2006年06月29日
本の新しい作り方・売り方、本のフェティシズム
オライリーの『Blog Hacks』は、複数人による著述・校正・編集作業をウェブベースで行っていた。本の終わりのほうのページを読んでいたら書いてあった。オライリー・ジャパンで使っているDTPのマークアップでタグ付けまでしている…テラオソロシス。ウェブ→まんまデータ入稿まで、あと一息か。
いずれ、ウェブベースのCMS/DTPが出てくるんだろうなぁ。AdobeのPDFとは別の仕組み出てきたらおもしろいな。
本の作り方だけでなく、売り方もオソロシス。amazonは静かに本の取次業を始めようとしてるし。ISBNコードをとった本ならば、アマゾンで流通させますよ、著者の皆さん、自前でISBNコードをとって印刷してウチで流しましょうや、そしたら印税一桁%なんてことはないですよ、著者分が60%ですよ、と……。
このあたりのカラクリは「本の幻想」「本のフェティシズム」に支えられている。
フェティシズム@Wikipedia
人類学や経済学でのフェテッシュ。書籍が持っている力の多くは、呪術的な力、文字そのものが持つ、禍々しい・いかがわしい・聖なる力にある。言葉を使う人間は、容易に、本の世界に囚われてしまう。
参照:
伸ばせロングテール Amazon、本やCDの委託販売サービス開始
@itmedia
「今のロングテールが500メートルなら、これを3キロに」。作り手が書籍やCDなどの商品を「Amazon.co.jp」で直接販売できる「Amazon e託販売サービス」がスタート。「品ぞろえの豊富さが顧客価値につながる」というAmazonのビジネスモデルを強化する。
「本」幻想自費出版 ある専門会社の倒産…
@ふぬけ共和国blog/新田五郎の、マンガ中心感想ブログ。
同人活動だけで貯金が1700万も溜まったんだけど何か質問ある @2chテラワロス/2ちゃんねるの面白いコピペ・スレッドを収集、紹介。
既存の出版社にとってamazonは本の告知にはありがたい仕組みだけど、中古の本がいくら売れても出版社には儲けがない、困ったamazonなのだった。
……神田の某出版社の方とそんな話をあれやこれやしつつ、 いちばん重要なのは、本の新しい作り方・売り方よりも、新しい本そのものじゃんか、ってコトで、地味に、基本に戻る、と。
2006年06月24日
ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう
ネットで見つけた小咄。
メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。その魚はなんとも生きがいい。
それを見たアメリカ人旅行者は、「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」と尋ねた。
すると漁師は「そんなに長い時間じゃないよ」と答えた。
旅行者が「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」と言うと、漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。
「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」と旅行者が聞くと、漁師は、「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」
すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。
いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。それであまった魚は売る。お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し、ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」
漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」と旅行者はにんまりと笑い、「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、日中は釣りをしたり、子どもと遊んだり、奥さんと昼寝して過ごして、夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって過ごすんだ。どうだい。すばらしいだろう」
2006年06月23日
QBK!
QBKって何?
「Qに、BOOKの仕事が重なって、Kiたので(がんばらなきゃ)」の略ですよ、自分の場合。
考えてみると、仕事って、QBKなことばっかりです。
仕事が来る、土壇場で重なるってことはありがたいことですよ、仕事が来ないほうが怖いですよ。
なので重なっても大丈夫なように、日頃から鍛えてますよ。だって仕事だもん。
スキルの面もそうだけど、特に年齢が上がってくると体力面が重要です。自営業は特に。
代わりがきかないからね。常に自分がスタメンで、フル出場です。
