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[ 2-ランニング日誌 ] |
タイトルとは逆のコース、都心に向かって川越街道を南進。池袋から春日通りを経てお茶の水まで。27km。
「震災時に職場から自宅まで歩いて帰れるか」。昨年末、取引先企業の忘年会に招かれたときに、そんな話題が出た。その企業では実際に避難訓練を行ったそうだ。その話を相棒にすると、自分もやってみたいが休暇でないと難しいという。というわけで、東京マラソンの練習をかねて「2007年正月・震災避難訓練ラン(逆だけど) 新座-朝霞-池袋-お茶の水」が敢行された。
都心から走って帰って、疲れているのに風呂や飯の用意をするのは大変、なので逆コースとする。都心の銭湯に入ってご飯を食べて電車で帰ってくることにすればラクだ。
黒目川を下って川越街道にぶつかって右折、そのまま街道を池袋へ。春日通り経由でお茶の水。時間にして3時間半のランニングになった。自分は相棒の着替えの荷物を背負って走ることになったので、重くなってしまい、途中ですこしバテた。
ちなみにこのコースはすでに2回走ってるので道に迷うことはなかった。というか迷うほうがヘンなぐらいまっすぐな道。
震災時には、池袋の六又陸橋が崩れ落ちると思うので、そこをどのように迂回してクリアするかが問題だろうし、お茶の水では神田川が渡れないかもしれない。
お茶の水(神田川の南の位置)で働いている人は、まずは明大で様子見して、さらに南の皇居に逃げて、しばらく(1週間ぐらいは!)様子をみるしか手はないだろう。地震による火災、その延焼が落ち着いてからでないと動けないだろうし、なにしろ治安が悪くなるから、1週間ぐらいは移動ができないと思ったほうがいい。
川越街道沿いにはたくさんのコンビニがあり、政府の話では、そうしたコンビニが食料や水を放出して支援する、としているけど、そんなものは2、3日で略奪されてなくなってしまうだろう。地震のときに店長やバイトが残ってボランティア活動することはありえない。自治体の支援はまったくアテにならない(最初からアテにしてもらっては困る、という都市の作り方になっている)。食料や水、ラジオ、簡易テント、毛布などを職場に用意しておくべきだろう。そういう防災意識がない職場ならば、自身の安全は自身で守るしかないわけで、自分で可能なものを用意しておくべきだと思う。
都市中心部は次第に衛生面で問題が出てくるから(夏はとくに)、都市機能が回復しないのならば、すみやかに郊外へと脱出すべきだ。場合によっては戒厳令が敷かれ人間の移動も制限されてしまう。そのまえに都心から出ないと……。でも、相棒を含めほとんどの人は出るに出られないだろう。瓦礫の山と寸断された道をたどって、一日で移動できる距離はわずかだ。夜間は照明もない、闇夜なら動きようがない。
郊外から救援物資が届けられ、治安が回復し、安定したところでようやく動けるとしても……自分の場合は、相棒を早めに脱出させるため、テントと食料、飲料、燃料、薬品を担いでいくことになる。走るのは無理だが、朝出れば夕方には到着できるだろうし、郊外への脱出も安全だろう……
……などと、杞憂と思える考えを巡らせながら、お茶の水に到着。箱根駅伝で優勝した順天堂の前を通りかかった。幟を手にした陸上部員が誇らしげに立っていた。橋を渡って目的のビルの下でこちらもゴールだ! 新春ラン、お疲れ様でした。
銭湯は、お茶の水の日立の裏、幽霊坂下のスーパー銭湯「江戸遊」。年末年始もやっている。入浴料430円+ハンドタオル・バスタオルセット200円(石けんやシャンプーなどはいらない)。夕方に行ったら、順番待ち(約20分ぐらい)だった。お正月で孫を連れたおじいちゃんもいて、なごやかな雰囲気でした。ビルの3階が浴場で、その階下ではご飯も食べられる。
その後はアキバまで適当に歩いて、駅前にある新ビルの2階にある洋食屋に寄った。腹が減っていたこともあり、なにもかもがおいしかった。
27km
1月合計 80km
Posted by gont at 2007年01月04日 17:04 | TrackBack