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多摩湖までジョギング
GW中の言戸堂の営業
DTP新刊
春の機械人形映画2本
第57回富士登山競走 2004.07.23(金)
薔薇が咲いたんで撮ってみた
数式の上の博士と少女の出会い?
著作者人格権
映画見たいなら
京ぽん
Category Contents
0-日々のFLAG[274 items]
1-本とある日[40 items]
2-仕事−DTP/WEB[28 items]
3-ランニング・登山[74 items]
4-Tips[58 items]
5-URLメモ[19 items]
6-断 想[12 items]
7-現代近未来視聴覚研究[14 items]
8-アフォリズム[4 items]
9-お絵かき[12 items]

2004年04月30日

多摩湖までジョギング

約25kmぐらいだと思うんだけど、かなりバテました。

コース:
事務所のある武蔵小金井から、小金井街道を北へ、西武新宿線花小金井駅前から「多摩湖サイクリングロード」を西へ。多摩湖を時計周りに1周して、同コースを戻る。
多摩湖のロードは、小さなアップダウンがたくさんあり、おもしろかった。時計周りだと、最後で急な坂を下りなければならないので、膝がやられそうです。反時計周りのほうがいいかもしれない。

本格的にランニングしてる人や、自転車で飛ばしてる人もけっこういました。
ランニングしてるオジイサンにまったく追いつけなかった・・・

Posted by gont at 15:20 | Comments (0) | TrackBack

2004年04月29日

GW中の言戸堂の営業

基本的に暦通りですが、GW明け納品にも対応いたします。
ご依頼はお早めに……
5/2-5/5に数日、山登りに出かけて連絡がとれなくなる可能性もありますが、予定は未定です。山の中だと携帯電話(PHS)のアンテナもありませんので……。
よろしくお願いいたします。

仕事の進捗状況/作業日報 〜4/29〜 に関しては↓

・出来/DTP/書籍/『教わらなかった会社の基本50』(かんき出版)gont.net掲載済
・出来(たらしい)/DTP/書籍/『仮面ライダーがエントツに立った日』(筑摩書房)
・待/DTP/書籍/再校直し待
・待/DTP/書籍/基本レイアウト案→連休明けやり直しがほぼ決定・・・
・待/DTP/会報誌/6月号初校出直し待
・待/DTP/書籍/原稿待
・進行中/WEB/WEB-DB/新刊データ掲載、CGIの調整、SOHO提携者と打ち合わせ中
・済/WEB/通常更新作業、お知らせ用の新HTMLコーディング
・待/WEB/サイトの移転、ドメイン名選択中
・待/DTP/書籍/企画案1点

Posted by gont at 04:27 | Comments (1) | TrackBack

DTP新刊

DTP仕事の新刊です。




『教わらなかった仕事の基本50』(かんき出版)

Posted by gont at 04:15 | Comments (0) | TrackBack

2004年04月28日

春の機械人形映画2本

サイボーグとかバイオロイドとか、そんなアニメっぽい映画なので、がんばれ、超がんばれ!

『イノセンス』

ちょっと前に観たもんですから、すっかり記憶が薄れてしまいました。
押井「映画」でありました。絵的にすごい、だがしかし!(という友人の指摘がまさしくしかり)。
一瞬、ふいに泣きたくなるシーンがあったけど、思い出せない。

イノセント、と書いて打ち直して、この映画に『ザブングル』の能天気で破天荒な無頼の希望を希望するのは無理か。
芝居みたいでいいんです、二人が哲学(禅)問答を繰り返しながらひたすら突っ走るロードムービーとか作ってくれませんかね。何言ってるんだかわからないけど、ひたすら動いていくという……わけわかんなくて頭がカァアアアアーーーっとするような作品をぜひよろしく。

