Category Archives: 電子書籍出版メモ

米国の書誌データベース会社NetRead、出版社向け電子書籍バーゲン告知ポータル「Bookticker」をオープン

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「Digital Book World」によると現地時間3月30日、書誌データベース会社NetRead Software(本社:米国ワシントン州)が、出版社向けバーゲン告知ポータル「Bookticker」をオープンしたとのこと。

 NetRead社は、1999年創業の書誌データベース・ベンダーで、ここ数年は電子書籍ファイル制作代行サービスに注力している。今回公開されたBookTickerサイトは、クライアント出版社から事前に投稿されたバーゲン予定情報を掲載し、指定されたタイミングで自動告知を行なうPRポータル。PCユーザー向けにKindle、Kobo、Nookなど電子書籍販売ページへリンク誘導する仕組みとなっている。【hon.jp】

問合せ先:Digital Book Worldの記事( http://www.digitalbookworld.com/2016/bookticker-promotes-ebook-deals-and-discovery/

ベンガル語の電子書籍化ボランティアグループ「eboipotro」、無料EPUB電子書籍サイトを公開中

【編集部記事】インドは、英語に堪能な国としてのイメージが強いが、出版物の多くは国内に20言語以上あるといわれるローカル言語で書かれるケースがほとんど。その中でも、電子化が困難と言われているのがベンガル語だ。

 ヒンディー語、マラーティー語などの次に使用人口が多いとされるベンガル語だが、古代サンスクリト語からインド東方各地で独自進化した歴史的経緯などもあって、記法がいまだ統一されていない。そのため、PDF時代でも作家や現地フォントデザイナーたちの大きな障害となっていた。eboipotroは、GitHub上で活動している現地のボランティアグループ。EPUB形式ファイルとUnicodeを使って、そのようなベンガル語の新人作家をできるだけ多く紹介するためのボランティア電子書籍ポータル「eboipotro.github.io」を昨年オープンし、現地作家たちの電子化を推進している。

 Webサイト、EPUBファイル、変換スクリプト等もすべてGitHub上でオープンソース公開されている。【hon.jp】

問合せ先:eboipotro.github.ioサイト( https://eboipotro.github.io/

米Simon & Schuster、「スタートレック」50周年を記念して関連電子書籍すべてをDRMフリー化

【編集部記事】米国の名作SFドラマ「Star Trek」のファンサイト「Trek Today」によると、CBSグループ参加の出版大手Simon & Schuster社(本社:米国ニューヨーク州)が、自社のスタートレック関連電子書籍すべてをDRMフリー化したとのこと。

 これはテレビ初放映50周年を記念したもので、対象となるのは同社Pocket Booksレーベル配下の700作品以上。有名・無名を問わず、電子書籍の記念キャンペーン策として、期間限定無料を謳うケースはもはや珍しくないが、DRMフリー化という発想は面白い。【hon.jp】

問合せ先:Trek Todayの記事( http://www.trektoday.com/content/2016/03/drm-free-star-trek-books-debut-today/

英国、過去6年間で図書館343館閉鎖、有給職員31,977名→24,044名に削減

【編集部記事】英BBC報道によると、2010年以降、英国内の図書館数の削減と人員リストラが進んでおり、現時点で343館閉鎖、有給職員を31,977名→24,044名に削減されていることが確認されたこと。

 報道によると、結果として有給職員数が約25%減ったことによるマンパワー補充のため、15,500名のボランティアスタッフを採用。今年もその傾向を進め、111館の追加閉鎖が予定されているとのこと。【hon.jp】

問合せ先:英BBCの報道( http://www.bbc.com/news/uk-england-35707956

日本電子出版協会、「教育ICT:アメリカ最新動向 2016」セミナーを4月27日に東京・飯田橋で開催

【編集部記事】一般社団法人日本電子出版協会(本部:東京都千代田区、以後:JEPA)は4月27日、電子教科書業界関係者向けセミナー「教育ICT:アメリカ最新動向 2016」を東京都・飯田橋の研究社英語センターで開催する。

 本セミナーは、先ごろ日本教育情報化振興会 (JAPET&CEC) が行なった米国訪問調査の報告会で、Common CoreのCBTのデモ、Student Information Systemのサンプルなども紹介しながら、米国ICT教育の最新状況を解説する予定。登壇するのは、日本教育情報化振興会の海外調査部会メンバー・石坂芳実氏。