ところでゴール前に走り込むだけでギリギリの状態ではボール蹴ることはできませんよね。
常人ではゴール前に走り込むこともできないし、足先さえ出せないし、ボールに当てることも、
キーパーの股を抜くことさえできないでしょう。だからY氏は責められませんよ。
枠内に入らなかったのは、Y氏個人の力不足というより、
彼をそこまで押し出す全体の力がなかったんだと思うし、
それはつまり、個人こじんの土台としての基礎体力、運動能力が不足してたんじゃないかな…
#ニワカな自分に、そんなことを言う資格なんて、ホントはないですけどね…
#何がわかるんだ、オマエに、って言われたら、黙るしかないんだけど。
#だからこのお話は、あくまで憶測です。
試合の、特にゴールの前は、「極限の場所」だと思います。
たとえばエベレストみたいな高所では酸素不足でそこにいるだけで消耗します、
そういう極限の場は、どのスポーツにだってあるでしょう。
そういう場所では、普段は出せるはずの高度なワザが出せなくなってしまう。
普段の練習で磨いた高度な技術、チーム全体の戦略・戦術も、
すべて個々の基礎運動能力という「山」の上に乗っている。
だから、「山」が低いと、高高度な戦いに負けてしまう。
最後の最後でボールを蹴る、という動作を支える、基礎の体力作りが重要かと。
日本人がフィジカル弱いなんてことはないはずですよ、持久力は特に。
水泳もマラソンも、それなりに強いし。
そりゃ、身長2m・体重90kgみたいな人にぶつかられたら、吹っ飛んでしまうわけで、
まともにやったら勝てない、だから超高速パスとか、今までにないディフェンスの戦略とか
あるんでしょうけど、それをやるにも、基礎の運動能力にかかってくると思うんですよ。
でね、そういう基礎の運動能力を向上させるのって、
意識的に、若いうちからやらないと難しいかもしれない、と思います。
オッサンになった段階では、維持はできても、向上は難しい。
若い人はセンスあるカッコイイ個人技のほうへといってしまうと思うけど…
2006年06月22日
『巨石-イギリス・アイルランドの古代を歩く』と究極の本づくり
『巨石-イギリス・アイルランドの古代を歩く』
山田 英春(著)
早川書房 ISBN:4-15-208740-4
刊行日:2006/06/24
3,990円
有名なストーンヘンジ、エイヴベリーをはじめ、50カ所以上の巨石遺構の美しい写真を収録。ドルメン、ストーンサークル、穴のあいた巨岩など、各石にまつわるケルトの伝説や来歴を紹介しながら、古代人たちの営みを垣間見るフルカラー写真集。 http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/112258.html
巨石とケルトの謎に魅せられた本のデザイナーが自らケルトを旅してフィールドワークした写真集。
この本のスゴイ点は、圧倒的な写真もさることながら、撮影・執筆から、組版レイアウト/デザイン(カバーデザイン含)まで、造本のほぼすべてを山田氏一人で行っている点にある。これこそ、究極のDTP(デスクトップ・パブリッシング)だ。
↓山田氏のサイト
lithos-graphics〜風景のなかの石、石のなかの風景
山田氏は、ロジェ・カイヨワ『石が書く』の世界に触発されて、風景石や瑪瑙にも造詣が深い。上記サイトの瑪瑙のコーナー観てください。美しいですよ。
amazon↓
『巨石-イギリス・アイルランドの古代を歩く』
(山田 英春著/早川書房刊/定価3990円)
2006年06月21日
眠り姫の子守歌
友人に教えてもらったブログの、例外処理、のエントリーを読んでいて、なんとなくイメージが湧いたので書いてみる。
404 Blog Not Found:例外処理=プロとアマの違い神々自身で例外を処理しているうちは大した神ではない。本当にすごい神はその被造物に例外を処理させるのである。そして、いつかは神自身がシステムに処理されるのさえ厭わない。
眠り姫にキスしたら、アルファはオメガになり、塔は崩れる。
キスではなくコードを。
眠ってしまっても必ず目が覚めると信じて眠るように、夢のなかでコードせよ。
見ず知らずの眠り姫の目覚めのために。
なんてね。
2006年06月19日
2006年06月16日
I・O DATAの旧型MOドライブのドライバーのダウンロードサイト
旧いMOドライブを発掘して繋げたらMOがマウントしない、ドライバを捨ててしまったようだ。これはいかん。。
まず、MOドライブの型番を調べておいて、おもむろにハードの会社サイトへ行く。あった。
ダウンして解凍としてインストールして終了して線繋いで起動してマウント。
必要なのは、ISD USB-IDE Bridgeだった。
I・O DATAの旧型MOドライブのドライバーのダウンロードサイト
それにしても、MOにある古いデータをもっと安全な媒体に移しておいたほうがいいなー、と思った。
「超納涼クーラ空間」誕生
言戸堂gontの出張所、ウェブ実験場+頭を冷やす冷房装置、
「超納涼クーラ空間」が誕生した。
道具としては、ようやくMT3.2を設置・・・3.3β出てるのね、もう。。
MySQLでphpMyAdminで、あれやこれやを実験しよう。
ほかにもいろいろやりたいのだが、今日はここまで!