ネットで拾った「応援文」で秀逸なものを以下に。

「 ヤバイ。イノセンス ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。イノセンス ヤバイ。
まず美麗。もう奇麗なんてもんじゃない。超美麗。美麗とかっても
「ニュージーランドでロケ?」
とか、もう、そういうレベルじゃない。
何しろ全部セピアに輝く観た事も無い未来。
 スゲェ!なんかロケとか参考都市とか無いの。
超越してる。。
しかも濃厚な台詞情報攻撃があるらしい。
 ヤバイよ、休み無くストーリーが転がり続けるんだよ。
だって普通の映画は説明的になったりするじゃん。
 誰でもついてこれる間ができてるじゃん。
一緒に観た人と「あの台詞良かったね」って話をする時、
 言うのに15秒以上もかかる台詞があると会話が止まるっしょ。
何語か解らないなと思って観てたらモロ日本語で
 自分の連れは理解してて自分は全く解ってなかったとか泣くっしょ。
だから普通の映画はゆっくり判りやすい言葉にして、名言格言はちょっとにする。
 話のわかるヤツだ。
けど イノセンス はヤバイ。そんなの気にしない。
 脳がネットに繋がってる人達の話だからゆっくりしない。
Googleと地球シミュレータとフレッツ光200万本が頭蓋骨に入ってるぐらい速い設定。
ヤバすぎ。
そんなヤバイイノセンスがなんと
 カンヌ映画祭のコンペにノミネートされました!!!がんばれ!超がんがれ!!」

『APPLE SEED(アップルシード)』
こういうお話です。

西暦2131年、世界を壊滅間際まで追い込んだ非核大戦が終了したころ、主人公、デュナン・ナッツは、荒廃した町でヘリの攻撃を受ける。昔の恋人、ブリアレオスによって巨大人工都市・オリュンポスへ連行されたデュナンは、バイオドロイドと人間の対立に巻き込まれていくのだった。原作は、ハリウッド関係者にも絶大な人気を誇る士郎正宗のデビュー作。監督・荒牧伸志、プロデュース・曽利文彦。2004年春公開。

3DCGの「映画」なんですが、「映画」になってるかどうか、ギリギリのライン。
日本人が制作したフル3DCGのセル画っぽいアニメはこんなふうに動くのか、という「映画の中の違和感」を楽しめる? 作品だった。それなりに口重く、ウーン、ムムムムーと思える作品。
いや……重いのは押井監督に任せて、もっと気楽にいきましょう、そうです、娯楽です。80年代のテイスト、正攻法の作劇、いいじゃないですか。制作費を抑えて速度をアップできる新しい3DCGのツールを使い、あとは何を表現するかです。日本の若手の出番です。

で、辛口混じりに……
◇お話
ストーリーの素材は面白さを秘めているのに、それを絵的に(動画的に)見せるための仕掛けがイマイチ(というか、ニ)。

◇音楽
あのな……もっとガンガンやれってば!(笑)戦闘だぞ、気合いいれなきゃ。ところで、教授も参加してるようだけど、どうでもいいや。

◇動き
・モーションキャプチャーでフルCGで起こす新しい手法(「トゥーンシェイダー」)だそうで。タイミングが悪く、動きに爽快感と現実感がない。たぶん、動きそのものはデキテるんだと思う。問題はカメラだよ、カメラの位置! 架空に作った世界のなかに、どういう視座を置くか、ってこと(セルのアニメ的なタイミングに慣れているだけかもしれないが)
・ダラダラと「技術」を見せられるのは辛い。
・実際の人間は動いてるようで動いてない。姿勢の持続で意思を示したりする。なんでも動かせばいいわけじゃない。
・涙が落ちる動きには正直、ギャグかと思ってしまった。
・シーンの出来でかなりバラツキあったけど、マシンを動かすギミックは心地よかった。
・「爆発」に重みがない。普通、巻き込まれてやられるだろ……

