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[ 2-ランニング日誌 ] |
よっしゃ! 伴走者で4:59:55、5時間に収めました。
アラームが鳴って05時に起きる。ランナー宿泊施設の窓から朝焼けの富士山が見えて驚く。昨夕は雲っていた空は快晴、湖面に漂う霧も晴れるはずだ。すぐに手持ちの食料を胃に入れる。3時間前から消化しなければエネルギーにならない。着替えて体操して荷物をまとめて、06時に朝食、昨夕と同じバイキング形式で好きなものを自分で選んで食べられる。炭水化物中心に選ぶ。河口湖マラソンのある時だけは朝食時間を1時間早めているそうだが、05時から始めて欲しいものだ。07時、チェックアウトしてスタート地点近くの荷物置き場へ。宿泊施設が近くにあるのはありがたい。ウォームアップするために小走りで行く。朝の気温-0.5度、さすがに寒い。
スタート地点はすでに参加者でごった返している。注意アナウンスが流れ、BGMはホルストの惑星。高揚感と緊張が包むスタート前の風景。スタートラインのある道路に降りて前に歩いていくと、すぐに詰まってしまう。ラインからかなり後ろだ。号砲が鳴ってからラインを踏むまで3分ぐらいはかかるか? それでも後ろは長蛇の列になっている。
今年はランニング用の軽量ザックを背負って走る。キロ7分の42キロペース走(5時間走)、マラニックみたいなものだ。初フル挑戦者の伴走なので、挑戦者の「完走」が目的になる。挑戦者が途中で故障して棄権したり、途中で疲れ切って歩いたりしないように、ペースを考えなければならない。次に5時間を切ること。キロ7分ペースで行ければ、必ず5時間は切れる。重要なのは、前半、周りのペースに巻き込まれて早く走り過ぎてしまうのを防ぐこと。心配なのは、23キロ以上は走ったことがないこと、キロ7分ペースで20キロぐらい走ると脚が痛くなってしまうこと、トレーニングは週2回ぐらいで月間の走行距離は100kmに届かないということ。今夏は山の縦走などをやって脚腰を鍛えてあるので、故障に注意してペースを乱さなければ完走はできるはずだ、と思うものの、確率は5分5分という感じだった。そしてスタート。
湖の対岸に雪をいただいた富士が見え、最後の紅葉がコースに舞い落ちる中、挑戦者はほぼ正確にキロ7分を刻み続けた。途中で伴走者の自分がトイレに寄ってしまい7分も遅れたものの、30kmまでに7分ペースに戻せた。20km手前で膝が痛くなってきて少し不安を覚えたが、レース独特の心理なのか、その痛みもしばらくすると消えたそうだ。確かに、痛いと思っても、それを散らしながら走ることはできる。30〜35kmの5kmがいちばんきつかったようで、呼吸が不規則になってリズムが作れないようだった。横隔膜だって疲労して呼吸のリズムが作れなくなる、意識して呼吸しなければならない。給水所で水を飲んだり、チョコやバナナを食べたり、飴をなめたりして、疲れを誤魔化しながら走る。35kmからは気力で押し続ける。周囲はすでに歩いている人ばかりで、ペースは遅くても走ってるだけで前の人を抜いていくことができる。ラスト2キロでペースが落ちた。かなり苦しいらしく少し弱音を吐く。当然といえば当然。それでも自分から脚を止めて歩くことはなかった。FINISHラインが見えてきたところで、後ろから、大会事務局の用意した5時間ペースランナーが追い抜いていった。FINISHラインはイベント会場のようにたくさんの観戦者と走り終わった人たちで囲まれていて、大会事務局の実況中継が行われていて、そのアナウンスで、後ろから5時間ペース走者が来ているのを知った。ペース走者が周囲に「5時間切れますよ!」と声をかけていってくれたので、これに付いていき、5時間を5秒切ってゴールすることができた。よっしゃ!
風呂に入って着替えて、ランナーの多いレストランの2Fで完走祝賀会。すでに5時間半を過ぎて会場の施設の撤去が始まった河口湖を観ながら、健闘を讃える。その後はバスに乗って都心まで戻った。
昨年(2004年)の様子は第29回河口湖日刊スポーツマラソン・レポート
Posted by gont at 2005年11月28日 11:16 | TrackBack初めまして!
僕も河口湖を走りました。
本当に景色も良く、最高の気分で走れますよね!
私が宿泊した宿も食事が6時でした。
早められないかと交渉したのですが、NGでした。
どうも大会主催者側がスタート時間の前倒しをアナウンスしていなかったのかもしれません。
またお邪魔します!