Category Archives: 電子書籍出版メモ

米ホワイトハウスの児童向け電子図書館アプリ「Open eBooks」、担当者が詳細を語る

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「Digital Book World」が、ホワイトハウスが先月末にiPhone・iPad上で無料公開した、全米児童向け電子図書館アプリ「Open eBooks」の担当者インタビュー記事を掲載している。

 このOpen eBooksアプリは、昨年5月にオバマ大統領が貧困家庭の教育支援のため図書館の電子書籍購入を推進するために立案したプログラム「ConnectedED Library Challenge」に準ずるもので、予算規模2.5億ドル(約278億円)で大手出版各社も電子書籍作品を66,000作品提供。

 インタビュー記事に応えているのは、企画立案メンバーの1人であるDigital Public Libraries of Americaプロジェクト(本部:米国マサチューセッツ州)のDan Cohen代表。記事中で、バックエンドを担当しているのは出版卸業最大手Baker & Taylor社(本社:米国ノースカロライナ州)で、ビューワはニューヨーク市立図書館(本部:米国ニューヨーク州)が開発担当したことなどを明らかにしている。【hon.jp】

問合せ先:Digital Book Worldの記事( http://www.digitalbookworld.com/2016/open-ebooks-app-enabling-the-joy-of-reading/

50ドル・タブレット効果、Amazon社が世界のタブレット市場シェアで第3位に浮上

【編集部記事】米国の電子出版知財ブログ「The Passive Voice」によると、Amazon社(本社:米国ワシントン州)が昨年秋の50ドル・タブレット「Fire」発売効果で、世界のタブレット市場シェアで第3位に浮上したとのこと。

 これは米国のIT機器市場調査会社ABI Research(本社:米国ニューヨーク州)の2015年第4四半期の出荷台数ランキングによるもので、同期1位はApple社(44%、1,610万台)、2位は韓国Samsung(20.8%、900万台)、3位がAmazon社(11.5%、500万台)となった模様。前年同期のAmazon社のタブレット出荷台数は150万台程度だったため、いっきに3倍強まで伸ばしたことになる。【hon.jp】

問合せ先:The Passive Voiceの記事( http://www.thepassivevoice.com/2016/03/amazon-tablet-market-share-surges-thanks-to-its-low-cost-slates/

日本電子出版協会、「メディアドゥの電子書籍プラットフォーム戦略について」セミナーを4月5日に東京・飯田橋で開催

【編集部記事】一般社団法人日本電子出版協会(本部:東京都千代田区、以後:JEPA)は4月5日、電子書籍業界関係者向けセミナー「メディアドゥの電子書籍プラットフォーム戦略について~国内外における電子書籍・図書館の現状と未来」を東京都・飯田橋の研究社英語センターで開催する。

 本セミナーは、2014年10月に開催した「メディアドゥが描く電子書籍配信ビジネスの未来」の続編となるもので、同社の電子書籍・電子図書館システムの紹介と業界の未来像について講演する。登壇するのは同社の溝口敦取締役。

 定員は200名で一般の受講料は3,000円(領収書発行)、JEPA会員法人は1名まで無料。Webでの事前登録(下記URL参照)が必要となっている。【hon.jp】

問合せ先:「メディアドゥの電子書籍プラットフォーム戦略について~国内外における電子書籍・図書館の現状と未来」セミナー概要( http://kokucheese.com/event/index/384815/

米ProQuest、次世代電子書籍図書館プラットフォーム「ProQuest Ebook Central」を正式稼働

【編集部記事】米国の学術・電子出版サービス大手ProQuest(本社:米国ミシガン州)は現地時間3月15日、次世代の電子書籍図書館プラットフォーム「ProQuest Ebook Central」を正式稼働したと発表した。

 ProQuestはここ数年、電子書籍サービス「ebrary」「EBL」「Coutts」「MyiLibrary」などを買収し、それらを統合した次世代プラットフォームの開発に従事している。今回正式稼働したProQuest Ebook Centralでは、まず「ebrary」「EBL」のサービス統合を実現、両ユーザーへのアップグレード告知を始めたとのこと。【hon.jp】