◇絵
・空がペンキのようだ。ゲームの世界と同じく、有限を感じる。閉塞した、作られた舞台。それゆえの仮想空間の話しならわかるんだけど、非核大戦後の現実の世界ということなんだよな、絵に描いた餅だなぁ。それを思うと、メガゾーンは偉大(それほどでもないか)。
・人間に関しては、アニメ絵やCG絵がダメな人だと、拒絶反応でしょう。「機械だな」などと思うこともしばしば。その「機械っぽさ」を逆手にとって作るまでに至ってない。
・女性の顔は目がデカイ・・・小さく普通にしたほうが人間っぽいのに。
・顔のアップのシーンが多すぎ。アップにすると、人間の顔にはシワがいっぱいあるんだ、シワで演技するんだ、でも、フル3DCGじゃのっぺりしてだめだ。カメラを引かなきゃ。シワまで描いたら、CGでやる意味がないし。
・声優の力量がモロに出る。もっと抑えた声で。いや、黒子のモーションやってる俳優なりが、ホンモノでないと無理だ。対テロ部隊が登場するなら、ホンモノの対テロ部隊が黒子でモーションキャプチャー。
・それでも、「へー、ここまで表情が出るんだ」というカットや、微妙なコケティッシュなしぐさにドキっとするシーンもあった。ただ、それは、人形の持つエロスみたいなもんで、人間そのものに対する感情(移入)の動きじゃないんだわなぁ。何か違うんだな。

◇よかったところ
・ランドメイト、というロボットが好き、あれでボトムズの硝煙感? があれなぁ。多脚砲台の動きもよかったが……怪獣映画ならもっと重くて怖い表現ができるはず。
・人間の顔に感情移入できず、ブリアレオスの丸まった背中に「人」と「人生」を感じたオッサンのオレだった。

Posted by gont at 02:53 | Comments (0) | TrackBack

2004年04月27日

第57回富士登山競走 2004.07.23(金)

エントリーしました! 富士山頂までの山岳マラソンです。
「市街地ロードレース」+「クロスカントリー」+「山岳レース」の総合技術力で、日本一の富士山にチャレンジ!

第57回富士登山競走 2004.07.23(金)
「市街地ロードレース」+「クロスカントリー」+「山岳レース」の総合技術力で、日本一の富士山にチャレンジ!

富士吉田市(山梨県)
定員になり次第締切 3000人
種目(公認コース)・制限時間
21km(山頂コース) 未公認 男女別18歳以上 4時間30分、
関門5合目(15km地点)2時間30分、8合目4時間
15km(5合目コース) 未公認 男女別18歳以上 3時間
※昭和61年4月1日以前の出生者。荒天時は5合目で打ち切り
主催 富士吉田市
参加料 6000円(弁当付)
受付 場所 富士吉田市役所前庭
時間 15:00〜18:00(前日)、6:00〜7:00(当日、5合目は〜8:00)
交通手段 交通機関 富士急行線富士吉田駅より徒歩15分。
新宿駅西口より富士吉田駅まで中央高速バスあり
駐車場 500台無料・(会場まで約2km、会場まで送迎バスあり)
コース 特徴 吉田口より5合目、富士山頂まで走る。高低差3000m
給水 6カ所
距離表示 残り5km、3km、1km
フィニッシュ地点の時計表示 なし
大会情報 開会式時間 7:00(5合目8:30)
スタート場所 富士吉田市役所前
スタート時間 7:30(5合目9:00)
フィニッシュ場所 富士山頂(21km)、5合目(15km)
記録の発送方法 記録証あり
表彰 男子10位、女子・15km男女45歳以上6位
参加賞 ピンバッチ
前回の参加者 2763人
前回の種目別参加者 21km2326人 15km437人
前回の優勝タイム 21km男子2時間47分57秒 女子3時間12分51秒 15km男子1時間22分36秒
スポーツ傷害保険 含む
その他 参加者へのサービス ドリンク、吉田のうどん、抽選会、シャワー
荷物預かり あり五合目まで搬送
売店 あり
医療サービス 健康相談
観光 北口本宮浅間神社、富士山、富士急ハイランド、富士五湖
特産物 吉田のうどん、富士山の水
その他
申込・問い合わせ
申込先住所 〒152-0011
東京都目黒区原町1−31−9
富士登山競走 エントリーセンター
TEL : 03−3714−7924
FAX : 
◎大会詳細問い合わせ先 富士吉田市教育委員会内
大会実行委員会TEL0555−22−1111内530
FAX0555−22−6552
大会ホームページ
http://www.city.fujiyoshida.yamanashi.jp/info/info.asp

Posted by gont at 10:47 | Comments (1) | TrackBack

薔薇が咲いたんで撮ってみた

Posted by gont at 09:47 | Comments (0) | TrackBack

数式の上の博士と少女の出会い?

魔法少女もの? ではなく、数学少女もの?

