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[ 3-レース・レポート ] |
目標3時間40分に設定。しかし4時間切るのが精いっぱいの結果。反省の多いレースとなった。
3:53:05 (ネット 3:50:23)
今季初のフルマラソン。気合いは入ってたけど、ダメでしたねぇ。
近所のF市のランニング会の3人で、朝6時の電車に乗り、武蔵野線経由で南流山からTXつくば・研究学園駅へ。会場ではM会関係で7人ぐらいとなり、テントも立てられ、遠征気分だ。気温は上がらず雲底が低く垂れていて雨が降りそうな天気。結局、雨も降らず、走るにはよかったけど、走る前と後は寒かった。規模の大きい大会なので、トイレが大混雑で大変だったのと、コースの路面が少し悪く感じた(道路のアスファルトが轍状になって傾いていたり、微妙に凹凸がある)。
レース展開、キロ5分で最後の10kmはキロ6分、おおむね3時間40分を予定。しかし最初の5kmが渋滞気味で27分超と遅れ、これを取り戻そうと少しペースをあげてキロ5分ペースで20kmまでは走る。これで20km100分ぐらいにはなった。でもM会のSさんを20km手前で抜いたところで気づいた「あぁっしまった! またオーバーペースだ」。
毎度のことだけど、Sさんを前半で抜いてしまうときは、オーバーペースで、後半に抜き帰えされる。奥武蔵ウルトラマラソンでは、折り返し手前の坂で抜いて、熱中症状態でリタイアしてしまったし…。
気温が低くて走りやすく、久しぶりのフルマラソンで調子に乗り過ぎた。折り返し地点から少し減速したが、もはや手遅れ。
25kmまではキロ5分ぐらいで走れたが次第に体調が悪くなって減速。30km、胃が不快で背筋がゾクゾクと寒気がする、速度を維持しようと少しがんばると途端に苦しくなる。次第に脚も筋肉痛になって動かなくなってくる。「3時間30分-4時間」を目指すランナーの流れから脱落して、走路の邪魔になっていたと思う。抜かれ放題だ。
30kmからスピードが落ちたので呼吸は楽、というか、いつものランニングの過呼吸な状態に比べれば、普通に息をしているような状態。つまり筋肉をまったく使えていない。自分の身体を限界まで追い込めない状態、身体が意識の指令を拒否して「セーフモード」で無理ができない状態にロックされてしまったようだ。
最後の5kmでは状態が酷すぎるので歩こうかと思ったが、ここで歩くのは止めよう、走っていなければ早くゴールに近づかない、ここまで走ってきて歩くのか、と自分を戒める。ラスト3kmで両足の脛部分の筋肉(脚の膝下前面)が痙攣して転びそうになる。なんでこんな箇所がつるんだよ、と思ったが、幸い、ふくらはぎではなかったので、脚を棒のように動かして走っていく。長い長い1km1kmのラストだった。ゴール後、立っていられなくて10分ほど仰向けになる。わずかな時間だけど、眠ってしまった。なんだか今までにない「ヨレヨレ・潰れ方」なのだった。
反省点・悔やむ部分も多いけど、走り終われば、すべてチャラ。帰りは、走る仲間と南流山で打ち上げして秋津にも寄って帰りました。
マラソンやるには事前の体調が悪すぎた。毎回、そういう状態だけど?今回は特に悪かった。そうならないような体調管理・調整ができてないというのは、練習してないのと同じだろう。レースの細かい作戦もできてないし・・・それでも走り切れてよかった、というのが自分のなかの落としどころですが、やっぱり不甲斐無いなぁ、と思う。今年は富士登山競争で頂上に行けたり、山岳耐久レースでタイムを更新できているのに、フルが更新できないというのは、なにか問題があるからに違いないのだった。
◆今回の良いところ
・新調した靴がよかった。体重が増えてるから、後でひどいダメージがあるかと思ったら、翌日は若干の筋肉痛程度で済んだ。
・前日は食べ過ぎなかった(それでもまだ少し食べ過ぎたかな、スパゲティ)
・長袖と短パンは正解
・ふくらはぎのキネシオテープは正解
・膝は痛まなくなった、ありがたい
◆今回の改善すべきところ
・レース前の体調管理が重要
→不規則な睡眠が続くと、心臓や呼吸、発汗などの自律的な機能も充分に発揮できない(あまりにヒドければ死ぬので走ってはいけないのは当たり前だけど)。内蔵もやられるようだ……若いときと違って、気合いだけではカバーできないなぁと感じる。
・レース前は普通でいい、というか、レース前までに普通の状態でいられるようにする。つまり、慌てて何かをやっても遅いということ。
・普段の練習でもっと長い距離を走るようにする
(毎度同じ感想を書いている。反省で生かされてない)
→30km〜フルの距離。今回は2週間前から走れず練習頻度も少なかった。
・レースでの作戦をもっときちんと考えること、ペース配分は特に。
・自分の走力は前回のタイムを参考にすべし(最速タイムから考えないこと)
・レース中の給食・給水も組み立てること
ところで、マラソン当日朝、初フル挑戦で合流予定だった友人から電話。体調が悪いので遅く出る、現地合流にしましょう、とのこと。結局、秋葉原まで来て時間切れで帰宅すると連絡。先週、練習のしすぎでアキレス腱が痛いと言ってましたし、無理しないでよかったと思います。本人は落ち込んでるようでしたが・・・エントリー料だってもったいないですよね。コンサートやイベントのチケットと同じで、行かなければ楽しめないんだから。もったいない気分でもあります。
それにしてもマラソンでスタート地点に並ぶには、それなりの環境や準備、動機や気合いが必要です。自分も以前、調子が悪くて、半分寝坊して大会に行けなかったことがありました。ちょうど引っ越しの手続きで忙しかったこともあります。とても落ち込みましたね、だって、そのレースのためにずっと練習してきたんだから!
また、走りたくないのに無理に走る必要もないでしょう、無理に走って楽しいことは一つもないわけでマラソンなんて。途中で動機(楽しみ)が薄れて、プレッシャーに負けてしまうこともあるでしょう。こういうスポーツは本人のやる気の問題だし、自分で挑戦していくつもりがなければ楽しめません。とはいえ、仕事が忙しかったり、スポーツを楽しめないような問題が起こってることだってあるわけだし、そのあたりはわからないことですけど。せっかくランニング専用の靴を購入したことだし、これを機会に、走るきっかけになればよいとは思います。