Category Archives: 電子書籍出版メモ

米国の電子書籍エージェンシー・モデル訴訟終了、最高裁がApple社の上告棄却、有罪決定

【編集部記事】現地報道によると、2012年に司法省が大手出版社とApple社が交わした電子書籍のエージェンシー・モデル価格契約を違法であると告発した裁判について、最高裁がApple側の上告を棄却。Apple社の有罪が確定したとのこと。

 同裁判は2012年4月に米国司法省(本部:米国ワシントンD.C.)が、大手出版社とApple社と交わした電子書籍のエージェンシー・モデル価格契約を違法であると告発。2013年7月にApple社に有罪判決が下り、Apple社は控訴したが、今年7月に控訴裁判所がその不服申し立てを棄却したばかり。ただ、そのときの裁判官たちの意見が大きく割れたため、Apple社が本事案を最高裁に上告していた。

 今回の棄却をもってこの一連の裁判は終了となり、当時の米国の自社電子書籍ストアiBooks以外にも、Kindleなどライバル電子書籍ストアの該当作品購入者たちへの450億ドル(約500億円)の賠償金支払いが確定した。【hon.jp】

問合せ先:米Gizmodoの報道( http://gizmodo.com/apple-must-pay-450-million-for-supreme-evil-of-antitru-1763272999

中国の電子書籍端末大手・掌閲科技「15〜25歳代のユーザーが急増中」「1年あたり読書数が8冊→12冊に増加」

【編集部記事】現地報道によると、スマートフォン電子書籍ビューワアプリ「iReader」や電子書籍端末で急成長中の掌閲科技(Zhangyue、本社:中国北京市)が先月、2015年のユーザー動向レポートをメディア向けに公開したとのこと。

 公開されたのは「2015年掌閲移動閲読報告」という自社ユーザーの年間動向レポートで、1ユーザーあたりの1年あたり電子書籍読書平均が2014年は平均8冊だったのが、2015年には12冊に増加したことを明らかにしたとのこと。ユーザー年齢別では、とくに15〜25歳代が急増しており、8〜25歳のネット世代が同社ユーザー全体の63%を占めているという。【hon.jp】

問合せ先:現地ITニュースサイトの報道( http://www.itjuzi.com/overview/news/35069

小学館、「ビッグコミックオリジナル」の電子版を配信開始、バックナンバー無料閲覧キャンペーンも

【編集部記事】株式会社小学館(本社:東京都千代田区)は3月6日、創刊42年の男性コミック誌「ビッグコミックオリジナル」のデジタル版を配信開始した。

 「ビッグコミックオリジナル」は毎月5日+20日に発売される月2回刊誌だが、デジタル版は1日遅れでの配信スケジュールとなり、本日から配信スタートしたのは「2016年6号(昨日発売)」となる。プレスリリースで同誌・小田副編集長は「猫と犬の表紙の漫画雑誌が、皆さんのスマートフォン、タブレット、パソコンの中にお邪魔します。でも、実際お邪魔にはなりません。なにしろ重さも、厚さもありませんから。しかし、面白さと熱さは、紙の雑誌そのままです!!」とコメント。価格は紙版と同じ324円(税抜)。

 なお、今回の電子版同時発売を記念し、直近2号のバックナンバーが無料閲覧できるキャンペーンが、小学館の公式電子書籍販売サイト「コミック小学館ブックス」などスタートしている(下記URL参照)。【hon.jp】

問合せ先:コミック小学館ブックスの「ビッグコミックオリジナル」デジタル版配信開始キャンペーンページ( http://csbs.shogakukan.co.jp/cp/lp/?id=original_6

米国の中堅出版グループPerseus Books、編集部門と物流部門に分割、それぞれ別会社に買収されることに

【編集部記事】米国の出版業界ニュースサイト「Publishers Weekly」によると、従業員600名超の中堅出版社Perseus Books Group社(本社:米国ニューヨーク州)が、編集部門と販売部門に分割され、それぞれ出版大手Hachette Book Group(本社:米国ニューヨーク)と書籍流通大手Ingram Group社(本社:米国テネシー州)に買収されることが決定したとのこと。