『算法少女』
復刊ドットコム より
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=8910

著者名:遠藤寛子
出版社:岩崎書店
ジャンル:日本文芸 数学 江戸時代 時代・歴史小説
内容:少年少女歴史小説シリーズの1册で,『算法少女』は江戸時代に実際に出版された和算(数学)の本のタイトルです.この本は和算がよくできた娘 千葉あき と父 桃三 との共著ということになっている.現代版「算法少女」は和算書『算法少女』ができるまでの父娘の物語を江戸時代の数学の様子をまじえ史実にもとずき小説化したもの.
ISBNコード:4265930093

博士の愛した数式
小川 洋子 (著)

Posted by gont at 09:37 | TrackBack

著作者人格権

著作者人格権やさしく解説
かつて、某プロバイダのレンタルサイトに掲載されたデータの所有権を巡って、騒ぎになったこともありました。
http://cozylaw.com/copy/tyosakuken/jinkakuken.htm

Posted by gont at 09:26 | Comments (0) | TrackBack

映画見たいなら

ムービーウォーカー(東京)
http://www.walkerplus.com/tokyo/movie/

ぴあ Chinema
(あまり詳しくないけど)
http://www.pia.co.jp/aeon/cinema/roadshow/index.htm

Posted by gont at 09:21 | Comments (0) | TrackBack

京ぽん


京ポン キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
04.22 日本初!「Opera」ブラウザ搭載でパソコン用サイトも閲覧可能な
AirH”PHONE近日発売:京セラ「AH-K3001V」
PHSです。メール(POP、SMTP)と通常のブラウザがついてる。

今gontが使ってるのは日本無線のAirH"Phone(通称・味ぽん)でして、機種変しよっかなーと検討中。
友人情報によれば、メモリが足りない、メールもカメラもショボイぞ、
いいのか? と……その通りなんですが……
http://www.ddipocket.co.jp/p_s/products/content/ah_k3001v.html
http://www.aikou-keitai.com/

Posted by gont at 09:13 | Comments (0)

2004年04月26日

古本屋で

040426_02.jpg
宅急便を出しに行った帰り、近くの古本屋に吸い込まれたら、ユリイカがゴロゴロしてたので買ってみた。

Posted by gont at 22:19 | Comments (1) | TrackBack

好きな色合い


『商業の歴史』(文庫クセジュ/白水社/1954)
古本。日に焼けた色合いと、もともとのデザインの色が妙にマッチしていてきれいだな。中央の方位磁石のイラストがとてもいい。

Posted by gont at 22:07 | Comments (0) | TrackBack

DTP新刊

DTP仕事の新刊です。




『たかがMBAされどMBA』

Posted by gont at 21:34 | Comments (1) | TrackBack

2004年04月23日

緊急オペの開始

金曜夕方のメールは要注意だ。電話も気になるし、FAXも心臓によくない(笑)。

会社員の方は月曜から金曜まで自分の抱えた仕事をし、外に「振る」仕事の段取りを考える。そして金曜になってまとめて、外に振る。フリーで仕事している人間にとって、仕事が入るタイミングはまさに金曜夕方、というわけだ。長期の休み、GWや夏期・冬期休暇前の金曜となれば、集中する。GWはゴールデンワーク週間だ。

フリーに盆暮れ正月はない! 毎日が日曜日の恐怖?よりずっとマシ(笑)。
そんなわけで、こちらも迎撃態勢に入る。段取りを考え、間に合わせるために追撃を開始する。

今回はDTP、直しを入力する。時間は限られている。

さきほど、手術用のライトが点いた。緊急オペの開始だ。blogに書き込んでる場合ではない……

Posted by gont at 16:33 | Comments (0) | TrackBack

借りている世界は、安全圏ではない

blog入れたら、ホスティング会社から「契約容量超えてます」とメールが……

すぐに容量をUPしました(笑)。にしても、CGIでLOG表示している場合、容量が超過したままで書き込みすると、LOGがぶっとぶことがありまして、困ったことになります。超過から3日間は猶予が欲しい(その3日分の超過分は、違約料として上乗せで払ってもかまわない。LOG飛ぶよりマシ)。