 定員は200名で一般の受講料は3,000円(領収書発行)、JEPA会員法人は1名まで無料。Webでの事前登録(下記URL参照)が必要となっている。【hon.jp】

問合せ先:「教育ICT:アメリカ最新動向 2016」セミナー概要ページ( http://kokucheese.com/event/index/388137/

中国EC大手、自社クラウドファンディングサイトで電子書籍端末「JDRead」プロジェクト、資金調達成功

【編集部記事】現地報道によると、中国のクラウドファンディングサイト「z.jd.com」で、電子書籍端末開発プロジェクトが登場し、早々に資金調達に成功したとのこと。

 z.jd.comは、現地ECサイト大手「京東商城(通称JD.com)」グループの金融サービスサイト「京東金融」部門が昨年6月オープンしたクラウドファンディングサイトで、ファンディング企画されていたのは「JDRead」という6型電子ペーパーの電子書籍端末で、OSはAndroid系。ハードウェア企画者はJD.comで、実質的に自社製品の予約販売企画ということになる。

 募集金額50万人民元(約875万円)を早々に調達成功し、799人民元(約1.4万円)で今後発売されることが確定した。【hon.jp】

問合せ先:「JDRead」のクラウドファンディングページ( http://z.jd.com/project/details/48281.html

米Washington Post紙、ホワイトハウスの児童向け電子図書館アプリ「Open eBooks」の効果を疑問視

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」による、米Washington Post紙によるとホワイトハウスが先月末にiPhone・iPad上で無料公開した、全米児童向け電子図書館アプリ「Open eBooks」について、その効果を疑問視する記事を掲載したとのこと。

 Open eBooksアプリは、昨年5月にオバマ大統領が貧困家庭の教育支援のため図書館の電子書籍購入を推進するために立案したプログラム「ConnectedED Library Challenge」に準ずるもので、予算規模2.5億ドル(約278億円)で大手出版各社も電子書籍作品を66,000作品提供。今年2月末にオバマ大統領夫人が主導してアプリ公開がスタートされた。

 Washington Post紙は、米国内の貧困地域の学校はITインフラ自体がまだまだ未整備で、ましてや子どもがそのような高級電子機器を持っていないことを指摘。結果、恩恵を受けるのは逆に富裕地域の子どもたちになってしまうと、企画そのものに大きな盲点があると指摘している。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2016/03/27/free-and-open-ebooks-wont-help-those-on-the-wrong-side-of-the-digital-divide/

フランス文化省、公共図書館での電子書籍貸し出し状況について報告、昨年10月から稼働本格化

【編集部記事】フランスの電子書籍ニュースサイト「ID BOOX」が、フランス文化省が同国における公共図書館での電子書籍貸し出し状況について報告会を行なったとのこと。

 この報告は、図書館向け電子書籍配信プラットフォーム会社Dilicom(本社:フランス・パリ市)の調査結果を元に行なわれたもので、2015年末時点で54地域の公共図書館ネットワークが電子書籍の配信を開始していることを明らかにした。図書館向けに配信されている作品数は12,716点で、貸し出し回数は10月頃から伸び始めた結果、年間貸し出し回数は合計41,259回になったという。

 10月頃から貸し出し数が伸び始めたのは、同時期からカバー人口比率がもっとも多いパリ市立図書館ネットワークが貸し出しサービスを始めたため。しかし他国同様、住民へのサービス告知や作品数の充実が、今後の大きな課題になっているという。【hon.jp】

問合せ先:ID BOOXの記事( http://www.idboox.com/etudes/ebooks-pret-numerique-en-bibliotheque-bilan-chiffre-lexemple-de-paris/

「ドラキュラ」新作執筆に個人作家を抜擢、原作者Bram Stokerの遺族との意外な出会いで

【編集部記事】米Publishers Weeklyによると、名作「ドラキュラ」の原作家Bram Stoker(故人)の遺族が、新作執筆にあたり個人作家J.D. Barker氏を抜擢したとのこと。

 きっかけは、Barker氏が昨年のBram Stoker賞の公募に投稿したこと。最終選考リストに入りつつも最優秀賞は取れず、とりあえず司会役に。その仕事を果たした別れ際に、儀礼的にBram Stoker遺族に自作のコピーをギフトしたところ、その作品が気に入られ、予想外なことに今回の共著を依頼されたという。【hon.jp】