問合せ先:ProQuestのプレスリリース( http://www.prnewswire.com/news-releases/proquest-launches-ebook-central-300236264.html

BookExpo Americaカンファレンス事務局、新作PRサービスで電子書籍販売サイト「BookShout!」と提携

【編集部記事】毎年5月に開催される米国最大の出版業界カンファレンス「BookExpo America」事務局が、新作ネットPRサービス構築にからみ、電子書籍販売サイト「BookShout!」を運営するRethink Books社(本社:米国テキサス州)と提携した。

 今年の「BookExpo America 2016」は、ここ数年開催地となっていたニューヨーク市からシカゴ市に移し、5月11〜13日に開催予定。今回のBookShout!サイトとの提携は、来場関係者向けの新作PRサービス「Buzz Book Omnibus」構築に向けたもので、ネットを使った商談支援が目的とのこと。【hon.jp】

問合せ先:BookExpo America事務局のプレスリリース( http://www.digitalbookworld.com/2016/bea-and-bookshout-to-create-bea-buzz-book-omnibus/

スロベニアの電子ペーパー機器キット販売会社Visionect社、32型E-Ink電子ペーパーディスプレイ付きの開発キットを発売、カラー/モノクロ選択可

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、スロベニア共和国の電子ペーパー機器・開発キット販売ベンチャーのVisionect社(本社:スロベニア・リュブリャナ市)が、32型の電子ペーパー開発キットを法人デベロッパー向けに販売開始したとのこと。

 Visionect製の電子ペーパーキットは、オーストラリアの道路標識などでも実験採用されている。今回販売開始となったのはデジタルサイネージ向けの32型のキットで、一般的な電子書籍端末画面の25倍程度のサイズになる。フロントライト内蔵で、コントローラや開発ライブラリなどを含め、価格はモノクロ版が3,500ドル(約40万円)、カラー版が4,500ドル(約51万円)。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2016/03/15/visionect-launches-a-diy-signage-development-kit-with-32-e-ink-screen/

ドイツの電子書籍ベンチャーReadfy社、オフライン対応の電子書籍レンタルを開始

【編集部記事】ドイツの出版業界ニュースサイト「buchreport.de」によると、広告モデルの無料スマホ電子書籍アプリ「Readfy」を配信している電子書籍ベンチャーのReadfy社(本社:ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州)が、電子書籍レンタル課金にも対応したとのこと。

 電子書籍レンタルといえば、オンラインビューワ型が一般的だが、Readfy社はスマホゲームアプリ等で一般的なアプリ内課金手法を使い、オフライン・ダウンロードに対応。電子書籍の販売価格の30〜70%引きで、30日間レンタルを実現する。【hon.jp】

問合せ先:buchreport.deの記事( http://www.buchreport.de/nachrichten/nachrichten_detail/datum/2016/03/15/einzelbuch-miete-plus-offline-lektuere.htm

独Books on Demand社「欧州の個人作家市場がセミプロ化、1/3は出版社経由で出版経験あり」

【編集部記事】ドイツの個人作家向けニュースサイト「Die Self-Publisher-Bibel」によると、老舗PODベンダーBooks on Demand社(本社:ドイツ・ハンブルク市)が欧州7カ国の会員作家5,500名以上を対象とした欧州の個人作家事情に関する最新の意識調査レポートを公開したとのこと。

 公開されたのは「Europaische Self-Publishing-Studie 2016」というレポートで、自社作家会員を対象にアンケート調査。結果、純粋ホビー目的の層が減り、自己表現・収入目的とプロ意識を持つ層が増加している傾向が明らかになったとのこと。作家の1/3は出版社経由での出版経験者を持っており、41%は制作に200ユーロ(約2.5万円)を投じているなど、先行する米・英市場のように成熟しつつあることが判明したとのこと。【hon.jp】

