今回発表された新モデルでは、搭載メモリが2倍の8GBとなり、競合他社に追従して夜間点灯モードに対応した。

 価格は179ユーロ(約2万円)。【hon.jp】

The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2016/11/07/tolino-vision-4hd-little-faster-little-lighter-now-blue-light-filter/

米Amazon、印Tata財閥グループ傘下の英書翻訳出版社Westland Booksを完全買収

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、米Amazon社(本社:米国ワシントン州)が、インドのTata財閥グループ傘下の英書翻訳出版社Westland Books(インド・タミル・ナードゥ州)を完全買収したとのこと。

 Westland Books社は、インド国内では英書翻訳出版の大手で、「シヴァ神」シリーズなど独自の人気シリーズ作品も多く発行していることで有名。もともとは英書専門書店・流通業からスタートした出版社だが、2005年にTata財閥グループ傘下となり、書店・流通部門については2010年をピークに規模縮小していた。この書店・流通部門も今回の買収対象に含まれて居るかどうかは不明とのこと。【hon.jp】

The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2016/10/29/amazon-publishing-expands-india/

スウェーデンの児童読書推進NPO団体、電子書籍を読まないとホーム画面が表示できない小学校向け電子書籍アプリ「Read To Unlock」をリリース

【編集部記事】フランスの電子書籍ニュースサイト「ID BOOX」によると、スウェーデンの児童読書推進団体Berättarministeriet(本部:スウェーデン・ストックホルム市)が先月、スマホ中毒になりつつある同国の小学生向けに、電子書籍を強制的に読ませるAndroidアプリ「Read To Unlock」を公開したとのこと。

 Read To Unlockは小学校の教室現場向けにデザインされたアプリで、生徒がスマホ・タブレットの画面アンロックをしようとすると、直近で読んだ同アプリの電子書籍作品ページに関する3つの簡単な質問を強制的に画面表示。それに答えないと、ホーム画面に辿りつけないようになっている。チャットやゲームばかりに集中しがちな子供たちに、電子書籍の読書を習慣付けさせる狙いでデザインされた。【hon.jp】

ID BOOXの記事( http://www.idboox.com/infos-ebooks/read-to-unlock-une-appli-qui-verrouille-tablette-et-smartphone-si-lenfant-ne-lit-pas/

米書店チェーン第2位Books-A-Million社も追従、個人作家向けPODサービスに近所の店舗で販売するオプション、追加399ドルで

【編集部記事】米国の電子出版知財ブログ「The Passive Voice」によると、米国書店チェーン第2位のBooks-A-Million社(本社:米国アラバマ州)が、昨年4月からスタートした個人作家向け電子書籍プラットフォーム「BAM! Publishing DIY」に、同チェーン店頭にPOD版書籍を陳列・販売する有償オプションを追加したとのこと。

 Books-A-Million社は数年前から一部店舗で低価格プリント・オン・デマンド(以後:POD)機「Espresso Book Machine」を試験導入し、さらに製本大手Courier Corporation(本社:米国マサチューセッツ州)の個人作家向け電子書籍オーサリングプラットフォームサイト「FastPencil」と連携。Ingram Groupなどを介して一部の書店に流通させるオプションなども試験提供してきた。

 今回の新オプションでは、1,000部以上を製本発注したPODサービス加入者向けに、自社チェーン店頭(作家居住地の近郊)に陳列販売させるオプションサービスで、追加399ドル(約4.1万円)からとなっている。なお、最大手書店チェーンBarnes & Noble社(本社:米国ニューヨーク州)も、今夏から同様なサービスを開始している。【hon.jp】

The Passive Voiceの記事( http://www.thepassivevoice.com/2016/11/books-a-million-partners-with-silicon-valley-self-publishing-firm/

中国・甘粛省の経済紙「電子書籍の普及で、図書館の来館者や書店の売上が減少中」「電子化されていない稀少本が高騰」

【編集部記事】中国・甘粛省の経済紙「甘粛経済日報」が、同省の蘭州市において図書館の来館者や書店の売上が減少していると報道している。

 記者が地元の図書館や書店を訪問取材した結果、関係者たちは電子書籍とスマートフォンの台頭を最大の原因とあげており、書店主は大幅ディスカウントしても来客増につながらず、頭を抱えているとのこと。結果、電子書籍化されていない高価稀少本のニーズが高まり、収集家たちの間で価格が高騰するという異様な状況になりつつあるという。【hon.jp】

