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[ 1-本とある日 ] |
オライリーの『Blog Hacks』は、複数人による著述・校正・編集作業をウェブベースで行っていた。本の終わりのほうのページを読んでいたら書いてあった。オライリー・ジャパンで使っているDTPのマークアップでタグ付けまでしている…テラオソロシス。ウェブ→まんまデータ入稿まで、あと一息か。
いずれ、ウェブベースのCMS/DTPが出てくるんだろうなぁ。AdobeのPDFとは別の仕組み出てきたらおもしろいな。
本の作り方だけでなく、売り方もオソロシス。amazonは静かに本の取次業を始めようとしてるし。ISBNコードをとった本ならば、アマゾンで流通させますよ、著者の皆さん、自前でISBNコードをとって印刷してウチで流しましょうや、そしたら印税一桁%なんてことはないですよ、著者分が60%ですよ、と……。
このあたりのカラクリは「本の幻想」「本のフェティシズム」に支えられている。
フェティシズム@Wikipedia
人類学や経済学でのフェテッシュ。書籍が持っている力の多くは、呪術的な力、文字そのものが持つ、禍々しい・いかがわしい・聖なる力にある。言葉を使う人間は、容易に、本の世界に囚われてしまう。
参照:
伸ばせロングテール Amazon、本やCDの委託販売サービス開始
@itmedia
「今のロングテールが500メートルなら、これを3キロに」。作り手が書籍やCDなどの商品を「Amazon.co.jp」で直接販売できる「Amazon e託販売サービス」がスタート。「品ぞろえの豊富さが顧客価値につながる」というAmazonのビジネスモデルを強化する。
「本」幻想自費出版 ある専門会社の倒産…
@ふぬけ共和国blog/新田五郎の、マンガ中心感想ブログ。
同人活動だけで貯金が1700万も溜まったんだけど何か質問ある @2chテラワロス/2ちゃんねるの面白いコピペ・スレッドを収集、紹介。
既存の出版社にとってamazonは本の告知にはありがたい仕組みだけど、中古の本がいくら売れても出版社には儲けがない、困ったamazonなのだった。
……神田の某出版社の方とそんな話をあれやこれやしつつ、 いちばん重要なのは、本の新しい作り方・売り方よりも、新しい本そのものじゃんか、ってコトで、地味に、基本に戻る、と。
Posted by gont at 2006年06月29日 12:04