2006年06月15日
Ajax検索の練習
Ajaxの自習で、「日本語2バイト文字が通らないAjax検索」(^^ゞ
僕ト云フ事@海賊たろさんのサイトを参考に、自習用に作ってみました。
表示された個別のエントリーの下に、タイトルに関連するエントリー・タイトル+リード文が自動的に表示できないかな、と思った。同じカテゴリのエントリー・タイトルを表示しておけばいいような気もするが、カテゴリを超えた関連エントリーもある。見ている人にとっては、いかに直近で目的のエントリーに行けるかが重要。なので、関連エントリー自動表示は重要だと思った。
それで、MT(MT2.6)をいろいろといじってみた。CGIだったら、タイトルやキーワードをパラメータとして取得しておいて、再帰検索でグルっとforeachでまわして<ul>のなかにガラガラポンポンと<li>で出せばいいような気がしたのだけど、特別なCGIを新たに作って個別のエントリー内でSSIでincludeさせて出すのはスマートじゃない。出力にも時間がかかる。MTにはコンテナタグがあるのだから使えないかと思って、あれやこれや試したのだけど、再帰検索用には使えないようだ。それじゃ、特別のSearch.pmを作ればいいやと思って、コピーして中を開けていじってみたり、その影響でテンプレートも改造していくうちに、モジュールの森にハマッテしまった。やばっ……出てこれねぇ。。
検索していくうちに、Ajaxで「その場で検索表示」できる仕組みを使ってるサイトを見つけた。
僕ト云フ事>MT の検索結果をその場に出す。@海賊たろ
右の検索フォームから検索すると検索結果がフォームの下にズルズル出てきます。
検索を試してみると、おー、これはっ、すばらしい! なんだか、やってることがすっごく楽しそうだし。深夜なのに、気合いが入るなー。
必要な時にポチっと検索表示できればいいわけだ。非同期通信だからサーバをいつも叩かないで済むし。前記のサイトを参考にさせてもらってAjaxがどうなってるのかギロギロと見ていきながら、作業していく……お、とりあえず、欧文通った……(というか、ほぼ丸写しになっちゃった、すいません(^^ゞ)。
ところが。
Ajaxって、UTF-8じゃないとダメらすぃ。
オレんところ、EUC-JPじゃん! おひ、またかょ……。
というわけで、「日本語2バイト文字が通らないAjax検索」できました(^^ゞ 実用品として使うには、MT3.Xでないとダメなのね……(いや、通信時にエンコード、デコードすりゃできるかもしれないと思って、いじったりしてますが、どうもうまくいかないのでした……Zzzz。
ぐぁっ……また朝になっちまったぜ。。
オレのWEB2.Xの夜明けはまだ先だ、東に向かって天文薄明を突っ走れ。
2006年06月13日
遅まきながらのflickrとMT3.X
flickrの画像と地図をリンクさせる「ALPSLAB photo」
が出た。うわぃ、使ってみたいなー、山屋さんとしては山の写真と地図の融合がウェブで可能になる(?)予感。
個人的な画像をタグで共有してコミュニケーションがとれるflickr、いろんなサイトで画像が表示されていて、きれいだなー、と思っていた。IDとって自分も花や山の写真を載せたいな、と思ってたんだけど、忙しくて手を出さないでいたら、時代はどんどん先に行っていた……。
WEBほにゃららな技術が次々と出てきてるなー、この流れに乗っていかないと、未来のウェブの仕事なんてなくなっちまうなーと思った。
(紙だって例外じゃないし。アマゾンはついに、取次業を始めてしまった。
「伸ばせロングテール Amazon、本やCDの委託販売サービス開始」。
出版社通さないで本を販売する仕組みが完成しつつある。
2006年はPublishingの全体の仕組み自体の転換点だと思う。この話はまた後で書きたい)
テキストも音楽も画像も何もかも、コミュニケーションのプラットフォームなんだわなー…写真でのコミュニケーションは日本人にも合っているわけで、おもしろいことになると思う。で、遅まきながらでもflickrをやってAPIをいじってみようと。
ヤフID(日本のヤフIDは使えない)をとりつつflickrを使えるようにし、さらにMTで使えるプラグインを入れて、コンテナタグで画像を表示しようとしたのだけど、どうもうまく表示できない。不足しているモジュールもCPANから落としていれたんだけど、エラー出る。MT2.Xでeucだとダメなのかもしれない。あれやこれや、書き換えたりしたが、通らない。朝方になって諦めた。
MT2.Xは枯れた道具として使っていくけど、新規の実験用に、MT3.2を使おう。新しい酒には新しい皮袋、だ。ニフのラクーカンでやることにしよう。
遠く先頭を走っていくイノベーターの背中を双眼鏡で眺めつつ、こちらも自分のペースで走っていこうと思うのでした。
で、まずは今目の前にある仕事をやってからだわなー
(インテルマックになって、古い道具も使えなくなっていくし、この加速はきついな…)
2006年06月12日
CSSと特殊文字を使って枠の角を曲線(角丸・角R)にする方法
使う特殊文字:•(•)サンプル:以下(崩れていたらごめんなさいm(__)m)
•という特殊文字を使って、divで囲みます。•の特殊文字部分のフォントを欧文指定してください。
WinXP-IE6、MacOSX-Safari/Firefoxで確認済ですが、完全なクロスブラウザチェックは行っておりません。
よろしければ、あなたの環境と見え方をコメント等でお知らせください。
特殊文字一覧:特殊文字リファレンス
CSS参考サイト:Rounded Box Demo
(このサイトを教えてくれた某サイトさん、すいません、URL失念)
リンクを描画して図のように表示するサイト
*JAVAを有効にする必要があります。
出力されていく草花のような描線とその揺れ動きがとても心地よいですよ。
2006年06月09日
『鉄塔武蔵野線』について書いてあるブログを探す
とてもよい映画評です。『鉄塔武蔵野線』をここまでちゃんと観てる人も珍しい。観ながら疑問に突き当たって、その疑問を解くために真剣に映画を観ています。
大いなる遡行(アスランの映画クロニクル): 「鉄塔武蔵野線」あるいはもうひとつの「電車男」何故ここまで見晴は鉄塔をたどることに固執するのか?