甘粛経済日報の記事( http://news.163.com/16/1104/09/C512JICD00014AEE.html

米Amazon、幼児向け読書教育アプリ「Amazon Rapids」を発表、登場人物たちがチャット画面上でストーリーを自動進行

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、Amazon社(本社:米国ワシントン州)が現地時間11月2日、幼児向け読書教育アプリ「Amazon Rapids」をiOS/Android向けにリリースしたとのこと。

 このAmazon Rapidsは、児童書の読書を幼児たちに推進させるためのもので、登場人物たちがチャット画面でお互いに会話をするのを読んでいく形式となっている。月額サブスクリプション制となっており、月額2.99ドル(約308円)。わからない英単語をタップすると音声合成でその意味を説明する単語辞書機能も搭載している。

 チャット形式でストーリーを進める電子書籍アプリは過去にも存在したが、Amazon社は幼児向けに最適と判断した模様だ。【hon.jp】

The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2016/11/02/amazon-tackles-early-literacy-amazon-rapids/

課金システム大手PayPalが市場調査レポート、「米国人はゲーム、英国人や日本人は電子書籍にお金を払ってもよいと考えている」

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「Teleread」によると、課金システム運営大手のPayPal社(本社:米国カリフォルニア州)がデジタルコンテンツの課金傾向を国別に調査し、レポート形式で発表したとのこと。

 この「Digital Media Consumers Cross-country trends」では、ゲーム(PCや家庭用ゲーム機含む)と電子書籍の2商品の課金売上を、10カ国1万人を対象にアンケート調査。結果、「お金を払ってもよい」と考えている人の割合では、米国ではゲーム派が優勢で、英国・日本では電子書籍派が優勢。ただ、実際の課金売上は、PCゲームの単価などの高さもあって、全10カ国でゲームが電子書籍の平均3.4倍の売上実績を記録しているという。【hon.jp】

Telereadの記事( https://teleread.org/2016/11/02/paypal-on-ebooks-and-other-media-video-games-are-content-market-1-in-u-s-but-not-everywhere/

来年1月のIDPFとW3Cとの組織統合計画、今週4日に会員130社が投票で是非を決定、Bill McCoy代表「延期される可能性も、もちろんある」

【編集部記事】米国の出版業界ニュースサイト「Publishers Weekly」によると、業界標準電子書籍ファイルフォーマット「EPUB」を推進するIDPF(本部:米国ワシントンD.C.)は今週11月4日に、6月に発表した来年1月にもWorld Wide Web Consortium(本部:米国マサチューセッツ州、以後:W3C)との統合計画について、会員130社による投票を行なう。

 この統合計画は、楽天グループのOverDrive社(本社:米国オハイオ州)など反対派も少なくないため、本計画を推進してきたIDPF代表のBill McCoy氏は、投票結果によってはW3Cとの統合計画が「延期される可能性も、もちろんある」とコメントしている。投票結果のネット発表は現地時間11月7日にされる予定。【hon.jp】

Publishers Weeklyの記事( http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/digital/content-and-e-books/article/71805-overdrive-s-potash-again-questions-w3c-idpf-merger.html

過去20ヶ月間に電子書籍を88作品執筆した米国の人気個人作家、うち30作品はゴーストライターとして執筆

【編集部記事】ゴーストライターに執筆させる出版社は日本でも珍しくないが、米国の電子書籍ニュースサイト「Digital Book World」が、実際にゴーストライター業も営んでいる個人の電子書籍作家Laurie Starkey氏のインタビュー記事を掲載している。

 Laurie Starkey氏はヤングアダルト小説などを中心に超ハイペースで執筆している個人作家で、SNSや個人ブログを使ったファンコニュニティ運営やネット広告出稿もすべて自分で行なっている。Starkey氏によると、過去20ヶ月間に88作品を執筆し、うち30作品はゴーストライターとして請負執筆。自著名の作品については、次作品を出すタイミングに合わせて前作品の無料キャンペーンを実施するなど、独特なPRテクニックの詳細を解説している。【hon.jp】

Digital Book Worldの記事( http://www.digitalbookworld.com/2016/88-books-20-months-author-marketing-strategy/

米Amazonのリアル書店「Amazon Books」、レジ支払時にPrime会員勧誘活動を開始、非会員だと定価でしか買えないように

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、Amazon社(本社:米国ワシントン州)が、昨年11月にシアトル市内で第1号店がリアル書店「Amazon Books」の接客フローを微調整し、レジ支払時に同社のPrime会員加入を勧誘する方式に切り替えたとのこと。