問合せ先:Publishers Weeklyの記事( http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/authors/pw-select/article/69771-the-indie-author-behind-the-official-dracula-prequel.html

インドの電子書籍ニュースサイト「e-Books India」がアドバイス、親戚・仲間に作品レビュー投稿を依頼するときの注意

【編集部記事】インドの電子書籍ニュースサイト「e-Books India」が、電子書籍の執筆を始める個人作家向けに面白いアドバイスをいくつかあげている。

 とくに面白いのが、親戚・仲間に作品レビュー投稿を依頼するときの注意。作品が出来上がると、レビュー投稿ほしさにどうしても親戚・仲間に協力を仰ぎたくなるものだが、それも諸刃の剣だという。レビュー者が読書慣れしていないにもかかわらず、テキトーな「義理投稿」してしまうと、ページ訪問者はそれをすぐに察知するので、逆にマイナス要素になるとの事。作品レビュー投稿を依頼する親戚・仲間も、きちんと選べ、ということだ。【hon.jp】

問合せ先:eBooks Indiaの記事( http://e-booksindia.com/5-deadly-self-publishing-mistakes-to-avoid/

個人作家のイベント企画にも創意工夫が必要、ライトセーバー大会など

【編集部記事】米Publishers Weeklyが、ネット上ではなく、実際のPRイベントをしてみたいと考えている個人作家向けに、面白さに重点を置くよう説いている。

 作家イベントといえば、「講演会」「サイン会」「読書会」ツアーが一般的だが、ひたすら作品をPRするだけでなく、参加者を楽しませる工夫も必要だという。たとえば、出版・音楽PR企画会社Brass Checkでは、フィットネス系個人作家Steve Kamb氏のために、サイン会ではなく、テキサス州のオースチン市庁舎で地元議員と共同でライトセーバー大会を行なったこともあるという。

 もともと想定していない読者層までいっきに巻き込みたいなら、参加者たち自身が楽しめるイベントにすべき、ということのようだ。【hon.jp】

問合せ先:Publishers Weeklyの記事( http://publishersweekly.com/pw/by-topic/authors/pw-select/article/69770-the-indie-authors-guide-to-organizing-author-events.html

ミャンマー、女子生徒IT教育向上NPO「Connect to Learn」がタブレット・電子書籍の普及活動をスタート

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「Teleread」によると、貧困国の女子生徒のIT教育向上活動を行なっている非営利団体Connect to Learn(本部:米国ニューヨーク州)が、民主化を進めるミャンマーで、教育現場でのタブレット・電子書籍の普及活動をスタートしたとのこと。

 ミャンマーは、歴史的には教育面での男子・女子差別が大きいわけでなく、スマホユーザーも急増しつつあるが、Connect to Learnでは英語教育促進にも配慮し、ミャンマー政府や英国政府と共同で「Connect to Learn Myanmar」プロジェクトを開始。男女比それぞれ50%の割合で、学校のICT化を促進させるため、2017年中までに英語教育などを中心とした電子教科書・電子書籍をバンドルしたタブレット21,000名の生徒に配布する予定。

 このニュースの興味深い点は、「ICT」「男女同権」「英語教育」という、一見それぞれ異なる3つのキーワードが、アジア圏の教育現場で1つに融合されつつあるというところ。【hon.jp】

問合せ先:Telereadの記事( http://www.teleread.com/tablets-jumpstart-asian-schools-internet-age/

ネオアルド、縦スクロール形式コミックを対象とした「タテコミ」コンテストの最優秀賞を発表

【編集部記事】株式会社ネオアルド(本社:東京都豊島区)は3月24日、会社設立第1弾企画として昨年秋から公募を開始した縦スクロール形式コミックを対象とした「タテコミ」コンテストの結果発表を行なった。

 ネオアルド社は、株式会社パピレス(本社:東京都豊島区)と株式会社GYAO(本社:東京都港区)が2015年7月に設立した、デジタルならではの特性を持った次世代のコンテンツを作り出していくための新ベンチャー。社名は、ルネサンスの出版事業者アルド・マヌーツィオの名前にギリシア語で「新しい」を意味する「ネオ」を付加。