問合せ先:Die Self-Publisher-Bibelの記事( http://www.selfpublisherbibel.de/neue-studie-selfpublishing-wird-erwachsener-jeder-zweite-veroeffentlicht-mit-unternehmerischem-anspruch/

中国の電子書籍流通ベンチャー・簡帛、EPUB3総合クラウドサービスを正式稼働、政府方針に準拠

【編集部記事】中国の電子書籍流通ベンチャー簡帛情報科技有限公司(本社:中国福建省、以後:Bamboo Silk)は現地時間3月14日、同社のEPUB3出版クラウドサービス群が、デジタルコンテンツ業界団体の中国音像与数字出版協会(本部:中国北京市)からの推薦を獲得し、近日中にも正式稼働させることを発表した。

 同社のクラウドサービスは、インタラクティブEPUB3電子書籍ファイル制作・DRM付与・販売・権利管理などまとめた業界向け総合プラットフォーム。現地の出版カンファレンス会場などでブース展示しつつ、1年間ほどベータテストを行なっていた。中国政府の方針に準拠しつつ、中国語に特化したインタラクティブ電子書籍が制作・流通できるとしている。

 プレスリリースでは、中国政府の国家新聞出版総局(本部:同)のデジタルコンテンツ権利保護強化の方針に即した国産プラットフォームは、業界初だと謳っている。【hon.jp】

問合せ先:簡帛情報科技のプレスリリース( http://news.sina.com.cn/o/2016-03-14/doc-ifxqhnev6015531.shtml

米Amazon、電子書籍の目次問題に正式コメント「悪用している出版社を排除するため」

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、Amazon社(本社:米国ワシントン州)が目次ページを作品後方に付けている作品を次々と販売停止処分にしている件について、正式コメントをサポートフォーラムに掲載しているとのこと。

 英語圏のAmazon社では、今月から作品ファイル品質を監視するbotの運用を強化しており、修正されない場合は一時販売停止の対象となる。目次データの設置方法については、論理目次(本文中にあえて表示しないタイプ)とHTML目次(本文中に含めるタイプ)が2方式が用意されており、後者を使う場合は作品前方に置くことが強く推奨されている。しかし、「UI的に目次ページは作品の前に置かないほうがよい」との観点からHTML目次を作品後方に配置する電子書籍作家も多く、bot警告対象となった作家たちの間でちょっとした騒動になっていた。

 サポートフォーラム上で、Amazon側は「目次を作品後方に付ける自体、罰しているのではない。目次データを乱用してページ数を意図的に膨らませたり、読みづらい作品を出している出版社がいるとの報告を受け、対応しているだけ」とし、作家たちの理解を求めている。

 記事によると、Amazon社は昨年7月に電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」等で閲覧ページ数で作家報酬を算出する方式に切り替えたが、それには弱点(読者が実際に読んだページ数ではなく、単にめくり進んだページ数をカウントしていた)があり、それを悪用する出版社が出始めていたことへの対応だろうとしている。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2016/03/14/amazon-comments-on-toc-crackdown-inadvertently-confirms-kindle-unlimited-page-count-scam/

個人作家向け市場調査サイト「Author Earnings」、Data Guy氏のプレゼンスライドをネット公開

【編集部記事】米国の個人作家向け電子書籍市場調査サイト「Author Earnings」が現地時間3月11日、先週3月7〜9日にニューヨーク市内で開催された電子書籍カンファレンス「Digital Book World 2016」の“Data Guy”氏の講演プレゼンテーションスライドをネット公開した。

 同サイトは、個人作家Hugh Howey氏とData Guy氏がAmazon.com用Webクローラーを自作してKindle個人作品市場の成長度合いを調査・分析しているもので、レポート第一弾から、無名の個人作家たちがAmazonの電子書籍コーナーを実質掌握していることを明らかにしていた。