 Perseus Books Groupは、90年代から出版社だけでなく書籍卸会社を次々と買収することで急成長してきた独立系の総合出版社グループだが、数年前から経営難に陥りリストラを開始、2年ほど前からは大手出版社グループへの売却を模索していた。今回、編集部門と物流部門をあえて分割することで、それぞれの最終売却先が決定したとのこと。【hon.jp】

問合せ先:Publishers Weeklyの報道( http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/industry-news/publisher-news/article/69587-hachette-ingram-split-perseus-s-businesses.html

オーストリアのIT法律専門家「法的には、電子書籍も相続対象である可能性がある」

【編集部記事】ドイツの電子書籍ニュースサイト「ebook-fieber.de」によると、オーストリアのIT法律専門家が、法的には電子書籍も相続対象になりうる可能性が高いと指摘しているとのこと。

 これは、オーストリアの公共TV局「ORF」サイトに投稿された記事によるもので、現地の法律専門家であるStefan Winklbauer氏が指摘。通常、電子書籍などのデジタルコンテンツはAmazon・Apple等の配信業者とユーザーとの間に交わされるライセンス契約は、第三者への譲渡はできない。しかし、それはオーストリアの財産相続法の上をいくものではなく、記録に物理媒体を使う以上、後者のほうが法的効力が強いとのこと。

 実際に相続可能かどうかはまだ判例が存在しないため断定はできないが、今後そのような裁判が起こった場合、相続可能である判断される可能性が高いという。【hon.jp】

問合せ先:ebook-fieber.deの記事( http://ebook-fieber.de/ebooks/digitales-hab-und-gut-kann-man-seine-ebooks-vererben/63990

米書店チェーン最大手Barnes & Noble、英国での電子書籍販売から撤退

【編集部記事】現地報道によると、米国の書店チェーン最大手Barnes & Noble社(本社:米国ニューヨーク州)が第3四半期(2015年11月〜2016年1月)の業績発表を行なったとのこと。

 クリスマス商戦の書籍販売が振るわず、売上高は前年同期比-1.8%の14億ドル(約1,586億円)と低調。一方で、赤字の電子書籍部門の損失額が予定どおり減りつつあり、CEOのRon Boire氏は「NOOK部門のコストダウンが計画どおりに進んでいることに満足している」「電子書籍サービスは今後も提供し続ける」とプレスリリースでコメント。

 同日、英国での電子書籍販売から撤退し、現英国Nook会員を英スーパーマーケット大手チェーンSainsbury’sの電子書籍ストアへの誘導を開始。同社の電子書籍事業の欧州市場撤退はこれで無事完了したことになる。【hon.jp】

問合せ先:Barnes & Noble社のプレスリリース( http://www.barnesandnobleinc.com/press_releases/3_3_16_bn_2016_3q_financial_results.html

米国のNPO団体The Asia Foundation、モンゴル国で学校向け電子図書館サービスを開始

【編集部記事】アジア発展途上国の支援活動などを行なっている米国のNPO団体The Asia Foundation(本部:米国カリフォルニア州)が先月から、モンゴルのウランバートル市内で小・中学校向け電子図書館サービスを開始したことを発表した。

 首都ウランバートルの市民の大半は周辺のインフラ未整備地区に住んでおり、ITインフラの整備も遅れている。The Asia Foundationでは、電子教育啓蒙ボランティア団体Library for All(本部:米国ニューヨーク州)が開発したAndroid端末ベースの電子図書館システムを採用し、現地政府と共同でSamsung製タブレットの配布をスタートしたとのこと。【hon.jp】

オーストリアのベンチャーDie Titelei、個人作家のPOD関連雑務すべてを代行

【編集部記事】個人の電子書籍作家向けが、紙書籍も販売したくなった場合、AmazonやLulu.comなどの専門ECサイトが提供するプリント・オン・デマンド製本サービス(以後:POD)をそのまま利用するケースが多い。