それと、すべてのデータは、たまにFTPでダウンして、バックアップしておかないと。
前に、仕事絡みで管理してたウェブがあるんですが、ホスティングのサーバ自体が落ちて、いくつかの重要なファイルが消えてしまったことがありました。バックアップしてたからいいものの、もし、それがなかったら、困ったことになってました(当然、引っ越したわけですが)。

借りている世界は、安全圏ではない。仮想でも現実でも、同じことですね。
この話しは、またいずれ考えたいと思います。
→自分の脳にある記憶なども、脳というメディアを借りているだけではないのかな? とか。

Posted by gont at 16:01 | Comments (0) | TrackBack

冒険は理解されない

イラクでの日本人人質問題に関して、冬山登山を喩えに持ち出して自己責任に言及する人がいたので、気になっていた。
自己責任を取らない、なんらかの冒険的行動を行う人間は社会的な悪なのか、と。
自己責任を取ったとしても、冒険は無責任な行動であって、非難されるべきなのか、と。

なんで山なんか登るの?
何かあった時に、家族を含め、あらゆる人や組織に迷惑をかけるのは間違いない。
それでも、危険な場所へ出かけて行く情熱が宿る人間がいる。
不思議なことだけど。

冒険は理解されない。

そのことについて、少し雑文を書き散らしてみる。

イラクでNGO活動、人道支援をすることには、大義名分がある。
社会に還元される何かが、必ずある。
プラスであれマイナスであれ、その行動は、何らかの社会的な枠組みの中で行われる。
評価も社会的なものだ。
国家と国民、義務と責任、国益云々の話しはそこらじゅうで言われ、語られている。
現時点で、社会的に還元される質と量を見極め、それがマイナスであるならば、批判されても仕方がないだろう。
だが、未来における価値など、誰も計量できない。
その時点では批判にさらされるだけでも、未来は違う評価を受けるかもしれない。
だから好きなようにやり、批判は受け、堂々としていればいい。
行ったことに自信があり、そこに真のプラスの価値があるのだと確信していれば。
確信が持てなければ、反省し、お詫びするなり、請求を支払い、やり方を変える。それだけだ。

人は理解できない冒険を訝しがり、それを否定する、非難する。
失敗した時は特に。

同様に迷惑をかける行動がある。冬山登山だ。
冬山登山なんて行動は何の大義もない、ただの自己満足のために行われる。
社会的でも、反社会的でもない、非社会的な行動。評価は自分自身が下す。
冒険家は困難を乗り越える人間の勇気と力を表現し、その対価を人や企業からもらって行動を続けるが、
そうでない人間もいる。なんの対価も求めず、ただ、登る人。
冬山、単独、しかも壁……冬期単独登攀となれば、ほとんど狂ってるとしか思えない。
それでも、出かけて行く人間がいる。
不思議なことだけど。

社会的存在である個人(自己)だけでは責任を負いきれないからこそ、
個人は組織を形づくり、責任を分担し、その責任の在処を決め、法となす。
組織とは、必要な機能を満たすための形に過ぎない。
上に挙げた冬山登山では、単独で登る人間は少ない。
社会的人間であればあるほど、遭難した時に被るリスクを考えてパーティを組む。
それが山岳会となり、山岳会の規約が生まれる。
遭難対策訓練への参加、山岳保険への加入義務づけ、遭難対策費のための会費納入が必要になる。
力量に見合った計画を立て、上級者がその計画を承認する仕組みも生まれる。
もし遭難したら、山岳会が自らの力で会員を救助する、そのための遭難対策マニュアルも作られる。
地元警察や消防署、自治体の協力はアテにしてはいけないし、頼ってはいけない。
公に存在する社会に迷惑をかけないで、危険な行動によって引き起こされるリスクを
お金も含めて内側で解消する、それが山岳会という機能だ。

では、山岳会に所属せず、極めて危険な冬の壁に挑んでは「いけない」のだろうか。
誰も強制的に止めることはできないが、当人を気に掛ける人は「いけない」と言ってもいいだろう。
社会的存在であると自ら認めるのであれば、当人は、思いとどまるしかない。
認めないならば、つまり、社会的存在を止めれば、行ける。
遭難しても誰も心配しない、誰も助けに行かない、誰も気づきもしない人間になれば、行くことはできる。
そうやって消えていった人もいる。どこに消えたか、それさえ知られず。
わずかな知り合いが、真の理解者だけが、それを記憶している。
助けには行ったが、助けられなかった記憶とともに。
そして自らも同じように消えるかもしれないという予感とともに、彼らもまた、挑む。