 本コンテストでは次世代の新たな表現方法である「タテコミ」に限定した電子コミックを募集していた。最優秀賞は「忌塊-キカイ-」(洛太郎)が選ばれ、各部門賞を含め、下記URLで公開されている。【hon.jp】

問合せ先:「タテコミ」コンテストの結果発表ページ( http://upppi.com/ug/sc/page/201510_tatekomi_result.html

欧州委員会、電子書籍のVAT税率を紙書籍と同等に下げることを加盟各国に認める方針

【編集部記事】英The Booksellerによると、EU加盟国の間で紙書籍vs.電子書籍のVAT率(日本でいう消費税)で大きな格差が生じている件にからみ、欧州委員会(本部:ベルギー)が現地時間3月23日、電子書籍にも紙書籍同等に低いVAT税率にしてもよいとの方針を明らかにした模様。

 欧州委員会は従来、紙書籍は「文化財」で電子書籍は「電子サービス」としていたため、後者の税率は高くあるべきとしていた。しかし、現在の電子書籍ブームが始まった2007頃からAmazon、Apple、Koboなど海外電子書籍ストア大手はその迂回策として3%というVAT税率優遇政策を行なっていたルクセンブルクに法人登記。2015年1月、対抗策として欧州委員会はそれを阻止する新VATルールを施行し、ちょっとした混乱状態となっていた。

 まだ素案の段階ではあるが、今回、欧州委員会が電子書籍のVAT税率を紙書籍同等に低くすることを認めたことで、可決次第、大半の加盟国は即時税率引き下げを実行するものと予想される。【hon.jp】

問合せ先:英The Booksellerの記事( http://www.thebookseller.com/news/ec-will-allow-vat-e-books-be-lowered-325145

古アイルランド語の幻の名作、66年の月日を経て、ようやく正式英訳版が発売される

【編集部記事】米国の電子出版知財ブログ「The Passive Voice」によると、古アイルランド語の名作とされていた「Cré na Cille」(著:Máirtín Ó Cadhain)の正式英訳版が、66年の月日を経て、今月Yale University Press社から電子書籍・紙書籍として発売されたとのこと。

 1948年に執筆された本作品は、第二次世界対戦で墓場に埋められた死者同士のコミカルな会話をひたすら延々と綴った作品で、ストーリー性はないものの、学術関係者の間では名作とされていた。しかし、当時すでに少数派言語となっていた古アイルランド語で書かれていたことや、著者自身がアイルランド独立闘争に参加していたことなどもあり、非公式な英訳が数回試されただけだった。

 今回、Yale University Press社では公式英訳版タイトルは「The Dirty Dust: Cré na Cille (The Margellos World Republic of Letters)」(訳:Alan Titley)で、原作にもっともな忠実な英訳版だと謳われている。【hon.jp】

問合せ先:The Passive Voiceの記事( http://www.thepassivevoice.com/2016/03/the-irish-novel-thats-so-good-people-were-scared-to-translate-it/

【個人作家向け】電子書籍PRプラスチックカード制作サイト「conca(コンカ)」、台紙・目隠しシールオプションを追加

【編集部記事】PWYWモデルの電子書籍サイト「言い値書店」などの運営で有名なフリープログラマーのfujinyo氏は3月24日、個人作家が自作デジタルコンテンツをPRするためのプラスチックカード制作代行サイト「conca(コンテンツカードの略称)」で、新しい加工オプション2つを追加した。

 同サイトは、プレス配布・展示会配布用のダウンロードURL付きプラスチックカードを30枚〜ロットで制作代行するサイト。今回追加されたのは、「カード台紙オプション」「目隠しシールオプション」の2つで、現ユーザーたちからの要望がもっとも多かったもの。

 なお、同サイトでは、プラスチックカードなしで、7日間有効のシリアルコード+ファイルダウンロード用URLが最大1,000件一括生成できる無料サービスも運用している。【hon.jp】

情報開示●fujinyo氏は弊社の外部・技術アドバイザーです。

問合せ先:conca公式ブログ告知( http://blog.conca.cc/entry/pr160324

中国の国家新聞出版総局、自国出版物の輸出促進対象に電子書籍も組み入れる方針

【編集部記事】現地報道によると、中国の国家新聞出版総局が、自国出版物の輸出促進策に電子書籍も組み入れる方針であることを明らかにしたとのこと。

 中国政府は、「走出法」と呼ばれる自国製品の輸出・海外進出を促進させる政策をずっととっており、すでにIT関連産業もそのうちに含まれているが、出版物については紙書籍のみを対象項目としてきた。しかし、欧米圏の出版市場の変革を見て、国家新聞出版総局では今回初めて電子書籍もその対象に加える方針を決定。1)電子書籍ファイル制作(注:たぶんEPUB形式のことと推測される)、2)検索・ビッグデータ分析技術の研究促進、3)配信プラットフォームの拡充、の3課題について予算配分されるよう調整を始めたとのこと。【hon.jp】