 公開されたスライドでは、1月時点の北米圏のKindle電子書籍シェア分布だけでなく、読み放題サービス「Kindle Unlimited」について、Data Guy氏独自の解釈も紹介。現時点では、「Kindle Unlimited上での作品閲覧=Kindleストアでの作品購入」という前提のモデルでクローラー集計していることも明らかにされた。【hon.jp】

問合せ先:Data Guy氏の講演プレゼンスライドPDF( http://authorearnings.com/2016-digital-book-world-presentation/

ドイツで「Leipzig Book Fair 2016」カンファレンスが3月17日〜20日に開催、個人作家向けセミナーも多数

【編集部記事】ドイツの個人作家向けニュースサイト「Die Self-Publisher-Bibel」によると、同国ライプツィヒ市で3月17日〜20日、毎年恒例の出版業界カンファレンス「Leipzig Book Fair 2016」が開催されるとのこと。

 Leipzig Book Fairは、Frankfurt Book Fairに続く同国2番目に大規模な出版業界カンファレンスだが、作家主導の展示テーマが多いことで知られている。記事によると、世界各国の出版業界カンファレンスに違わず、個人の電子書籍作家向けセミナーが多く開催される予定で、その一覧がリストアップされている。【hon.jp】

問合せ先:Die Self-Publisher-Bibelの記事( http://www.selfpublisherbibel.de/fuer-selfpublisher-interessante-veranstaltungen-auf-der-leipziger-buchmesse-am-18-maerz-2016/

米Amazon、電子書籍の目次ページを作品後方に付けている作家に警告、一時販売停止に

【編集部記事】米国の電子出版知財ブログ「The Passive Voice」によると、Amazon社(本社:米国ワシントン州)が目次ページを作品後方に付けている作品を次々と販売停止処分にしている模様。

 英語圏のAmazon社では、今月から作品ファイル品質を監視するbotの運用を強化しており、修正されない場合は一時販売停止の対象となる。たとえば目次データのケースだと、個人作家向け電子書籍サービス「Kindle Digital Publishing」では、作家は論理目次(本文中にあえて表示しないタイプ)とHTML目次(本文中に含めるタイプ)が2方式が用意されており、後者を使う場合は作品前方に置くことが強く推奨されている。

 しかし、「UI的に目次ページは作品の前に置かないほうがよい」との観点からHTML目次を作品後方に配置する電子書籍作家は多く、今回の警告処置はそれら作家たちに影響があるものと予想される。【hon.jp】

問合せ先:The Rio Timesの記事( http://www.thepassivevoice.com/2016/03/amazon-takes-aim-at-scammers-but-hits-authors/

Mac OS X用電子書籍執筆ソフト「Ulysses」にiPhone版が登場、EPUB出力も可能

【編集部記事】米Techcrunchサイトによると、欧州圏のMac系作家達の間で大人気の古参小説執筆ソフト「Ulysses」にiPhone版が登場し、好評価を得ているという。

 Ulyssesは、北米の作家達の間で大人気の執筆ソフト「Scrivener」の開発者たちも一目を置くドイツ製の古参ソフト。一般的なツールパレットやメニューバーの類は一切なく、大半のレイアウトはMarkdown形式とキーボード・ショートカットで行なう方式。今までiPad版は提供されていたが、今回からiPhoneに初対応。

 従来バージョンどおり、Scrivener形式やEPUB形式等への出力はもちろん、使い方によってはWordPress記事投稿も可能だという。【hon.jp】

問合せ先:米Techcrunchの記事( http://techcrunch.com/2016/03/13/ulysses-for-iphone-makes-me-consider-writing-articles-on-my-phone/

中国のオンライン学習塾サイト大手・北京聖才、電子教材投稿サイト「聖才電子書籍」にSNS機能を追加

【編集部記事】中国のオンライン学習塾サイト大手の北京聖才教育科技有限公司(本社:中国・北京市)は現地時間3月9日、同社が運営する電子教材・電子書籍投稿・ダウンロードサイト「聖才電子書籍(100eshu.com)」にSNS機能を追加したことを発表した。