 しかし、もし自分のPOD書籍がある一定数売れるようになってくると、カラーPOD版/ハードカバー版の制作、印刷単価の削減、販売ルートの拡大、税務/庶務など、専門家を雇いたくなる。ドイツの個人作家ニュースブログ「Self Publisher Bibel」によると、そのようなセミベテラン級の個人作家のPOD関連雑務を、低価格で総合代行するベンチャーDie Titelei(本社:オーストリア)が登場したとのこと。

 Die Titeleiは、欧州圏のベテランKindle個人作家Andreas Badelt氏が始めた総合代行・コンサルティング業で、月額19.99ユーロ(約2,400円)からメニュー追加単位であらゆる雑務を請け負う。VAT税務申告がきわめて煩雑なEU圏ならではのビジネスだが、面白いのは「一時保管倉庫の手配」など、トータルコストを安くする提案などもしてくれる点。【hon.jp】

問合せ先:Self Publisher Bibelの記事( http://www.selfpublisherbibel.de/neuer-service-fuer-gedruckte-buecher-einfacher-verkaufen-bei-amazon/

JTBパブリッシング、3月26日の北海道新幹線開業を前に、鉄道関連の電子書籍を30〜50%OFFにするキャンペーン

【編集部記事】株式会社JTBパブリッシング(本社:東京都新宿区)は3月2日、電子書籍サービス「たびのたね」サイトで、今月26日に開業する北海道新幹線の記念キャンペーンを主要電子書籍ストア17社で開始する。

 今回のキャンペーンで対象となるのは、電車旅行ガイドから復刻版時刻業、絵本などの電子書籍版。たとえば「楽天ブックス」の場合、3/1~3/31の期間中に鉄道図書と全国の新幹線沿線エリアの「るるぶ情報版」など約300点を価格30%オフにするなど、ストア毎に企画内容やスタート時期を変えているとのこと。【hon.jp】

問合せ先:JTBパブリッシングのプレスリリースPDF( http://www.jtbpublishing.com/newsrelease/20160302270.pdf

自分が執筆したストーリーの中を仲間がプレイヤーとして遊ぶ、カード型RPGサイト「Storium」が正式オープン

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「Teleread」によると、自分が執筆したストーリーの中を仲間がプレイヤーとして遊ぶカード型RPGサイト「Storium」が正式オープンしたとのこと。

 Storiumは、共同小説執筆サイト+カード型RPGを融合化したようなサイトで、2年前にKickstarterで開発資金を公募し、すぐに予定金額を突破して資金調達に成功している。ユーザーは、自分でストーリーを執筆しつつ、登場キャラクターを構築し、他のユーザーはそれに挑戦し合ういうもの。テキストベースのMMORPGのようなイメージだ。

 ビギナー向けのストーリーテンプレート集も用意されており、複数の有名フィクション小説作家も参加しているとのこと。【hon.jp】

問合せ先:Teleread.comの記事( http://www.teleread.com/storium-storytelling-game-launches-public-view/

米Amazon、肉声でストーリー分岐できるサウンドノベル「The Wayne Investigation」を音声認識デバイスAmazon Echoで配信

【編集部記事】米国のバリウッド芸能業界誌「Variety」によると、Amazon社(本社:米国ワシントン州)が肉声でストーリー分岐できるサウンドノベル「The Wayne Investigation」を音声認識デバイスAmazon Echoで配信開始したとのこと。

 Amazon Echoは、家庭内ユーザー向けに実験的に199ドルで販売されている卓上型の音声認識デバイスで、肉声コマンドで同社音楽サービスやIFTTTなど外部ネットサービスを使えるようにするというもの。Kindle電子書籍の朗読や、オーディオブックの再生機能も搭載されている。