そして彼もまた、遭難するかもしれない。

冒険には、他者への責任などという概念はないのか。
ある。
単独者は次の責務を負う。決して遭難しないこと、死なないことだ。
なぜなら、危険を承知で挑む他者の遭難救助のために、駆けつけなければならない人間は、決して遭難などしてはいけないからだ。

「僕らこそ救援隊だ」

サン=テグジュペリが郵便飛行機で砂漠に不時着して死を想った時の言葉だ。
誰も助けに来られない、砂漠の真ん中で、彼は考えた。
助けられるのは自分たちではなく、自分たちが助けにいかなければならない、だから生き延びなくてはいけないのだ、と。
いったい誰を助けるのか。人間だ。その密かな、最も遠い人間に対する一方的な盟約、その責任のあり方に惹かれる。

サン=テグジュペリは仕事で遭難するのであって、社会的な存在ではあるけれど、当時の郵便飛行は宇宙飛行にも似た危険と困難が伴っていた。一種の冒険者だ。

大航海時代の商人たちも、仕事とともに命を賭けた冒険をしていた。
そこにリスクの分散と利益の配分を計る株式と保険の仕組みが生まれてきた。

冒頭で、冒険は非社会的行動だ、と書いたけれど、実際はまったく逆だろう。
徹頭徹尾、社会的行動であり、社会的であること、機能体・共同体の原点といえる。
新しい何かを発見したり、実際に試してみたりする、そのリスクを他人が肩代わりしてあげて、その結果として得た利益を配分する仕組みの元祖だ。

それでも冒険は理解されない。理解してくれる人はごく僅かだ。日本においては特に。
ビジネスの世界でも、学術の世界でも、人道支援でも、なんであれ、和を乱す者は物理的に村八分にされる。
利益をもたらさない冒険に至っては、理解どころか、初めから非難される。

何の利益ももたらさない、冬山登山に、自分は憧れていた。
一人で右往左往し、友達を誘い、断られ(当然だ)、一人で突っ込み、困難さを理解し、社会人山岳会にも入った。
周囲の山を知らない人に理解を求めることは諦めた。
理解されようなどと思ってはいけない。それは不遜なことだ。

かつて、自分が単独で冬の壁に挑もうとしたとき、ある人がこう言った。
「骨ぐらいは拾いに行ってやる、だが、オレに相談するような状態なら止めておけ」
自分は結局、行くことができなかった。
迷いがあるなら行くな、恐怖を感じるなら行くな、それは実力に見合ってない、ということだった。

今は、そんな危険な山登りは止めている。実力も、それを引き上げるトレーニングも出来てないから。
社会人山岳会は止めた。垂直の世界では他者の命をロープで託し合う存在として自分は適当ではないから。
身近な周囲との社会的存在を自認すればするほど、そうした世界から遠のいている。

では、冒険を否定するか? 否だ。自分ではできないことかもしれないが、それは否定できない。
山の冒険者たちを尊敬する。
経験に裏打ちされた自信と信念を持って行動し(それは狂信かもしれないが)、彼を通してしか見られなかった、感じられなかった世界を伝えてくれる山の冒険者を尊敬する。失敗しても成功しても、自分は賞賛を惜しまない。

不思議なことだけど、冒険は理解されない、だからこそ、冒険だと思う。

Posted by gont at 05:12 | Comments (0) | TrackBack

ゲド戦記の映像化!