問合せ先:現地報道( http://www.p5w.net/news/cjxw/201603/t20160324_1395256.htm

英Nielsen Books「英国の電子書籍市場における個人作品のシェアが16%→22%に増加」

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、英Nielsen Books社が現地時間2月23日、2015年の自国の電子書籍市場における個人作家のシェアが22%だったと発表した模様。

 英Nielsen Books社は、長年ISBNベースで市場統計値を計測していたため、ここ数年急増しているAmazon等の個人作家作品の検知に苦労しており、読者アンケートなどの手法も取り入れ始めている。同社によると、英国の電子書籍市場における個人作家シェアは2014年の16%から22%に拡大したとしている。

 記事によると、Amazonランキング+Webクローラーで市場規模調査を行なっている米Author Earningsサイトが、昨年11月に一度だけ英国Kindleストアの個人作家シェアを調査したことがあり、そのときは「作品数シェア40%、売上シェア30%」だったと発表している。調査手法がまったく異なるとはいえ、英Nielsen Books社と米Author Earningsサイトの数字の差異からして、後者のほうがより正確だろうとしている。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2016/03/23/do-self-published-titles-make-up-22-of-uk-ebook-market-or-30/

次世代の電子出版技術を討議する「Book in Browsers」カンファレンス、今年は11月3・4日に開催

【編集部記事】米国の非営利団体Internet Archive(本部:米国カリフォルニア州)が、シリコンバレー界隈の電子出版関係者を対象に毎年開催している「Book in Browsers」カンファレンスの開催日は11月3・4日に決定した。

 今回開催される「Book in Browsers VII」カンファレンスはサンフランシスコ市内で開催される。来場者125名程度の小規模カンファレンスだが、土地柄、電子出版と融合できそうな次世代IT技術に関するプロ討議がメイン。半年先のイベントではあるが、すでに準備サイトが立ち上がり、今年度のスポンサーがカリフォルニア大Davis校とFrankfurt BookFair事務局に決定しており、Immersive VR技術ベンチャー社長など講演者候補のリストが掲載され始めている。【hon.jp】

問合せ先:Books in Browsers VIIカンファレンス告知( http://booksinbrowsers.org/call-for-proposals-vii/

フランス最大の出版業界カンファレンス「Salon du livre de Paris」閉幕、来場者15%減

【編集部記事】現地報道によると、フランス国内最大の出版業界カンファレンス「Livre Paris(正式名称:Salon du livre de Paris)」が現地時間3月17日〜20日に開催され、来場者は前年比-15%だったことが発表されたとのこと。

 他国の国際ブックフェア同様、Livre Parisも業界構造の変革の影響で出展社数減や企画ミスマッチが指摘されていた。英Booksellerサイト等によると、今回で2年連続の2桁減になるとのこと。ちなみに昨年度の公称来場者数は18万人。【hon.jp】

問合せ先:現地報道( https://www.rtbf.be/culture/litterature/detail_frequentation-en-baisse-de-15-au-salon-du-livre-de-paris?id=9248207

AAP発表、米国内の1〜11月期の電子書籍売上高は前年同期比-12.7%、書籍業界全体も-2.6%

【編集部記事】米GalleyCatによると、米国の出版社業界団体の1つであるAssociation of American Publishers(本部:米国ニューヨーク州)が米国の2015年1〜11月期の市場統計情報の速報値を発表した模様。

 電子書籍部門の売上高は、引き続き売上の大半を占める大手出版5社の一斉値上げが逆風となり、前年同期比-12.7%と下降ペースは改善せず。電子書籍との価格差が小さくなったペーパーバック本は+16.1%と引き続き好調。しかし、書籍業界全体では-2.6%となっている。

 なお、本統計は会員出版社の純売上(卸売)アンケートを元に算出されているため、Kindle上でもっとも大きな販売部数シェアを誇る個人作家たちの売上数字は上記に含まれていない。【hon.jp】