 この新タイプのサウンドノベル「The Wayne Investigation」は、今月25日に世界各国で上映開始される映画「Batman v Superman(邦題:バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生)」のプロモーションの一環で配信されるもので、Amazon Echoコンテンツ開発者向けAPI「Alexa Skills Kit」を使って制作されたとのこと。【hon.jp】

問合せ先:Varietyの記事( http://variety.com/2016/digital/news/amazon-echo-alexa-batman-vs-superman-promotion-1201718896/

AAP発表、米国内の1〜10月期の電子書籍売上高は前年同期比-12.3%、書籍業界全体も-2.8%

【編集部記事】米国の図書館業界誌「Library Journal」サイトによると、米国の出版社業界団体の1つであるAssociation of American Publishers(本部:米国ニューヨーク州)が米国の2015年1〜10月期の市場統計情報の速報値を発表した模様。

 電子書籍部門の売上高は、引き続き売上の大半を占める大手出版5社の一斉値上げが逆風となり、前年同期比-12.3%と下降ペースは改善せず。電子書籍との価格差が小さくなったペーパーバック本は+12.4%と引き続き好調。しかし、書籍業界全体では-2.8%となっている。

 なお、本統計は会員出版社の純売上(卸売)アンケートを元に算出されているため、Kindle上でもっとも大きな販売部数シェアを誇る個人作家たちの売上数字は上記に含まれていない。【hon.jp】

問合せ先:米Library Journalの記事( http://www.infodocket.com/2016/03/02/association-of-american-publishers-releases-new-sales-statistics/

米Microsoft、中・大企業のPC管理者向けに無料電子書籍「Deploying Windows 10」を公開

【編集部記事】米Microsoft社は現地時間2月23日、同社の無料電子書籍シリーズに「Deploying Windows 10: Automating deployment by using System Center Configuration Manager」を追加、EPUB/MOBI/PDF形式で先行公開した。

 今回無料公開されたのは、社内のPC管理者向けの、「System Center Configuration Manager」を使ったWindows 10インストール入門マニュアルで。数百台以上の社内PCに一括OSインストールするケースなどを事例に、その概要を解説している。【hon.jp】

問合せ先:米MSDN Blogの告知( https://blogs.msdn.microsoft.com/microsoft_press/2016/02/23/free-ebook-deploying-windows-10-automating-deployment-by-using-system-center-configuration-manager/

【ギーク向け】液晶プロジェクターやKinect 360センサーを使って、紙書籍向けARシステムを自作する方法

【編集部記事】スマホアプリ+内蔵カメラを使って、紙書籍ページ上に3DCGアニメーションなどを疑似表示させるAugmented Reality(以後:AR)アプリはもはや珍しくないが、その基本原理を勉強する暇がない開発者も多いだろう。

 そのような開発者のために、米国のDIYギーク向けポータル「Instractables」に、市販機材を使った書籍ARシステムの構築方法が14ステップで紹介されている。紹介されているのは、1)液晶プロジェクター、2)XBOXセンサー周辺機器「Kinect 360」、3)パソコン、4)定規・カッター類、5)OpenCV等のオープンソースプログラム。実際のARアプリ開発を企画する前に体験してみることで、いい事前シミュレーションになるはずだ。【hon.jp】

問合せ先:Instractablesの記事( http://www.instructables.com/id/Augmented-Book-Prototype/

米Amazonのプレゼントキャンペーン・景品配送サービス「Amazon Giveaway」、Kindleの個人電子書籍作家も利用可能に

【編集部記事】米GalleyCatによると、Amazon社(本社:米国ワシントン州)が、昨年開始した無料景品配送サービス「Amazon Giveaway」で、電子書籍作品のプレゼントも可能にしたとのこと。

 Amazon Giveawayは、フリーマーケット・サービスの一種で、企業などに変わりキャンペーンPR+景品一括配送などを代行してくれるサービス。今回、個人作家向け電子書籍サービス「Kindle Digital Publishing」にも開放されたため、個人作家は自作を無料配信する期間限定キャンペーンなどがコストゼロで企画できるようになった。【hon.jp】