 Amazon Booksは、昨年11月にシアトル市内で第1号店がオープンした新ベンチャーで、今後数百店舗を展開する予定。同社ECサイトをそのまま具現化したようなデザインとなっており、数千冊の書籍すべてが面陳(めんちん、表紙を見せること)で、高評価レビューの作品のみを独自選定。店内中央にKindle電子書籍端末やタブレット機の実機も触れるコーナーを多く割いている。販売されている紙書籍には値札がなく、近くにあるバーコードリーダーで価格を確認する方式をとっている。

 記事によると、Amazon Booksの接客フローが最近変更となり、レジ支払時にPrime会員になるよう勧誘されるとのこと。結果、レジ客はPrime会員となって値引き価格で購入するか、拒否して定価で購入するかの選択が迫られるようになったという。【hon.jp】

The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2016/11/01/amazon-now-charging-non-prime-member-customers-list-price-bookstores/

今年も英語圏で電子小説をひたすら書く「NaNoWriMo月間」スタート、加Rakuten Kobo社や小説執筆ソフト「Scrivener」開発元もキャンペーン開始

編集部記事】米国では今年も、11月1日からネット上で個人が一斉に電子小説を投稿する大イベント「NaNoWriMo 2016」がスタートした。

 NaNoWriMoは1999年から英語圏のネットユーザーへの啓蒙活動として毎年行なわれている非営利イベント。参加者は居住国を登録し、編集・校閲など細かい事を考えず、ただがむしゃらに11月30日までに50,000ワード以上の小説を公式サイトに投稿するだけ。

 英語圏では最大のネット作家イベントということで、今年も協賛スポンサーとしてMac/Windows向け小説・脚本執筆ソフト「Scrivener」を販売するLiterature & Latte社(本社:英国コーンウォール州)やRakuten Kobo社(本社:カナダ・オンタリオ州)も各種キャンペーンを開始している。【hon.jp】

NaNoWriMo公式サイト( http://nanowrimo.org/

日本電子出版協会、「pixivとユーザー投稿型SNSの現在」セミナーを12月2日に東京都・飯田橋で開催

【編集部記事】一般社団法人日本電子出版協会(本部:東京都千代田区、以後:JEPA)は12月2日午後、東京・飯田橋で「pixivとユーザー投稿型SNSの現在」セミナーを開催する。

 本セミナーでは、クリエイター投稿型SNSの現況と、同業界の先駆者と言える「pixiv」と出版業界との関係を中心に紹介する予定。登壇するのは、フリーライター・鷹野凌氏とピクシブ株式会社・石井真太朗マネージャー。

 一般の参加費は3,000円、JEPA会員社は無料。概要は下記サイト参照のこと。【hon.jp】

「pixivとユーザー投稿型SNSの現在」セミナーの概要( http://kokucheese.com/event/index/436141/

米Barnes & Noble Education社、競争激化する教育機関向けコースウェア・ソリューション市場に参入、オープン電子教科書をベースに

【編集部記事】米国の大学キャンパス内書店運営大手Barnes & Noble Education社(本社:米国ニュージャージー州)は現地時間10月26日、同社としては初めての教育機関向けコースウェアサービス「Barnes & Noble Education Courseware」を発表した。

 同社は、2015年に大手書店チェーンBarnes & Noble社(本社:米国ニューヨーク州)の大学ストア運営部門が独立して分社化し、再上場。電子教科書ストアなどもすでに運営しているが、コースウェア・ソリューション市場への参入は初めてとなる。今回発表されたBarnes & Noble Education Coursewareは、今春買収したコースウェア・ソリューション開発会社LoudCloud社のシステムをベースとしたもので、現地で急成長中の電子教科書オープンソース化プロジェクト「OpenStax」などの電子教材を中心に授業コースを提供する。

 米国各地の大学では、キャンパス内書店の売上低迷で撤退や閉店が相次いでおり、その動向を受けた新規分野開拓の一環と思われる。【hon.jp】

Barnes & Noble Education社のプレスリリース( http://www.businesswire.com/news/home/20161026005548/en/Barnes-Noble-Education-Announces-Advanced-OER-Courseware

Amazon傘下の老舗電子書籍ストアMobipocket SA社、サイト運営を正式に停止、「.mobi」ファイルフォーマットのオリジナル開発元

【編集部記事】米国Amazon社(本社:米国ワシントン州)傘下のPC・PDA向け老舗電子書籍ストアのMobipocket SA社(本社:フランス・パリ市)が現地時間10月31日、正式にストアサイト運営の停止を発表した。

