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[ 2-仕事−DTP/WEB ] |
仕事が再び忙しくなってきた。日本の景気はどこまで上向き調子でいくか。参院選、アテネ・オリンピック、それとも北京オリンピックまで上向きで行くのだろうか。儲けの出ている大企業と自転車の中小、都市と地方、こうしたありふれた二極化と一極集中はさらに拡大するんだろう。景気が良くなれば、金利も上がる。オジサン的世界はどっちにしても大変ではある。
先日、75歳の大工のオヤッサンと仕事の話しをした。家のことならなんでもできる人だ、朝から晩まで休みをとらずに一人で大工仕事をこなしてしまう。遠くから見れば年寄りだが、近くで見れば、その腕の太いこと、健康そのものだ。ともかく大工仕事が好きで、問題があると、それを解決するのに全力を傾ける姿には感銘を受ける。仕事が涸れる時もあれば、忙しくて大変なこともあったそうだが、良い仕事を続けていれば、仕事は切れない、なんとかなるもんだぞ、あとはやる気が続くかどうか、とのこと。あたりまえのことかもしれないが、実際に75歳で現役バリバリのオヤッサンの話しはタメになる。
そもそも自分の仕事が景気と連動してるのかわからないけれど、本なんて生活必需品ではないから、ある程度景気がよくないと、財布から本を買うお金が出ない。ごくわずかのマニアックな本好き以外は、本は気晴らし程度の娯楽なわけで、携帯の通信料やその他の出費が優先、本なんていちばん後回しにされてるはずだ。出版物の点数は増えるものの、仕事の単価はこれ以上下げられないところまで来ているし、もし、次に大きな経済的失速が来たら、バタバタっと崩れるかもしれない、などと思いつつ、景気に左右されない何かを生み出す対応策を考えておこうと思ったりもする。だいたい、自分は流行を追いかけたり、時流に乗って何かを先駆けて仕掛けてイノベーターとしての利益を先取りするなんてタイプじゃないんだし。地味に続けられる好きな仕事をジジイになってもやる、それしかないね、と思うのだった。