問合せ先:米GalleyCatの記事( http://www.adweek.com/galleycat/trade-book-sales-reaches-6-6b-jan-nov-2015-aap/117942

JTBパブリッシング、「JTB時刻表4月号」に電子書籍割引クーポン

【編集部記事】株式会社JTBパブリッシング(本社:東京都新宿区)は3月19日、同日に全国書店で発売した「JTB時刻表4月号」に、電子書籍割引クーポンを付けている。

「JTB時刻表」自体は電子書籍化はされていないが、自社の電子書籍ストア「たびのたね」で利用できる326円分のクーポン(5月31日まで有効)を付録として添付。クーポン額を「326円」とした理由は、3月26日のJRダイヤ改正+北海道新幹線開業を記念した、電子書籍セット複数がその価格で販売されるためで、実質無料でそれらセットを選択・購入できる。【hon.jp】

問合せ先:「たびのたね」の告知( http://tabitane.com/news/IF000116/

“言い値”電子書籍販売サイトHumble Bundles、2015年は6.7億円の売上を記録

【編集部記事】米Publishers Weeklyによると、デジタルコンテンツの言い値販売モデル(Pay-what-you-want)であるHumble Bundleサイトが2015年の電子書籍売上高を明らかにしたとのこと。

 「言い値販売モデル」とは、ユーザーがPCゲームなどデジタルコンテンツを好きな値段で購入できる販売モデルのことで、Humble Bundleはその大手。サイト全体としてはPCゲームがメイン商材だが、2014年から電子書籍にも参入し、とくにSF小説系やコミック系ファンが多いことで有名。年末には日本で「スヌーピー」としてお馴染みの名作コミック「Peanuts」(著:Charles M. Schulz、故人)の販売キャンペーンなども実施した。

 2015年は31種の期間限定キャンペーンを企画し、610万ドル(約6.7億円)の売上を記録。その前年の2014年は475万ドル(約5.2億円)だった。【hon.jp】

問合せ先:Publishers Weeklyの記事( http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/digital/retailing/article/69718-humble-bundle-had-6-1-million-in-2015-e-book-revenue.html

フランスの商業作家、執筆のみで生活できているのは1割、年収195万円

【編集部記事】英The Booksellerによると、フランス文化省と管轄の非営利団体Centre National du Libreが現地時間3月16日、フランス国内の商業作家の生活状況に関するレポートを発表したとのこと。

 それによると、同国の商業作家も貧困化が続いており、調査対象10万名のうち最低賃金以上を執筆活動で稼げているのは10%程度で、その平均年収は15,529ユーロ(約195万円)。大半の作家たちは別の仕事を本業としており、印税の年収寄与度は平均12%だという。【hon.jp】

問合せ先:英The Booksellerの記事( http://www.thebookseller.com/news/french-author-earnings-survey-revealed-324310

米国ピッツバーグ市などでも、電子ペーパー採用のバス停留所を設置実験

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、英国・オーストラリアでの事例に続き、米国のピッツバーグ市(ペンシルベニア州)とオーランド市(フロリダ州)の交通局も、電子ペーパー・ディスプレイを使ったバス停留所の実験を開始するとのこと。

 今回、パス停留所向け電子ペーパー端末を供給するのは交通期間向け機器・印刷メーカーCHK America社(本社:米国カリフォルニア州)で、ソーラーパネルで太陽充電可能なE-Ink製9.7型モノクロ電子ペーパーディスプレイを採用。WiFiや3Gでのデータ更新にも対応しているため、実質的には電子書籍端末とほぼ似たハードウェアとなっている。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2016/03/17/99637/

英国の電子書籍PRサイト「Jellybooks」、EPUB電子書籍ユーザー閲覧ログ結果を一部公表

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、英国の電子書籍PRベンチャーJellybooks社(本社:英国ロンドン市)が昨年夏からスタートしたEPUB電子書籍ファイルの読者閲覧ログ解析サービスの一部結果を米New York Times紙で報告しているとのこと。