 北京聖才は複数のオンライン学習塾系のグループサイトを運営する大手で、そのうちの1つが電子教材投稿サイト「聖才電子書籍」。一般ユーザーがWord・PDF形式で学習用の電子教材や電子書籍をアップロードし、その出版・販売代行などに従事していたが、ネットの浸透と中国家庭の英才教育ブームに乗り、2015年10月には累計1,000万ダウンロードを記録。2016年の新しいサイト運営方針としてコミュニティ機能の充実をあげ、SNS機能を追加したとのこと。【hon.jp】

問合せ先:Sina.com上のプレスリリース( http://news.sina.com.cn/o/2016-03-09/doc-ifxqhfvp0633780.shtml

リオデジャネイロ市の映画産業推進委員会、ブラジルの映像産業ガイドを電子書籍で発売、外資誘致を目的に

【編集部記事】ブラジル・リオデジャネイロ市の英字新聞「The Rio Times」によると、同市の映画産業推進委員会や関係者などが、英語圏向けに自国のビデオ・映画産業ガイド「The Expanding Brazilian Film, Television and Digital Industry/Cinema」を米国Amazonサイト等で発売した。

 これは、ブラジルの放送関連法改正でPPV放送事業などが外資にも開放されたことを受け制作されたもので、英語/ポルトガル語の二ヶ国語で文面掲載。国際映画祭で有名なリオデジャネイロ市だが、ブラジルの経済不況などもあり、外資誘致を目的に制作したとのこと。【hon.jp】

問合せ先:The Rio Timesの記事( http://riotimesonline.com/brazil-news/rio-entertainment/steve-solot-launches-new-ebook-on-filmmaking-in-brazil/

デンマークの月額制電子書籍読み放題サービス最大手「Mofibo」、スウェーデンに続きオランダにも参入

【編集部記事】フランスの電子書籍ニュースサイト「ID BOOX」によると、デンマークの月額制電子書籍読み放題サービス「Mofibo」(本社:デンマーク・コペンハーゲン市)が、オランダ市場に参入したとのこと。

 Mofibo社は2013年創業の電子書籍読み放題アプリベンダーで、現地通信大手TDCや大手出版社群と提携後、ユーザー数をいっきに増やし、隣国スウェーデンにも参入。今回、オランダ参入にあたり、オランダ国内の複数出版社とも提携も発表している。【hon.jp】

問合せ先:ID BOOXの記事( http://www.idboox.com/infos-ebooks/ebooks-streaming-mofibo-simplante-aux-pays-bas/

日本電子出版協会、「最近コミック動向と「comico」 2016」セミナーを4月12日に東京・飯田橋で開催

【編集部記事】一般社団法人日本電子出版協会(本部:東京都千代田区、以後:JEPA)は4月12日、電子コミック関係者向けセミナー「最近コミック動向と「comico」 2016」を東京都・飯田橋の研究社英語センターで開催する。

 本セミナーでは、韓国Naver子会社のNHN comico株式会社が展開中のスマートフォン向け無料電子コミック・小説アプリ「comico」を中心に、電子コミック界の過去1年間の動向を解説するセミナー。二部構成となっており、それぞれアイティメディア株式会社・西尾泰三氏、NHN comico社・大藤充彦氏が登壇予定。

 定員は200名で一般の受講料は3,000円(領収書発行)、JEPA会員法人は1名まで無料。Webでの事前登録(下記URL参照)が必要となっている。【hon.jp】

問合せ先:「最近コミック動向と「comico」 2016」セミナーの概要( http://kokucheese.com/event/index/383562/

米Paste誌「どっちが実際に販売されている電子書籍のタイトルでしょう?」クイズ

【編集部記事】米国の女性向けエンタメ情報誌「Paste」が、急増する女性向けロマンス電子書籍をユーモア的に揶揄した「どっちが実際に販売されている電子書籍のタイトルでしょう?」クイズをビデオコラムとして公開した。

