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[ 2-ランニング日誌 ] |
(写真は一般のトップを争う走者二人)
埼玉の久喜に朝早く出かけた。駅伝に出るためだ(第25回久喜市駅伝競走大会)。
たくさんのチームが出場、老若男女が市内を襷リレーする。走る会の方たちの準備はたいへんだと思う(ありがとうございました>久喜のみなさま)。
自分は第4区になった。距離は約3km。3区の走者が駆け込んでくる、なんと第3位! 襷をもらって全力疾走! と言いたいところだけど、走り出した時点から呼吸が苦しくて仕方がない。
走る会では何組ものチームを作って参加しているが、自分のいるチームは、いちばん脚の早そうな人を集めたAチームなのだった。自分は脚遅いのにAチームなんて無理だよ……次はアンカーだし、これで抜かれたらまずい……駅伝特有のプレッシャーで、最初から飛ばしすぎて、完全にオーバーペース、それで呼吸が間に合わなくなってしまったのだ。
それで少し呼吸を整えようと速度を落としたところで、あっという間に後ろから追いかけてきた兄ちゃんに抜かれてしまった……
ジリジリと抜かれるのではなく、あっという間にスパーンと抜かれて、心理的に「やられた!」という気分だった。そのまま距離がどんどん離れる、追いつけないか? 遠く離れたところで、兄ちゃんも速度を少し落としたようだ。うわ、これで3位から4位になってしまった(結果としてこの順位のままでアンカーに繋ぎ、チームの順位となってしまった)。抜かれて当然だよ、普段、スピード練習なんてしてないし、練習していたとしても、もともと早く走れる脚ではないし……でも……
まだチャンスはあるはずだ、あきらめるな、ともかく、これ以上離されるな! オジサンをなめるなよ、往生際がトコトン悪いのだ(^^ゞ
ええと、雰囲気としては、皇居周回で前を行く足の速いベテランさんに追いつこうとがんばって走ってる感じ。ベタベタ走らず、腰を高く、地面をシュパシュパッと蹴って、腕振りはコンパクトに、ストライドは短めにしてピッチで……
チャンスがあるなら……陸橋の登り坂と下り坂だ、兄ちゃんだって普段、登り坂を走ってるわけじゃないだろう……登りに入ったところでスピードを無理にあげて追撃する! よし近づいてる……平地じゃ無理だがアップダウンの激しいところならナントカ……下りも行けるだけ行け、ここで追いつけなければ残りの部分で追いつけるわけがない……
下ってしばらく行って、兄ちゃんも疲れたのか、ついに並んだ! しかし……平地の直線になってからが苦しい! 長い、長いよぉ……たった3kmなのに〜! 兄ちゃんも苦しいようだ。少し前に出たり後ろになったり、駆け引きのようなことを繰り返す。こういう場合どうしたらいいんだ?
どちらが先に潰れるか? どこでスパートすればいいんだ? 交差点で右に曲がった兄ちゃん、ラストスパート? 「し、しまった、ここが最後の直線だ! 兄ちゃんのダッシュ力にはかなわない……先に仕掛けておくべきだった〜!」などと思っても、もう遅い。全力で追いかけたけど、間に合わない、そのまま襷をアンカーに渡す、あとは頼む! そんなに離されていないはずだ、これが限界だ、うぇえ……ゲホゲホ、冷たい乾いた空気を吸いすぎて肺がおかしくなってる。
完全に力を出し切ったと思ったのに、しばらくすると呼吸も元に戻って歩くことができた。全力を出し切れていなかったのか? 作戦次第で、あるいは事前のスピード練習をしていれば、最後の直線で抜き返すこともできたかもしれない……スパートする地点がわからなかった、残り○mというのが頭のなかに入っていれば……などと後悔したが後の祭り。冷静に考えると、アノ時点ではアレ以上の速度は出ない、スパートなんてできるものではないし、練習したからといって、結果としてあんな感じでしか走れないだろう。
荷物を置いた車がスタート地点にあるので、ゼッケンをはずして、そのままのんびり走って戻った。カカトと左膝が少し痛んだ。
その後はお昼過ぎの表彰式に出て打ち上げ宴会モード、走る人たちとの話は楽しい、夕方には家に戻った。
11月13日 久喜駅伝4区のコース往復 6km
11月14日 黒目川いつものルート 13km
今週はなにかと忙しいので、月曜に走っておく。雨が降りそうで降らない。駅伝の効果なのか、速度の割には呼吸が苦しくなかった。
11月9日(水)15km 走る会の例会で、皇居を3周する。稲荷湯は大混雑。
11月合計 108km
Posted by gont at 2005年11月15日 01:10 | TrackBack