問合せ先:米GalleyCatの記事( http://www.adweek.com/galleycat/amazon-giveaway-tool-now-supports-e-books/116952

創業1751年の英国の学術書店チェーンJohn Smith & Sons、電子教科書の売上寄与率がたった1年で全体の0%→13%に

【編集部記事】英The Booksellerによると、英国の学術系書店チェーン老舗のJohn Smith & Sons Group社(本社:英国・ハンプシャー行政区)が、同社売上における電子教科書の比率が13%に急伸したことを明らかにしたとのこと。

 John Smith & Sons社は1751年創業の英国最古の学術専門書店チェーンで、主にイギリス連邦加盟各国で大学キャンパス内書店の運営を主業としている。記事によると、2013年6月〜2014年5月期は売上比率がほぼゼロだった電子教科書が、世界的な教育出版界の急激なデジタル化で、2014年6月〜2015年5月期には突如+1,090%成長。牽引役となったのが、IT教育推進政策を推進するアフリカ・ボツワナ共和国での販売だったとのこと。【hon.jp】

問合せ先:英The Booksellerの記事( http://www.thebookseller.com/news/e-textbook-sales-surge-js-group-323346

電子ペーパー搭載iPhone本体カバー「popSLATE」、次バージョン「popSLATE 2」が7月に発売決定

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「Teleread」によると、電子ペーパー搭載iPhone 5専用カバー「popSLATE」の次バージョン「popSLATE 2」の今夏発売が決定したとのこと。

 popSLATEは、2012年にクラウドファディングサイトで製造資金を調達成功して話題となった電子ペーパー搭載iPhone専用カバーで、翌年から一般販売開始。今回の新しい「popSLATE 2」は、そのiPhone 6/6sシリーズ対応版で、やはり早々にクラウドファンド成功し、今年夏の発売が決定した。

 popSLATEは「KindleとiPhoneを2台持ち運ぶのは面倒!」という素朴な疑問から米国のデザイナー集団が企画したE-Ink製の電子ペーパーディスプレイを搭載したiPhone専用カバー。最新モデルでは現バージョンを大幅機能強化し、iPhone 6/6sシリーズのサイズに対応しつつ、iPhoneの予備バッテリとしても機能。制御用アプリも大幅アップデートされ、電子書籍(ただし非DRMのみ)の閲覧以外にも多數のビジネス系ツールを提供する。

 価格は135ドル(約1.5万円)で7月に一般販売を開始予定、今からでもクラウドファンド参加者は69ドル(7,870円)で予約できる。【hon.jp】

問合せ先:Teleread.comの記事( http://www.teleread.com/new-popslate-could-be-the-ideal-e-reading-accessory-for-your-iphone/

米国の専業の個人電子書籍作家「1日最低6時間は執筆に従事し、その後の時間はマーケティング作業に費やす」

【編集部記事】米国では、個人の電子書籍作家が専業に転身する動きが増えているが、ミシガン州の地元紙「Detroit Free Press」が州内での成功者たちを紹介している。

 最初に紹介されているのは月売上9万ドル(約1,000万円)を稼いでいるロマンス小説専門のAmanda M. Lee氏。想像以上に増え続ける売上に驚いたLee氏は、昨年から専業の電子書籍作家になり、1日最低6時間は執筆作業に従事し、その後の時間はマーケティング作業に費やしているとのこと。個人作家は、周りの人からは遊んでいるように思われがちだが、「他の職業同様、実際にはずっとデスクに張り付くことになる」と仕事現場の大変さを説明している。【hon.jp】

問合せ先:Detroit Free Pressの記事( http://www.freep.com/story/money/business/michigan/2016/02/29/michigan-e-book-all-stars-hit-big-quit-day-jobs/80817098/