ついに映像化決定。テレビシリーズ@米、だそうです。

日本なら・・・アニメでしょうか、ジブリで。宮崎駿監督はゲド戦記をアニメ化したいと言ってたことがありました。
んで、ある時、知り合いが仕事で監督に取材するってんで、ゲド戦記のアニメ化はまだ妄想してますか? と聞いてもらうよう頼みました。そしたら、あんな重く、厳しく、暗い話をどうやって楽しい冒険活劇漫画にできるんでしょうか、無理じゃないですか? と言われてしまった、そのような返答だったそうです(伝聞ですんません、記憶も少しおぼろげです)。監督作品のあちこちに、ゲド戦記からの引用があり、次回の作品「ハウル〜」でも、変身と逆変身、力の使い方の問題が引かれていると思います。おそらく、ゲド戦記第一巻と同じようなテーマ性を持ってくるんじゃないかな、と。
ぜひ宮崎監督にやって欲しい、そう思ってはいたのですが、今は違います。もっと若い人たちが、ゲド戦記の読後の興奮の中で、思う存分やってもらったほうがいいかもしれませんね。

佐々木さん@EDITIDE SLASH BLOG
「ゲド戦記」の映像化ねえ

Posted by gont at 02:35 | Comments (1) | TrackBack

2004年04月22日

言戸堂 作業日報

〜4/22〜

・進行中/DTP/書籍/基本レイアウト案再度作成−雰囲気をいかに掴むか?
・進行中/DTP/書籍/原稿待−6月〜7月に突貫作業になりそうな予感
・待/DTP/書籍/初校戻り待
・進行中/WEB/WEB-DB/
 暫定的公開。600点あまりの図書目録のDB作成(SOHOで共同作業中)
 http://www.shinhyoron.co.jp
・進行中/WEB/サイトの移転のお仕事決定。ドメイン取得から、です
・待/DTP/書籍/企画案1点
・待/DTP/書籍/刊行待2点
・その他
 中古のG4を一台導入。何かあったときのリカバリを考えると、手持ちのマシンでは心許ないので。
 中古G4の流通量が少ないし、まともなDTPに耐えられるOS9起動可能マシンはそれなりに高値。中古価格がここ1ヶ月で上がっているような気がする。それだったら、秋葉館で新品買ったほうがいいのかもしれない。けっこう悩みました。
 中古の場合、マザーボードやHDの不具合は、実際に動かしてみないとわからないですね。 今回入れたマシンも、案の定というか、HDがイヤな感じがしたので、すぐに取り替えました(交換してくれとは言わないけれど)、中古だから適当なHDくっつけて売ってしまえ、なんて店もあるはず。
 メモリ積み増し、HD増設等、いろいろとお金がかかりますし、マシンの環境設定で時間がかかりました。サーバへの自動バックアップも問題なし。
 ともあれ、無理な使い方をしないよう、段取りよく作業したいと思います。

Posted by gont at 22:11 | Comments (0) | TrackBack

東京シティロードレース2004

エントリーしました。2004年5月16日、日比谷公園前スタート 10km

都心で走れるのは楽しい。日比谷公園前からスタートして、国立競技場がゴール。果たして45分は切れるか??

Posted by gont at 01:57 | Comments (1) | TrackBack

MOVAVLETYPE設置

ようやくMOVABLETYPEを設置できた。時間かかりすぎ

ようやくMOVABLETYPEを設置できた。時間かかりすぎ。
blogぽい仕組みをマネて、トップページにCGIをSSIで呼んだりしてたけど、
MOVABLETYPEにはかなわない。
MacOS9の環境で泥縄式に始めたので、サイトにアップ後、エラー頻発。仕切直しになった。

まず、パッチがver2.66までのものしか出ていない。
MOVABLETYPEのサイトでは、2.661になっているので、
パッチが適用できないかもしれない(試してないけど心配)。
それで、ダウンロードサイトのアドレスに「MT-2.66-full-lib.tar.gz」を入れて
リターンキー。おお、存在したか。。ダウンできた。
解凍後、CGIプログラムは、すべてPerlの位置を書き換えておく。
次に、日本語解説サイトからWin用の2.66パッチをダウン。
パッチとデータをWin環境のノートにFTPで移してから、パッチを適用。
エラーが出るも、そのままFTPでMacOS9のマシンに引き戻し、
慎重に準備をし、gont.netにアップ。
パーミッションは指示通りにしないとエラーが出る。
テンプレいじったりして、なんとかオープン。
まだ仕事のカテゴリのデータの移植が済んでないです。。

Posted by gont at 01:50 | Comments (0) | TrackBack