何故ビールの王冠を真下に埋めるのか?
Googleのアルゴリズム変更とゴミサイト
グーグルなどの検索エンジンに頼り切ってはいけない、ということについて。
アルゴリズム検索はもう限界かアルゴリズム検索の限界への認識が広がっていることを利用して、自社のサイトを、顧客やパートナーが関心を持つ分野において、真っ先に参照される権威ある情報源として確立するとよいだろう
@Peter Coffee,eWEEK
昔からやっているように、専門性のある人間がその目で見て評価し、時間をかけて、まっとうなリンク集を作ればいいということなんだけど、現実には時間がない、できないだろうね。できないから、グーグルみたいな検索エンジンのほうに頼る人が増えてきた。
それに、人は、正しい解答を求めているのではなくて、「たくさんの人が参照しているだろう解答を知って安心する」ために検索しているかもしれない、解答が間違っていてもかまわないのだ。グーグルの場合は、中国の天安門事件の情報の排除にあるように「支配者に指示された情報によって何が支配的であるかを明示するだけ」の検索エンジンなのかもしれない。検索エンジンが「自らの検索結果の正しさに責任を持つ」などと言ったことは一度もないはずだし。
さて、専門性のあるリンク復活は喜ばしい(悦ばしい)ことなので、それが復活する条件について考えてみる。
- 対価
手間をかけて作ったリンク集に対価をがあるようにする、インセンティブがあればやる気も出てくる。広告モデルかな。リンクそのものを評価するシステムも付けて? それじゃアダルトやんか(^^ゞ - 個人に完全に最適化された簡便な検索エンジンと、リンク集の簡便な自動更新システム
はてな、みたいなやり方かも。でも、はてな、も複雑すぎるんだ、もっと簡単に、もっと早く更新できるようにしなくちゃ。複数人で情報の質やリンクを管理するシステムならWIKIもあるだろうし。後は、検索エンジンの仕組みそのものが、個人でも使えるようになるとかね、ボットとか。 - 検索エンジンを経由せずにリーチできるシステム
RSSとかブログのトラックバックやコメントとかね。グーグル経由しないでも、巡っていける新しい仕組みは楽しいな。
そして、最後に一言、このコラムを書いたオジサンPeter Coffeeさん?の、リンク集コツコツ作れや、って意見には賛成。でも、正しい答えを邪魔するサイトについて「ゴミサイト」と表現しているのに引っかかった。苦いね、このテイストは。そのサイトがほんとうにゴミであるかどうかなんて、誰も判断できない。ある人にとってはゴミでも、ある人にとっては貴重かもしれない。あまたあるサイトのそのほとんどがゴミである、ということならば、人間は人間にとって、ほとんどがゴミ、ということだ。SEOだけやってランクアップして、中身がまったくないアフィリエイトの広告ゴミサイトがたくさんあるならば、世の中は、そういう、オバカなゴミの集積でできている、ということであって、それでいいじゃないかと思う。ネットはもっと価値あるものだった! という回想するような言い方は、どことなく変な感じがする。現実世界よりもネットのほうが価値があると思いこんでいる、あるいは、相手に思いこませようとしているだけじゃないか? と。情報発電所って、価値の落差で発電するんだろうけど、発電量ゼロだったりして。ゴミを捲くな、という意見は、ネットを占有していると思っているんだろうな。
ネットでビジネスをやるための高速道路が必要ならば、他に作ればいいだろうし、インターネットを研究者たちの象牙の回旋塔にしたけりゃ、以前の、あるいは、新しい閉鎖的なインターネットの仕組みでも考えて、一般人が入れないようにすればいいと思う。そうすりゃ、ゴミがないから、快適に捜し物ができるだろう。情報を得るためにお金を惜しまない人たちは、そのお金で新しいことをやればいいと思う。
検索エンジン利用に関して有料で階層化したけりゃすればいいと思うけど、そっちに人が流れるかどうかはわからない、人が流れなければ、そこには価値が生まれない。ネットはあらゆる雑多な人間の坩堝であり、いつだって混雑する、混雑するから滞留が生まれ、そこに何かが勝手に、無償で生まれる。早いことだけが価値じゃない。そこに人間が存在する、存在を表明することだけが重要だ、その媒体としてネットがある、ということは、今も昔も変わらないだろうし、今後もそうだろう。
言いたいことの半分も言えてない、言いたいことがよくわからなくなってきた、ので、ゴミ撒きはオシマイ(^^ゞ
「透明テキスト付きPDF」とAmazonの「なか見!検索」、Googleの「ブック検索」
参考リンク:
[追記2006.06.09]