米ネットマーケティング情報サイト「今後5年間も、電子書籍専用端末ユーザーは順調に増える見通し」

【編集部記事】米国の老舗ネットマーケティング情報サイト「eMarketer.com」(本社:米国ニューヨーク州)は現地時間2月29日、米国内における電子書籍端末ユーザーは2020年までは順調に増える見通しであるとのレポートを公開した。

 記事によると、電子ペーパー製の電子書籍端末は、スマートフォン・タブレット機の台頭によりユーザー数の減少が業界関係者の間では予想されていたが、ネット世代の年齢移動により、2014年は8,010万人、2015年は8,340万人、2016年は8,630万人(予想)と順調に増える見通しであるとのこと。【hon.jp】

問合せ先:eMarketerのレポート記事( http://www.emarketer.com/Article/Many-Thought-Tablet-Would-Kill-Ereader-Why-Didnt-Happen/1013638

個人の電子書籍作家の台頭に勝てず、米国のロマンス小説出版社Samhain Publishingが廃業宣言

【編集部記事】米国の出版界では、「ロマンス小説」「SF小説」「ミステリー小説」の3分野が個人の電子書籍作家たちのヒットジャンルとなっているが、そのあおりで廃業を決断した出版社が出始めている。

 米国の電子書籍ニュースサイト「Teleread.com」によると、その最新の事例が、良質のロマンス小説作家を複数抱えていたインディーズ出版社Samhain Publishing(本社:米国オハイオ州)。これ以上の成長は見込めないとの経営判断から、従業員・スタッフのレイオフを開始し、業務縮小・廃業に向けた準備を始めたことを公式発表したとのこと。【hon.jp】

問合せ先:Teleread.comの記事( http://www.teleread.com/samhain-publishing-shuts-down-small-presses-versus-self-publishing/

パピレス、電子書籍サイト「Renta!」で好みの異性“パーツ”を選ぶと作品をレコメンド

【編集部記事】株式会社パピレス(本社:東京都豊島区)は3月1日、電子書籍レンタルサイト「Renta!」で「Renta!で恋活☆」企画の第2弾をスタートした。

 この「Renta!で恋活☆」は移植の作品レコメンデーション企画で、先月は自分の好みの異性をクリック選択していくことでオススメ作品を表示。今回はその第2弾「萌えパーツで恋の相手を探そう!」企画で、1)相手の性別を選ぶ、2)カラダが4つのエリアに分かれているのでそこで気になる“パーツ”を選ぶ、とよりマニア性を増している。

 この一連の企画は、年末に同サイトが行なった「クリスマス大抽選会」で、「来年こそ、素敵な旦那候補さんと出会いたいので、レンタンさん連れてきて!」など、約2,110件寄せられた恋活・婚活のお願いを叶えるために着想された企画とのこと。【hon.jp】

問合せ先:パピレスのプレスリリース( http://www.papy.co.jp/info/index.php?page=/release/160301.htm

台湾E-Ink、年内にも40〜50型のカラー電子ペーパーディスプレイの生産開始を計画中

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、電子ペーパー製造最大手のE-Ink社E-Ink Holdings社(本社:台湾・台北市)が、年内にも40〜50型のカラー電子ペーパーディスプレイの生産を計画しているとのこと。

 E-Ink社のモノクロ電子ペーパーディスプレイはKindleなどの電子書籍端末でお馴染みだが、カラー版は数年前から商品化されているものの、コストや発色性の関係で、まだ積極採用する端末メーカーはほとんど現れていない。同社ではこの大型カラー版をデジタルサイネージ向けとして位置付け、生産工場探しを始めているとのこと。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2016/02/28/99035/

米School Library Journal誌「中高生の80%は図書室へ行く時間がない」「25%が学内での電子書籍利用を趣向」

【編集部記事】米国の学校図書館司書向け月刊誌「School Library Journal」誌が、IT機器を学内配布された中高生を相手にした、意識調査アンケート結果を報告している。