 個人作家作品の台頭で、ロマンス小説界では人目を引くため電子書籍タイトルがどんどん過激になっているが、たとえば、第3問は「The Vet’s Tinder Fiance(獣医が出会い系アプリで見つけたフィアンセ)」と「The Soldier’s Email Order Bride(兵士がメール注文した新妻)」。前者はニセタイトルで、正解は後者。実際にAmazon Kindleで販売中とのこと。ちょっとした作品PR企画にもなっている。【hon.jp】

問合せ先:Paste誌の記事( http://www.pastemagazine.com/articles/2016/03/badbooks1mp4.html

Data Guy氏「電子書籍時代に、自社の販売実績データへの盲信は危険」

【編集部記事】今週3月7〜9日、ニューヨーク市内で電子書籍カンファレンス「Digital Book World 2016」が開催され、無事閉幕した。

 Digital Book Worldカンファレンスは、毎年1700人近い業界人・著者・図書館員・事業者・デジタル知識人などーが一堂に会す電子書籍業界カンファレンス。今年は、米国の個人作家向け電子書籍市場調査サイト「Author Earnings」のデータ分析担当者として有名な“Data Guy”氏が初めて公の場に登場するのがメインイベントとして注目されていた。

 米BookBusiness誌がさっそくそのData Guy氏の講演概要をレポート。講演で、Data Guy氏自身は大手出版社の電子書籍担当者たちが陥っているデータ分析ミスを指摘。とくに、自社電子書籍の販売実績データを盲信し、人気ジャンルや最適価格を誤認していることに強く警告を発していたとのこと。【hon.jp】

問合せ先:BookBusiness誌の記事( http://www.bookbusinessmag.com/post/book-industry-data-remains-mysterious-digital-book-world/

米Adobe、電子書籍ビューワーソフト「Adobe Digital Editions 4.5.1」を公開、iPhoneにも正式対応

【編集部記事】米Adobe Systems(本社:米国カリフォルニア州)は現地時間3月8日、同社の電子書籍ビューワーソフト「Adobe Digital Editions」の最新版Version 4.5.1を公開し、iPhoneアプリ版を追加した。

 Adobe Digital Editionsは2007年から開発が続けられている無料電子書籍ビューワーソフトで、2012年夏には日本語の縦組EPUB3電子書籍にも対応したVersion 2.0をリリース。

 新バージョンとなるVersion 4.5.1では、一時停止していたUI日本語ローカライズを復活。従来からリリースしているWindows/Mac版/iPad/Android版に加え、iPhoneにも正式対応した。【hon.jp】

問合せ先:Adobe社のAdobe Digital Editionsリリースノート( http://www.adobe.com/solutions/ebook/digital-editions/release-notes.html

秋田書店、全コミック誌を電子化へ、まず「週刊少年チャンピオン」を3月15日から

【編集部記事】株式会社秋田書店(本社:東京都千代田区)は3月10日、年度内にも自社コミック誌すべてを電子化する方針であることを発表した。その皮切りとして、まず少年コミック誌「週刊少年チャンピオン」デジタル版を来週3月15日から配信する。

 来週配信される「週刊少年チャンピオン」デジタル版は、本日書店店頭で発売された同15号で、紙版は従来どおり毎週木曜日→デジタル版は翌週火曜日、という販売方式をとる。プレスリリースで同社は「これまで読んだことがなかった方など、より多くの読者に『週刊少年チャンピオン』を読んでいただくきっかけにしたい」とコメントしている。【hon.jp】

問合せ先:秋田書店のプレスリリース( http://www.akitashoten.co.jp/news/953

米Google、「Googleドキュメント」EPUB電子書籍ファイル出力に続き、目次の自動生成機能

【編集部記事】米Google社(本社:米国カリフォルニア州)は現地時間3月9日、同社のWebワープロ「Googleドキュメント」に自動の目次作成機能を追加した。

 Webブラウザ向け無料ワープロ「Googleドキュメント」は、2日前にEPUB電子書籍ファイル形式の出力オプションを標準搭載したばかり。今回追加されたのは、執筆者のナビゲーション用途向けに、文脈やレイアウト情報から自動的に目次を生成するためのもの。

 すでに日本語版でも提供が開始されており、執筆中の文章を開いた状態で、「ツール」→「ドキュメントの概要」を実行するだけ。【hon.jp】

問合せ先:米Google社の告知( http://googleappsupdates.blogspot.jp/2016/03/navigate-documents-quickly-and-easily.html

米Amazonのリアル書店「Amazon Books」、狙いはKindle電子書籍端末の販売ショールーム?