MicrosoftとAdobe、PDFめぐる交渉で行き詰まり@ITmedia
- [1005][PDF]PDFのバージョンについて@吉田印刷所
-PDFの歴史外観(ただし、最新フォーマットについては未出) - アマゾン「なか見!検索」って、どうよ? 2006-02-22@双風亭日乗
-2006年1月29日付の業界紙「新文化」の1面に掲載された「アマゾン『なか見!検索』についての紙上議論」という記事についての意見。書き手の詳細で丁寧な説明の仕方に好感。 - PDF 千夜一夜/PDFなんでも情報ブログ@アンテナハウス株式会社
-この会社のブログはすべて参考になる。 - さまざまなPDFの作成技術の外観>スキャナー・複合機によるPDF作成/透明テキスト付きPDF@アンテナハウス株式会社
-アマゾンの「なか見!検索」も、GoogleのBOOK検索も、「画像の上に透明テキストを重ねる形式のPDFを作ることで、透明テキストを使ってPDFを検索できる」から可能な技術なわけです。とはいえ、サーバサードでPDFを扱う技術には特別な技術が必要です。それについては、左記ページの他の項目にも目を通すと参考になります。というか、これはホントに勉強になるテキストです。
追加
- JEPAニュース 106号
書協の出版契約に関する実態調査 調査結果
http://www.jbpa.or.jp/keiyaku-jittai.pdf
感想)認識が古色蒼然……としてませんか? - 「検索エンジンは対価を支払え」:新聞団体がコンテンツ無料使用を討議@CNET JAPAN
- 「Googleブック検索」で、得をする出版社はどこなのか?@ある編集者の気になるノート
- 米Google、書籍全文の「オンラインアクセス権」販売を近く開始か? @INTERNET Watch(2006.3)-
この記事では、「インターネット書店の一種になるため、Amazon.comなどとも競合」とあるけれど、電子本フォーマットの運用管理と決済権を持つのだから、書店というよりも、読者に新型画面印刷技術を貸与する企業に近い。版元からは版を借りるだけだ(いずれ版そのものを押さえることになるのだろうけど)。21世紀のグーテンベルクになるか?
「透明テキスト付きPDF」と出版社の関係について、考えてみます。
「透明テキスト付きPDF」とは、PDFの画像化されている文章の上に、その文章が透明なテキストとして貼り込んであるPDFです。画像でもあり、テキストでもある、という二重の機能を持っています。これゆえに、本文が外部から検索可能になっています。
Amazonの「なか見!検索」も、Googleの「ブック検索」も、「画像の上に透明テキストを重ねる形式のPDFを作ることで、透明テキストを使ってPDFを検索できる」から可能な技術です。
ここで問題になるのが、著作権に関してです。著作権者の承諾を得る必要があります。もしダメな場合は、透明テキスト付きは止めて、普通の画像アルバムとしてのPDF、または、jpeg画像のみ、にしなくてはなりません。
ところでネットの上で人間が自由に行き来して立ち読みをするには、「検索」という「視点を動かす道具」がどうしても必要です。ネットのなかの人間は、脚を持っていません、それに代わるのが「検索」(ナビゲーション)になります。書物のメタ情報(著者や出版社などの情報)はすでに公開されていますが、本そのものが「開く状態」になっていてこその「立ち読み」ですから、「透明テキスト付きPDF」は、本の紹介の方法としては、現在のところ、ベターなフォーマットだと思います。
もちろん、PDFがベストだとは言えません、リーダーのワンクッションがあり、扱いにくい面も存在します。
ただ、既存の出版社のコンテンツの権利が重要になってくるなかで、GoogleやAmazonが、この方式を採用しているのは、そこに彼らが、ビジネスチャンスの「突破口」を発見していからです。それは同時に、既存の出版社にとっても、隠されたビジネスチャンスだといえるでしょう。
「透明テキスト付きPDF」の登場とその利用は、今後、特にオフィス内の文書管理において、社内サーバベースでの標準フォーマットとなり、また、インターネットにおいても、サーバによってファイル形式が自動的に変換されて利用されるなど、シームレスな利用が可能になってくると思います。
紙の出版社にとって、この流れにどう乗るかは、重要な局面です。AmazonやGoogleといった巨大企業は、流通販売の面で、脅威であると同時に、強力なパートナーになるでしょう。単純にAmazonやGoogleを否定してしまうと、ビジネスチャンスを逃してしまうことになりかねません。