 Jellybooks社は昨年から、出版社向けに未発売作品の売上予測を代行するため、モニター試読者たちの同意の上で、EPUB3ファイル内に「candy.js」というJavascriptスクリプトを設置。同スクリプトはオフライン状態の主要電子書籍ビューワでも作動し、モニター読者はオンライン時に、専用ボタンをクリックしてログデータをJellybooks側に手動送信する仕組みになっているとのこと。モニターレポートを書かせる従来の手法よりも、合理的だとしている。

 同社のレポート結果によると、有名作品を完読したモニター試読者は62%程度だが、それが未発売作品になると90%程度が最初の100ページ前後で脱落。その最初の100ページ以降まで読者たちに読み進めさせられるかどうかが、作品の成否の鍵となることが判明したとのこと。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://www.teleread.com/jellybooks-e-book-reader-statistics-actually-mean-anything/

オーディオブック配信大手Audible社、作品音声の一部をSNS等で共有できるように

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「Digital Book World」によると、Amazon傘下のオーディオブック配信大手Audible社(本社:米国ニュージャージー州)が、購入オーディオブックの作品音声の一部をSNS等で共有できる「Audible Clips」機能を発表、iOS・Windows版アプリに追加したとのこと。

 電子書籍やビデオの一部を引用目的でSNS共有するのはもはや珍しくないが、オーディオブックでは初めて。たとえば、Twitter上で共有した場合、Twitter仲間は専用リンクをクリックすると、専用アプリなしでWeb上でその音声クリップが再生できる。【hon.jp】

問合せ先:Digital Book Worldの記事( http://www.digitalbookworld.com/2016/audible-clips-lets-users-share-audiobook-snippets/

英国の電子雑誌アプリベンダーExact Editions、大学向け永続的ライセンスモデルをテスト開始

【編集部記事】スペインの電子出版コンサルティング会社Dosdoce.com(本社:スペイン・マドリード市)によると、英国のiPad電子雑誌アプリ開発ベンダーExact Editions社(本社:英国ロンドン市)が現在、大学・図書館向けに電子雑誌の永続的ライセンスモデルのテストを開始したとのこと。

 これは永続的ライセンスとは、契約期限が永久にないライセンス。Exact Editionsでは、契約モデルを北米圏の大学図書館団体Center for Research Libraries(本部:米国イリノイ州)の「LIBLICENSE」に準拠させる予定で、ベータテストに参加希望するクライアント出版社の募集を開始したとのこと。【hon.jp】

問合せ先:Dosdoce.comの記事( http://www.dosdoce.com/2016/03/17/exact-editions-lanza-una-plataforma-de-prestamo-con-licencias-perpetuas/

JTBパブリッシング、雑誌「旅と鉄道」電子書籍化を記念し「たびのたね」サイトでポイント20倍

【編集部記事】株式会社JTBパブリッシング(本社:東京都新宿区)は3月17日、株式会社天夢人(本社:東京都港区)の鉄道ファン雑誌「旅と鉄道」が電子書籍化されたことを記念し、電子書籍ストア「たびのたね」でポイント20倍キャンペーンを開始した。

 「旅と鉄道」は1971年に鉄道ジャーナル社が創刊した鉄道ファン雑誌で、現在は天夢人社が発行元となっている。電子化は初めてで、「たびのたね」サイトでは好きなテーマの特集だけでも楽しめる抜粋版も購入できる。今回はそれを記念した4月17日(日)までの期間限定キャンペーンで、関連全タイトルがポイント20倍で販売される。【hon.jp】

問合せ先:「たびのたね」天夢人社作品販売ページ( http://tabitane.com/publisher/10154/

ドイツの電子書籍制作会社Bookwire、作品に広告を挿入するサービスを出版社に提供開始

【編集部記事】ドイツの出版業界ニュース「buchreport.de」によると、同国の電子書籍ファイル制作・流通会社Bookwire GmbH社(本社:ドイツ・フランクフルト市)が、作品に広告を挿入するアルゴリズムを開発し、新サービスとしてクライアント出版社に提供開始したとのこと。

 この新サービスは「Dynamic In-Book Promotion」で、ドイツでは同様なサービスを電子書籍ソリューション会社readbox publishing(本社:ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州)が提供しており、それに対抗したもの。

 ちなみに、独Bookwire社は、米国Bowker社の書籍検索サイト「BookWire」とは無関係。【hon.jp】

問合せ先:buchreport.deの記事( http://www.buchreport.de/nachrichten/nachrichten_detail/datum/2016/03/16/buchwerbung-mit-algorithmus.htm