月別アーカイブ: 2008年5月

地震の前兆と、前兆としての地震

 中国での大地震、報道が増えるにつれ、被害は拡大している。
 
 最初の報道の映像は震央(震源の真上)ではないと思った。Mと震源の深さからして、真上では逃げ出す余裕もない。たいへんな被害のはずだ。
 そしてミャンマーほどではないにしろ、北京五輪を直前に控えて、強力な報道管制があるような気がする。
 軍事政権下のミャンマーのサイクロン被害の救援も必要だが、情報が少ないのと同様だ。

 中国大地震とチベット問題は因果関係がない。
 関係はないが、震源は四川省アバ・チベット族チャン族自治州だ。
 24万人もの死者を出した唐山地震(M7.8)が起こった1976年には、周恩来、さらに毛沢東が亡くなっている。それらは地震のせいではないが、できすぎている。
 共時性(シンクロニシティ)はプラスばかりとは限らない。人と人が分断されたときには大きなマイナスとして起こるような気がする。人間のよりよく生きる権利が侵害されているところに、自然災害が加わった時、大きな危機が訪れる。さらに報道管制まで敷かれたら被害はいっそう大きくなる。それらは広がる。被害のないところまで。

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『衆生の倫理』

衆生の倫理 (ちくま新書 716)

「ぼくらのほうから駆けつけてやる! ぼくらこそは救援隊だ!」(『人間の土地』サン=テグジュペリ)を思い出した。
自分たちが遭難してるってのに、なんでオレらが救助隊なんだって?
そうしたいからだ! ははは。その場にいたならば、他に選択肢なんてのはないんだよ。

春の穂高岳沢、夜。隣のテントが騒がしい。ガチャの音がする。アイゼンを履いているようだ。おいおい、これから行くのかよ?

奥穂南稜の中間あたりでヘッドランプがいくつか揺らめいているのが見えた。

アイゼンを履いて外へ出る。なぜかって? そうしたいからさ。

春の秩父、品刕(白井指)周遊と日野温泉

 前日の18時まで仕事。連休だというのに……ようやく終わって、さて、明日は山に行こう。どこに行くか?
 天気は曇り、午後から雨の予報。

(写真は後で時間あったら掲載予定)
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台風被害が人災になりつつある軍事政権下のミャンマー

人道的な見地も当然あるのだけれど、人の苦しみを放置しておくとそれはすべてに影響してくる。
かつてのアフガニスタンがそうだった。
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茨城県沖M7.0(2008年5月8日01時45分)

 グラリときて、設置したばかりのモニタが揺れる。モニタの脚を固定してた万力(ホームセンターで買ってきた)がゆるんでいたのに気づき、あわてて締め付ける。
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やっぱり何かしている

連休は何もしない=休むつもりだったんだけど、結局は、家の修繕、請負とは別の自分の為すべき仕事、新・制作環境のセッティングなどしていた。
まったく休んでいない、というか、運動量は2倍ぐらい増えた。
そのほうが基礎代謝が増えて、活発になって、身体にはいいかもしれない。
読みかけの本が2点、読み終わった。中島らもの『永遠も半ばを過ぎて』と、新田次郎の『剣岳〈点の記〉』。
ランニングして、一日だけ秩父に山登りに行った。
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