書籍のメタ情報だけでなく、本文テキストの情報をAmazonやGoogle経由で流出させることで、より、本が売れるようになることもあるでしょう。
AmazonやGoogleを利用しつつ協調できる面は、
- AmazonやGoogleという販売機能を使うことによって、初版でもなかなか動かない本の、その中身を公開することによって、より多くの人に認知してもらい、本が売れるようになる(ロングテイル戦略)
- 中小書店が廃業していくなかで、Amazonはそれに代わる強力な書店である。その書店は、アフィリエイト個人書店との集合体であり、書籍と資本の動きについて、Amazonが詳細に統御している(ただし、新刊本と並列で表示される古本の販売のほうが利益率が高いはずで、出版社にとっては悩みの種)
本が売れることにより、読者、著者、出版社、流通者のすべてに恩恵があれば、よいことだと思います。
ただし、AmazonやGoogleは、多国籍の巨大企業であり、資本の論理で動く企業です。よって、日本独自の流通状況が彼らにとってマイナスだと思えば、破壊するでしょう。リアルな書店はいらない、と思えば、それを淘汰・駆逐するでしょう。
彼らが脅威となる点については、以下の通りです(少し穿った見方ですが)。
- アマゾンやグーグルの最終的な目標は、「世界中のコンテンツの出版権の奪取」だと思われる。川上においては、出版社機能を、川中においては、日本の書籍取次や書店の流通販売業務を乗っ取るつもりでいるらしい。既存の大手取次資本は、日本の大出版社と連携している、ゆえに、取次が潰れれば、大出版社も潰れる。資本関係が近すぎる。だから、警戒する
- 既存流通がなくなれば、書店の多くは廃業、超巨大ブック倉庫からの宅配便等の個別出庫・配送となる
- 流通販売に関する強力な発言権を保持することになるアマゾンやグーグルは、出版社の倉庫に対して、土日に関係なく出庫を強要する。それに従わない場合は、ウェブでの扱いに差を付けるなど、ドラスティックに鉈で既存の流通を「断裁」していく。最終的に取次事業を開始、正味の改訂等、強気に出てくるに違いない
- 書誌情報の掲載については、広告料金モデルに変更するかもしれない
- ウェブだけが本の流通・販売の窓口になった場合、検閲が簡単に行えるようになる。ある者や団体にとって都合の悪い情報は、ネット上にて、一括カットが可能になるので、資本や力を持つ者はアマゾンやグーグルの「中の人」に近づくだろう。それでさらに、力を増していく。グーグルについては、すでに、中国国内に対して情報検閲を行っている。このようにして、言論の自由が封殺される恐れが強いことは現実になっている
- PDF化された電子本が一つあれば、コピーはいくらでも可能であり、紙の本の出版、紙の本の複製販売を行う、中間媒体としての出版社は不要になる。その場合は、最初からPDFを作っておいて、ダウンロード課金する方式となり、その権限をアマゾンやグーグルが握るだろう(出版権)。これへの対抗策が必要
- グーグルにおいては、今回の日本国内のブック検索の登録において、海外での出版権について言及し、その許諾についての登録情報を設けている(明示的ではない点んい注意)。どういうことかというと、ネットにおいては国境はないのであって、海外の出版権に関して黙示的に取得する動きがあるのではないか、ということ。電子本の海外からの逆輸入販売の可能性も視野に入れているのではないか?
- 著者を育てること(半著作権取得)と、読者を育てること(購読権?)によって、出版・流通・販売のすべての流れからビジネスを行うことも可能
本に関する流通の自由、出版の自由、言論の自由を保持するため、一部の出版社は、アマゾンやグーグルに対して、一定の距離をとるでしょう。アマゾンやグーグルによる販売で、完全に依存するのは危険であり、読者に対して、複数の販売のチャンネルを開いておく必要があります。既存の書店流通を維持して、複数の販売チャンネル、読者にアプローチできる複数の仕組み(直売含めて)を維持しておくことが重要かと思います。
「紙と電子、メディアを問わない出版社」として、AmazonやGoogleなどと共存しつつ、取り込まれないように自主独立でやっていくために、今後も、ネットでの販売の仕組みや「透明テキスト付きPDF」についての扱いについて、考えていく必要があるかと思います。
2006年06月08日
ドミニカ移民訴訟・時の封殺
東京地裁の判決:原告の請求を棄却 、賠償責任あるが請求権消滅
国が勝訴、「国は確かに悪かったんだけどね、アンタら裁判を起こすのが遅すぎた、仕方ないね」ということらしい。
なんやそれ……激しい憤りを感じる。これは「国家の国民に対する犯罪」だろーが。国が裁かれなくてどうする?
