やっぱり何かしている

連休は何もしない=休むつもりだったんだけど、結局は、家の修繕、請負とは別の自分の為すべき仕事、新・制作環境のセッティングなどしていた。
まったく休んでいない、というか、運動量は2倍ぐらい増えた。
そのほうが基礎代謝が増えて、活発になって、身体にはいいかもしれない。
読みかけの本が2点、読み終わった。中島らもの『永遠も半ばを過ぎて』と、新田次郎の『剣岳〈点の記〉』。
ランニングして、一日だけ秩父に山登りに行った。

家の修繕

昨年の台風で、換気扇の排気口から雨水が吹き込んで困ってしまった。換気扇の外に大きめのフードを付けようということで、朝霞のドイトまで買いに行く。もちろん自転車で。いつものランニングの道を往復。途中のホームセンター(ロイヤルと名称が変わっている)でも植木やベランダで育つ野菜の苗を購入する。戻ったらすっかり夜になっていた。翌朝、すぐにフードを取り付ける。これで台風が来ても大丈夫。
毎年、台風の威力が増してくるように思える。今年は外壁の塗り替えも予定しているし、直さないといけないと思ってる箇所がいくつかある。順番に直していこう。古い家は何かとメンテナンスに費用がかかる。

為すべき仕事

ひとつは、組版のスキルの向上。特にJavaScriptでの制御系のチェック。うまく使うと、圧倒的に速度がアップする。クオークでもそうだったけど、「機械ができることはすべて機械にさせる」。遠回りに思えて、結局は近道。
もうひとつは、サイトのUTF-8化。データベース関係のプログラムのUTF-8化は案外、あっさりとできたんだけど、問題は外部のテキストファイル類で、これが1000ファイルぐらいある。OSXのターミナルで一気に文字コードを換えても、テキストそのものの直しが残っていて、一枚いちまい、手作業で修正せざるを得なかった。これにいちばん時間がかかってしまった。この作業は別に誰に頼まれたわけでもなく、自主的なワークショップみたいなものだ。今後のウェブの仕事に、必ず役に立つことだから。特にPHPで動くブログとの連動では。

新・制作環境

MacPro+24インチモニタ+CS3+各種ソフト+フォント、それと外出先でもネット経由で作業ができるMacBook環境の設定。かなり迷ったけれど、やるしかないと腹をくくる。ちなみに24インチモニタの最低価格が4万円を切ってきた(安いのは仕事では使えないと思う)。

本

中島らも『永遠も半ばを過ぎて』
写植屋の話し。今では組版屋だね。徹夜続きでヨレヨレな主人公。オレのことじゃないか。そういうわけで、本に関わる仕事する奴はともかく読め、いや、読んでください、ってことで。

新田次郎『剣岳〈点の記〉』
2009年、映画化。前の記事でも紹介したけれど、再読。文字通りの「未踏プロジェクト」。社会人になってから読むとわかるのだけれど、山岳地の測量は、とても激しい労働だ。ほんとに強いな、と思う。
読後、思い立つ。今年の夏に、剣岳の登る。そうすると、映画が100倍おもしろくなるだろう。
いっそのこと、日本海の海岸からスタートして剣の頂上を目指したらどうなるだろうねぇ……3000mの標高差あるね、ふふふ(マジかよ>オレ)

このほか、ネットでも書店でも本を買ったけれど、悲しいほどに読めていない。ちくま新書、石川忠司『衆生の倫理』が幕末未来人的におもしろいけど、まだ途中。松籟社のボフミル・フラバル『あまりにも騒がしい孤独』は最初のページだけ! 通勤時間があればなー。

映画

仕事終わって深夜に観る。年度末ぐらいから。眠れない時。
借りてきた映画に共通するのは、労働とはなんだろう、ってことよ。

チャップリン『街の灯』『黄金狂時代』。思う心の擦れ違い様に泣く……愛する者のために働くがズレていく……。『黄金狂時代』のラストで、一瞬でも自己を犠牲にして他者を助けようとする行為が奇跡を生むというのか。

古典を観ようということで『怒りの葡萄』、これはスタインベックの原作、文庫を少しずつ読み進めてあって、全部は読めなかったけれど、途中で映画のほうを観てしまったのだ。今やってるデジタルな仕事だってさして変わらないんだよね……そこが桃の農園か自動車工場かコーディングかの違いだけさ。リパブリック賛歌がラストに流れると聞いていたのでそれを楽しみにしてたんだけど、普及版DVDではカットされてるのだろうか、流れなかった(自分が勘違いしてるかもしれない)。

さらに『わが谷は緑なりき』。主人公の少年が先生にいじめられていて、炭坑町の知り合いの腕に覚えのあるオッチャンたちがそれを知ってニヤリとした瞬間、「あのオッチャンら、先生をノシテしまうがな」と思ったんだけど、やっぱ、ノシてくれたので、とっても爽快。『衆生の倫理』風に言えば「人格の爽やかな風が吹いてくる」映画だ(オレには今、必要なんだよ)。ちなみに『天空の城ラピュタ』のスラッグ渓谷の元ネタもあちらこちらにあったような。

観てなかった『ユナイテッド93』も観る。アメリカ上空で航空機が4500機飛んでいて、人間によって管制されていることが驚き。そして、その飛行機のどれかが敵機となった場合は、すべて着陸させるしかない。すべての機能を停止させるか、それとも、何かを犠牲にして機能を生かしておくか。世界(グローバル)で起こっている問題系そのものの問いだ。結果、すべてを止めてチェックする、その判断を下せたのは、大統領ではなかった、ということ。この世界では、何かを犠牲にして消し去ることで特定の機能を十全に生かしておくという判断を誰かが下している、それゆえの代償は等しく、享受されなければならないのかもしれない。

人間の視覚と脳が対象の表面を意味で塗り込める間隙が残されているのがリアルだとすれば造形されすぎた美人とか美男子は物語を台無しにしちまうんだろうな『ベクシル 2077日本鎖国』。

ランニング

4月末の18kmが祟って、膝が痛くなった。
坂道はお休み。膝の痛みがとれるまで、体重が減るまでは無理しない。

それでも5月に入って、ほぼ毎日走っている。踏み込む片足に体重を乗せきれないので、クッションのあるトレイルラン用の靴で走ってゴマカス。芯のあるインソールを使うと、靴の中での踵の沈み込みが分散化される。
今まで使っていたランニングシューズの靴底もすり減ってきた。重いとすぐに減る。買い換えるなら、クッション性・安定性重視タイプの靴にしよう。今は速度どころではない。

もも上げ、腹筋、腕立て、懸垂などもして、全身を動かす、柔軟もやる。忙しくなるまえに、やれることはやっておく。
体重減1.2kg。ほとんど減ってない。タニタの体重計に乗ると、基礎代謝・体脂肪率は変動。

å±±

別記。

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