【編集部記事】米USA Today紙が、Amazon社(本社:米国ワシントン州)が昨年11月にオープンしたリアル書店「Amazon Books」について、本質的にはKindleなど自社の電子書籍ハードウェアのショールームであると報じている。

 Amazon Booksは、同社ECサイトをそのまま具現化したようなデザインとなっており、数千冊の書籍すべてが面陳(めんちん、表紙を見せること)で、高評価レビューの作品のみを独自選定。店内中央にKindle電子書籍端末やタブレット機の実機も触れるコーナーを多く割いている。同紙では、店内レイアウトと、販売されている紙書籍の点数が数千冊程度と少数であることに着目。実はこれは外観だけ本屋に模した、「Apple Store」と同じ、自社ハードウェアの展示ショールームではないかと報じている。

 「Amazon Books」は、400店舗程度までの拡大計画が噂されており、同社の電子書籍端末「Kindle」サービスをデザインしたSteven Kessel上級副社長によって統括されている。【hon.jp】

問合せ先:米USA Today紙の記事( http://www.usatoday.com/story/tech/news/2016/03/08/amazons-bookstores-books-just-window-dressing/81453082/

スペインの電子出版コンサルティング会社、電子書籍界のビジネスモデル13種の解説レポートをEPUB形式などで公開

【編集部記事】スペインの電子出版コンサルティング会社Dosdoce.com(本社:スペイン・マドリード市)は3月4日、出版業界関係者向けに電子書籍界に現在多数存在するビジネスモデルをそれぞれ解説した最新レポート「How the new business models in the digital age have evolved」をEPUB・MOBI・PDF形式で公開した。

 本レポートは、スペイン語圏の著作権料回収団体CEDRO(本社:スペイン・バルセロナ市)と共同制作したもので、現在多くの方式が存在する電子書籍販売のビジネスモデルを13系統にまとめ、それぞれのポイントを簡単にまとめたもの。結論として、ターゲットユーザーだけでなく、自社の企業サイズに適したビジネスモデルを選択すべきだとしている。【hon.jp】

問合せ先:Dosdoce.comのレポート公開ページ( http://www.dosdoce.com/2016/03/04/how-the-new-business-models-in-the-digital-age-have-evolved/

米書店チェーン最大手Barnes & Noble社、自社の電子教科書ビューワーアプリ「Yuzu」を廃棄、Ingram製ビューワに総切り替え

【編集部記事】米Publishers Weeklyによると、書店チェーン最大手のBarnes & Noble社(本社:米国ニューヨーク州)の大学書店チェーン子会社Barnes & Noble Education(本社:同)が、2年前に公開した大学生向け電子教科書ビューワーアプリ「Yuzu」を運用停止し、米書籍流通大手Ingramグループ(本社:米国テネシー州)の電子教科書ソリューション会社Vital Source Technologies社(本社:同)のプラットフォームに移行することを明らかにした。

 Barnes & Noble社は2010年から「NOOKstudy」というPC/Mac用電子書籍教科書ビューワソフトを独自フォーマットで公開してきたが、2014年にEPUB3形式へのフォーマットシフトに伴い新プラットフォーム「Yuzu」への移行。しかし、このままでは顧客ニーズに応えきれないという経営判断から、このYuzuもあきらめ、Ingram製ソリューションの採用を決断したとのこと。

 これに伴い、カリフォルニア州などに設置していたYuzuの開発部署は閉鎖されることになる。【hon.jp】

問合せ先:Publishers Weeklyの記事( http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/industry-news/financial-reporting/article/69599-b-n-education-takes-12-million-charge-in-digital-revamp.html