ドミニカ移民は日本人の誇りを失わなかった愛国者たちだぞ。国に異議を唱えて裁判を起こすのは偲びがたいことだった、と言ってる。そういう人間をないがしろにする国家なのか? 国民を捨て石にするのか? いつから日本は北朝鮮みたいになったんだ?
国は平気で棄民する、このことは決して忘れてはならないだろう。声を挙げなければ、声を挙げずに死んでいけば「そんな問題は最初から存在しないもの、被害者は存在しない」とされることも。
ドミニカ移民の人たちが何も声を挙げなければ、あるいは、全員が死滅していれば、歴史上、ドミニカ移民は存在しなかった、ということになる。
小泉首相は「反省すべき点は多々ある」と言ってるが、反省しておしまいなら、どんな犯罪でも可能だ。
一定の時間さえ経過すれば、国の政策はすべて正しく、どのような問題が起ころうとも、国民は国家に対して異議申し立てができなくなるということだ。
被害を受けた国民が生きている限り、いや、その人が亡くなった後だって、国家の国民への犯罪に時効は存在しないと思う。
国家に傷を与えたくない、というならば、当時の外務省の人間に責任をとらせろ。
責任は曖昧な団体にあるのではない、いつだって、個人にある。無責任にもほどがある。政治家や役人への、半永久責任法でも作ってほしい。そうすりゃ、馬鹿なことをやらなくなるだろうから。
ジーコ・ジャパン故障者続出?
練習しすぎじゃないかなー、と。先日のマルタ戦だっけ、熱疲労状態に見えた。サッカーに何か言えるような人間じゃないけど…ね。
勝負となる本チャン試合の1ヶ月前ぐらいから全体の練習量を減らしていって、疲労をとって行くべきじゃないかな、そういう方法をとっていて、なおかつ、故障してしまうのだったら、それはそれで仕方ないのだろう…
本番の試合前に練習しすぎてつぶれてしまうのは、日本の御家芸ともいえる精神主義の悪弊。不安のあまり練習しすぎてしまって、かえってパフォーマンスを下げてしまう。「サッカー選手はこの程度では疲れない!」と言う人がいるとは思うけど、すべての試合で「本気」で走ったら、壊れるのがあたりまえだと思う。
身体を休めつつ、集中力をあげたほうがいい。連携プレーの練習は別として、素人じゃないんだから、一ヶ月前に何かやったところであまり変わらないだろうし。
なお、素人の自分は、一ヶ月前から始めても十分に効果があるかも…(^^ゞ
狙うハードルの高さによって、助走期間の長さが変わってくる、ものすごい高いハードル設定すると、ストイックにやらないと厳しいだろうけど、続かないし…
TBSラジオ『銀座一のブスママが明かすビジネス成功法則』
TBSラジオで『銀座一のブスママが明かすビジネス成功法則』が紹介されたので載せてみる。
ちなみに、版元は三一書房さん。
ラジオで本人曰く、宣伝してくれ、ということなので、宣伝してみる。
ブス・コンプレックスを逆手にとって、3つの店を経営して、ビジネスを成功させた女性。おもしろそうな人だ。
7年間、同じスーツを着続けた。→覚えてもらってナンボか。キャラを際だたせる仕事着と考えればいいだろうし。
2006年06月02日
ダメな歯医者、歯科医
昨日、歯医者に行くことになり、麻酔でぼんやりする頭でダメな歯医者について考えてみた(今行ってる歯医者のことではありません念のため)。
- 理由を説明せずにすぐに抜く
- 保険の範囲内を示さない
- 治療計画を提示しない
- 領収書に治療内容等の記載がない
- いつまで続くか教えない
- 予約時間から遅れる、待ち時間30分以上
- 治療時間は一回15分
- 次回予約日が2週間後
- 「治療」と称して毎回「歯の掃除」してくれる
思うに、「セカンドオピニオン」ならぬ「デュアルオピニオン」にして、
複数の歯医者に交互に診てもらいながら、一気に直したいものだね。
むろん、そのためには治療情報が個人データとして患者本人に渡されなくてはいけない。
だいたい、歯のレントゲンだって、個人の情報なんだから、渡すべきだと思うね。
治療が細切れで、時間かかりすぎなんだ。
自分の場合は、仕事が忙しくなると歯医者に行けなくなる、だから、途中で治療が終わってしまうことが多くて、あとで困るのでした……
かぜ耕士の「たむたむたいむ」(否・風こうじ)
谷山浩子とLF・オールナイトニッポン、とくると、コッキー・ポップと大石吾朗、さらに遡って、「かぜ耕士」さんパーソナリティの「たむたむたいむ」だ。
重い話も出るリスナー参加型の番組だった。討論や議論とは違う、何か、問題を「深める」ような作り方だった。厨房の自分には、厨房を無視しない態度の大人もいるんだなと、うれしかったように記憶している。内容はきれいに忘れているけれど、自分よりもちょっと上の世代、学生運動が終焉した後の時代の倦怠と頽廃と真面目さが入り交じったような、そんな雰囲気だった。
日曜の昼間にやっているTBSラジオ『MDUバックグラウンドミュージック』で、司会の若山源蔵がエンディングでスクリプト担当者名をはっきりと「かぜこうじ」と発音したとき、この「こうじ」という名は「耕すに武士の士」だと思った。その通りだった。
こういう時ネットは強い、検索一発で見つかった。
まず、本人のサイトを見る前に、リスナー側から「かぜ耕士」を「発掘する」過程を書いたファンサイトを見つけた。記憶の掘り起こしが丁寧でいいなぁ、うなづくことの多いサイト。
「かぜ耕士」はどうしているのか
「たむたむたいむ」を覚えてますか?