 記事によると、このアンケート調査は、ChromebookなどIT機器を学校側から配布された米国内の中高生100名前後。記事によると、25%の生徒が電子書籍の読書を日常的に楽しんでおり、80%の生徒が「図書室へ行く時間がない」と現状報告しているという。【hon.jp】

問合せ先:School Library Journal誌の記事( http://www.slj.com/2016/02/students/ebooks-can-be-a-great-choice-for-middle-schoolers/

Stanford大学チーム、人工知能プログラムに無料電子書籍サイト「Wattpad」のフィクション小説を読ませ、人間行動を予測する実験

【編集部記事】20年ぶりの人工知能ブーム到来に沸く米国のIT業界で、案の定、人工知能に電子書籍を読書させて性能向上させようという試みが、複数箇所で始まったようだ。

 米国の電子書籍ニュースサイト「Teleread.com」によると、そのような研究を現在始めているのは、Georgia工科大学・Stanford大学・Facebook社などそれぞれの研究チーム。中でも進んでいるのが、Stanford大学のチーム。Augurと呼ばれる人工知能botに、英語圏最大の電子書籍投稿コミュニティサイト「Wattpad」(本社:カナダ・オンタリオ州)のフィクション小説60万作品を読ませ、人間行動を予測できるかどうか実験。結果、用途によっては、94%の正解率を記録したとのこと。【hon.jp】

問合せ先:Teleread.comの記事( http://www.teleread.com/can-books-teach-machines-to-understand-people/

国立台湾図書館が2015年の出版業界レポート「紙書籍の発行点数は引き続き下降、一方電子書籍の発行点数は+31%」

【編集部記事】新華社通信によると、国立台湾図書館(本部:台湾・台北市)が現地時間2月19日、国内における2015年の出版業界レポートを公開したとのこと。

 この「2015年台湾図書出版現状及情勢分析」レポートは、毎年、国内出版5,000社超を対象にアンケート調査しているもの。その結果によると、紙書籍の発行点数は過去10年連続の減少を記録し、その一方で電子書籍の発行点数は前年比+31%と好調とのこと。

 この状況についてレポートでは、紙書籍の高価格と、若い世代のオンライン読書偏重が進んでいることが要因と分析している。【hon.jp】

問合せ先:新華社の報道( http://news.xinhuanet.com/2016-02/19/c_1118102671.htm

米書店チェーン最大手Barnes & Noble、年内にもEC連動型の新小規模店舗をオープン予定、Amazon社に追従

【編集部記事】米国の書店チェーン最大手Barnes & Noble社(本社:米国ニューヨーク州)が、Amazon社のリアル書店構想「Amazon Books」に対抗し、同様なEC連動型の小規模店舗をオープンさせる計画を明らかにした。

 この計画は、同社CEOのRon Boire氏で、カリフォルニア州で開催された小売業界カンファレンス会場で明言したもの。新店舗の概要や、第1号店の出店場所については明らかにされていない。同社の株価が10ドル以下に急落しており、米ウォール街ではBarnes & Noble社の本当の問題は大規模店主義への固執にあるとし、Amazon対抗策としての小規模書店の開店に注力すべきと声が大きくなりつつある。

 一方、先行するAmazon社のリアル書店「Amazon Books」は、400店舗程度までの拡大計画が噂されており、同社の電子書籍端末「Kindle」サービスをデザインしたSteven Kessel上級副社長によって統括されている。【hon.jp】

問合せ先:米Publishers Weeklyの報道( http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/industry-news/bookselling/article/69486-b-n-planning-an-amazon-style-store.html

楽天グループの加Kobo、個人作家向け電子書籍出版サービス「Kobo Writing Life」でPODサービスの追加を検討中

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、電子書籍端末ベンダーRakuten Kobo社(本社:カナダ・オンタリオ州)が、個人作家向けの電子書籍出版サービスを「Kobo Writing Life」にプリント・オン・デマンド製本サービス(以後:POD)を追加するかどうか検討中とのこと。