教育図書、ACCESS社の電子教科書ビューワ「Lentrance Reader」を導入

【編集部記事】株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区)は3月9日、同社のEPUB電子書籍ソリューション「Lentrance」の電子教科書ビューワ「Lentrance Reader」が教科書出版社の教育図書株式会社(本社:東京都千代田区)に採用されたことを発表した。

 Lentranceは、昨年9月にPUBLUS(旧称)から改称されたソリューションで、ハイブリット型EPUB教科書・教材用ビューア「Lentrance Reader」と、 コンテンツ制作ソリューションの「Lentrance Creator」の2製品ライン化されている。固定レイアウトとリフローの同時表示や、動画再生・音声読み上げ・埋め込みといった高度な機能に対応したコンテンツ制作を効率化する。

 教育図書では本ビューワを使い、中学校向け指導者用・学習者用双方のデジタル教材を4月より順次提供していく予定。【hon.jp】

問合せ先:ACCESS社のプレスリリース( http://jp.access-company.com/news_event/archives/2016/20160309/

中国のPCアンチウィルスソフト会社Rising、Windowsの.chm形式の電子書籍ウィルスに注意喚起

【編集部記事】中国のPCアンチウィルスソフト販売会社の北京瑞星消息技術有限公司(本社:中国北京市、以後:Rising)の最新ウィルス告知サイトによると、同国のインスタントメッセージ大手「QQ」上で、Windowsユーザーをターゲットにした電子書籍ファイルが公開されたことが警告した。

 このウィルスファイルは、.chm形式ファイル(Microsoft独自のヘルプファイル形式)で配信されたもので、タイトルは「インターネットセキュリティについて」として何者かが公開したもの。この.chm形式ファイルをWindowsユーザーが閲覧すると、Windows上で隠しPowerShellスクリプトが実行され、パスワード等の漏洩が発生するという。Rising社ではこの電子書籍ウィルスを「ChmGhost」と命名し、ネットユーザーへの警告を発している。【hon.jp】

問合せ先:Rising社の告知( http://it.rising.com.cn/dongtai/18192.html

ドイツ地裁、アカウントロックされた会員によるデジタルコンテンツ閲覧をAmazon社に命令

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、ドイツでAmazon社(本社:米国ワシントン州)のアカウントロック会員規約が違法であるとの判決が下ったとのこと。

 Amazon社など一般的なEC系サイトでは、返品などを乱発するユーザーへの対処として、アカウントロックする条項をユーザー規約に入れている。しかし、これによって一度購入したデジタルコンテンツへのアクセスができなくなるのは違法であると、ドイツ消費者保護団体Verbraucherzentrale(本部:ドイツ・ベルリン市)のノルトライン=ヴェストファーレン州支部が地裁に提訴。

 結果、同州の地裁は、消費者団体側の主張を認め、Amazon社にアカウントロック会員にも購入したデジタルコンテンツへのアクセスを許可するよう命令を下したとのこと。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2016/03/07/german-court-rules-that-amazon-cant-cut-you-off-from-your-kindle-ebooks/

米Google、「Googleドキュメント」にEPUB電子書籍ファイル出力機能を追加

【編集部記事】米Google社(本社:米国カリフォルニア州)は現地時間3月7日、同社のWebワープロ「Googleドキュメント」にEPUB電子書籍ファイル形式での出力オプションを標準搭載したことを発表した。

 Webブラウザ向け無料ワープロとして人気の高いGoogleドキュメントだが、EPUB形式に変換するサードパーティ製ツール/スクリプトを使うのが一般的だった。同社によって標準搭載されるのは、今回が初めてとなり、すでに日本語版でもメニュー画面でその出力オプションが確認できる。【hon.jp】

問合せ先:米Google社の告知( http://googleappsupdates.blogspot.jp/2016/03/export-google-docs-files-as-epub.html