 Mobipocket社はPDAブーム絶頂期の2000年に設立されたPC・PDA向け電子書籍ストアで、独自の電子書籍ファイルフォーマット「.mobi」で多数の作品を制作・販売していた。2005年にAmazon社が電子書籍販売ストア刷新のために買収し、その技術は2007年の電子書籍端末「Kindle」の標準ファイルフォーマットとして進化し、現在にいたる。買収以降、Mobipocket社のWebサイト自体はPDA時代の作品購入者サポートのために継続運営されていたが、今回をもって、それも正式にサポートサービス停止となる。【hon.jp】

Mobipocket SA社のサイト( http://www.mobipocket.com/en/HomePage/default.asp?Language=EN

米国Amazon社とスパム電子書籍botの闘いは続く、「過去24時間人気度ランキング」が一時占有される

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、米国Amazon社のKindle電子書籍ランキングのうち、過去24時間の人気度ランキングをリスト表示する「Mover and Shakers」コーナーがスパム電子書籍に占有され、作品が一斉削除されたとのこと。

 今回発見され一斉削除されたのは、本文がランダム文章だらけで構成された明らかなスパム電子書籍群。Amazon社の監視アルゴリズムの抜け穴をチェックするために、スパム電子書籍グループが新手のbot実験を行なったものと推測される。【hon.jp】

The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2016/10/31/scammers-cheated-way-kindle-best-seller-list-yesterday-end/

トルコ国立図書館が電子図書フロアをオープン、韓国Samsung社が協賛

【編集部記事】フランスの電子書籍ニュースサイト「ID BOOX」によると、トルコ共和国の国立図書館(本部:トルコ・アンカラ市)が、館内に電子図書フロアをオープンしたとのこと。

 この専用フロアは韓国Samsung社とのタイアップ企画として新設されたもので、86名規模の来館者を想定し同社のタブレット・ノートPC・プリンタを設置。1928年以前の新聞記事や、オスマン帝国時代以前の古文書や閲覧できるようになっている。

 記事によると、Samsung社の電子図書館プロジェクトは今回が初ではなく、2014年に英Oxford大学図書館でも実施されたことがあるという。【hon.jp】

ID BOOXの記事( http://www.idboox.com/infos-ebooks/samsung-une-bibliotheque-numerique-en-turquie/

米Barnes & Noble社、電子書籍タブレット「Nook」シリーズに中国メーカー製の低価格7型モデルを投入か

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、書店チェーン最大手のBarnes & Noble社(本社:米国ニューヨーク州)がクリスマス商戦向けに、電子書籍タブレット「Nook」シリーズに低価格モデルを近日投入する可能性が高いとのこと。

 タブレット型Nookシリーズは、2014年から韓国Samsung製のAndroidタブレットのカスタマイズ版に完全移行しており、自社のNookビューワアプリに加え、複数有名誌のバックナンバーを同梱。全米のBarnes & Noble店舗でも販売されている。しかし、今回FCC申請で明らかとなったのは中国の中堅家電メーカーであるJingwah Electronics社(本社:中国・広東省)のもので、スペック的にAmazon社の50ドルタブレット「Fire」と同等のスペックになっている。

 本タブレットが自社Barnes & Nobleブランドで発売されるのか、Samsung同様にメーカー側ブランドで発売されるのか、詳細はまだ不明とのこと。【hon.jp】

The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2016/10/28/new-barnes-noble-nook-tablet-leaked-fcc/

米Barnes & Noble社、電子書籍タブレットにクリスマス商戦向けに中国メーカー製の低価格7型モデルを投入か

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、書店チェーン最大手のBarnes & Noble社(本社:米国ニューヨーク州)がクリスマス商戦向けに、電子書籍タブレット「Nook」シリーズに低価格モデルを近日投入する可能性が高いとのこと。

 タブレット型Nookシリーズは、2014年から韓国Samsung製のAndroidタブレットのカスタマイズ版に完全移行しており、自社のNookビューワアプリに加え、複数有名誌のバックナンバーを同梱。全米のBarnes & Noble店舗でも販売されている。しかし、今回FCC申請で明らかとなったのは中国の中堅家電メーカーであるJingwah Electronics社(本社:中国・広東省)のもので、スペック的にAmazon社の50ドルタブレット「Fire」と同等のスペックになっている。

 本タブレットが自社Barnes & Nobleブランドで発売されるのか、Samsung同様にメーカー側ブランドで発売されるのか、詳細はまだ不明とのこと。【hon.jp】

The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2016/10/28/new-barnes-noble-nook-tablet-leaked-fcc/