- 0時00分〜0時10分「あおいくんとさとうくん」
- 0時10分〜0時30分「たむたむたいむ」
- 0時30分〜1時00分「コッキーポップ」
- 1時00分〜3時00分「オールナイト・ニッポン第1部」
- 3時00分〜5時00分「オールナイト・ニッポン第2部」
「かぜ耕士」を懐かしむ人がたくさんいて驚く。みんなよく覚えているなー。
かぜ耕士のDJが再び聴けるなんて@
PresidentGas_blog
ロックバンド「プレジデントガス(PRESIDENT GAS)」の日常
そして、本人のサイトです。読むと、80年代に入って苦労されてます、たいへんな時期があったようです。今は多忙。
かぜ耕士のたむたむたいむ WebVersion
たむたむたいむ とは?
『たむたむたいむ』は昭和48年(1973年)から昭和54年(1979年)まで丸6年間ニッポン放送系の全国30局に「企画ネット」されていたラジオの番組名です。
「企画ネット」とは企画そのものは全局共通。パーソナリティが局ごとに違っているという面白い試みで、私、かぜ耕士はニッポン放送版『たむたむたいむ』のパーソナリティを昭和53年(1978年)までの5年間つとめました。
Amazon.co.jpの個別商品ページのリンクURL変更
アソシエイトでリンクする時、今までと違うリンクURLになっているのに気づいた。リダイレクトして商品ページに飛ばす仕掛けだし、不明なパラメータも入っている、透明隠し画像も追加されている(これを含ませることでどこからリンクされているのか調べるのだろう)。仕事関係のプログラムはすべて記述を直してみたが、どうも納得がいかないので調べてみた。
すると、ブログ用のブックマークレットなどのAmazon関連ツールを修正をしている方がいた。
参照させていただきました、多謝。
[観] 右クリックで Amazon (2006年5月版)
- 従来の URL
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/ASIN番号/- 新しいURL
http://www.amazon.co.jp/gp/product/ASIN番号/
2006年06月01日
ブログに追記する意味
グーグルやヤフーで検索されてきた方の検索語の羅列を見て、「あ、この方は、○○を探しているんだ」と気づくことがある。で、お探しの情報を別途、探してみて、同じエントリ−記事に追記することにした。
サイトのトップページからやってきていただけるのは、ゴントに直接関係するごく少数の方になる。ゴントを知らないすべての方にとっては、どのページでも、トップページになる。
(サイト制作者は、すべてのページをトップ仕様にして、かつ、サイトの構造の中でそのページの位置を知らせる情報と、サイトマップを提供することが重要になる…って当たり前のことか…)。
検索エンジンで検索されて直接やって来て、たどりついたページに情報がなければ、すぐに別のところへ行く。自分もそんなふうに検索することが多いけど、おもしろい記述があると、滞留して、あっちこっち読んでみたりする。これと同じことで、必要な情報がなければ、調べて、そこに置いてあげればいいと思った。
新しい記事追加にこだわることなく、同じエントリーに追記していけばよいと思う。これがビジネスのサイトであれば、リンクを張って、見て欲しいページに導けばいい。
ただ、検索語句の羅列だけを見ても、ほんとうに探しているものが何か、わからない。検索している本人もわからない、検索エンジンでネットをさまよい、自分が探している「言葉」を知ることもある。検索語句さえわかれば、もう答えが出たのと同じ、ということもある。その意味では、誰もが知りたがってネットで検索するけれどなかなか出てこない情報、ネットで触れられていない情報、言葉を記載して行けば、いいんだろうな、と…ここまでくれば、ネットも紙も同じことで、そういう情報の多くは簡単には手に入れられないから有料になる。
でもなー、意味を知りたいんじゃなくて、その言葉を使って、その言葉の周囲に集まる人たちとコミュニケーションをとりたい人もいるわけで、答えを置くのではなく、「人と話す道具」と「問い」と「謎」を置くのもいいなと思うのだった。