 Kobo Writing Lifeは、Amazon社の「KDP」と同様の個人向け電子書籍制作プラットフォーム。今回の件は、同社はKobo Writing Life会員宛てに送付したアンケート調査依頼メールで明らかにされたもので、すでにベータ開発の段階に入っているとのこと。本稼働の時期やそのビジネスモデルについては、まだ思案中であると思われる。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2016/02/25/98954/

電子教科書向けウィジェット販売ストア「BookWidgets」、Webレッスン簡単作成ウィジェット「WebQuest」を追加

【編集部記事】電子教科書オーサリングソフト「iBooks Author」専用ウィジェットを販売するストア「BookWidgets」が、Version 5.2にバージョンアップし、生徒用のWebレッスンを簡単制作できる新ウィジェット「WebQuest」を追加した。

 ウィジェットとは、iBooks Author等で制作者が追加できるインタラクティブ部品パーツで、JavaScript/HTML5/CSSを使い制作する。しかし、Webプログラミング知識がない人のために、あらかじめ制作しておいたウィジェットを有償販売するのがこのBookWidgetsストア。Version 5.0以降からは、Webブラウザ向けに対応するため、販売中35個のウィジェットのディスプレイ表示比率が自動調整されるように改良。さらにデフォルト固定だった背景デザインも教師側で選択できるよう改善されている。

 WebQuestウィジェットでは、教師などが、他ウィジェットをペーストしつつ、WebレッスンコースをCMS的にオーサリング・公開できるようにするためのもの。【hon.jp】

問合せ先:BookWidgets社の公式ブログ( http://www.bookwidgets.com/blog/2016/02/bookwidgets-5-2-release

日本電子出版協会、「Apple:電子出版、日本語処理、漢字フォントの歴史」セミナーを3月16日に東京・飯田橋で開催

【編集部記事】一般社団法人日本電子出版協会(本部:東京都千代田区、以後:JEPA)は3月16日、電子書籍の制作関係者向けセミナー「Apple:電子出版、日本語処理、漢字フォントの歴史」を東京都・飯田橋の研究社英語センターで開催する。

 本セミナーでは、昨年まで米国Apple本社で日本語環境の対応に16年間従事してきた元・米Appleシニアマネージャの木田泰夫氏が登壇。日本語処理(CJK)や日本語フォント、日本語組版などAppleの日本語関連の歴史を語られる予定。

 定員は200名で一般の受講料は3,000円(領収書発行)、JEPA会員法人は1名まで無料。Webでの事前登録(下記URL参照)が必要となっている。【hon.jp】

問合せ先:「Apple:電子出版、日本語処理、漢字フォントの歴史」セミナーの概要ページ( http://kokucheese.com/event/index/378799/

ネオアルド、電子コミックネタはあるが漫画が描けない!という人向けに「描けない人の為の漫画コンテスト」を開催

【編集部記事】株式会社ネオアルド(本社:東京都豊島区)は2月25日、電子コミックのネーム・シナリオ・小説形式でジャンルを問わず一般読者から募集する「描けない人の為の漫画コンテスト」を2016年2月25日より開催スタートした。

 同社は株式会社パピレス(本社:東京都豊島区)と株式会社GYAO(本社:東京都港区)が2015年7月に設立された、次世代の電子コンテンツを作り出していくベンチャー。今回のコンテストでは、大賞作品をプロ漫画家がコミック化と電子配信を行ない、スマートフォンに最適化された縦スクロールで読む「タテコミ」形式で、電子書籍ストア「Renta!」および「Yahoo!ブックストア」での配信する予定。

 投稿は、電子書籍投稿&編集プラットフォーム「upppi」で行ない、投稿された作品は誰でも随時閲覧可能なオープン形式とし、コンテスト期間中は作品に寄せられた読者の意見や感想等を参考に、作品改訂も可能とのこと。【hon.jp】

問合せ先:描けない人の為の漫画コンテスト」の募集概要( http://upppi.com/ug/sc/page/201602_kakenai.html