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2005年01月01日

『バッテリー』(あさのあつこ著、角川文庫)

[ 1-本とある日 ]


『バッテリー』(あさのあつこ著、角川文庫)シリーズと、元旦マラソンの小冊子

[追記 2007年3月13日]

『バッテリー』の映画化にともなって、どういうわけかyahooから『No6』で検索されてくる方が増えてます。なんでやろ、読んでもいないし、エントリに「No6」なんて文字も入ってないのに。。

こうなったら、読まないといけないのかなぁ、感想を書かないといけないのかな、などと思ったりもするわけです。

『バッテリー』については、よかったな。読んで損ない。ぜひ読んでとオススメできる。でも、1年経つとどんな話だったったけ? と。筋忘れてたりする。

なんとなく覚えているのは、トレーニングで走る距離が、少年の肝臓に蓄えられたグリコーゲンの量からすると、かなり長いな、オーバーワークじゃね? と思ったこととか。キマジメ度が高くて、女性の視点だな、もっとガキは複雑に馬鹿げたことを夢のように考えてる伊集院光のラジオみたいなものだったりするわけだけど、そんな現実の「夢想馬鹿少年」のガキなんて嫌ですよね(笑)、それじゃ映画にならない。

野球というのは、キャッチボールだし、コミュニケーションの世界の話だから「会話」が成立する。小説にもなりやすい。そこはとても女性的な世界なのかもしれない。ただし、会話して言葉を交換するのは経済的な世界に入りこむということ。野球の場合、有望な選手に関しては、ガキの頃から、大企業が金で買収しようとしてるらしく、ニュースで問題になっている。スポーツをやってるガキの世界にはすでに多額の金がまき散らされている。そういう視点で『バッテリー』を観ると、また別の感想が生まれてくるのかもしれない。

……ええと、「夢想馬鹿少年」的な話を続ける。その傾向が顕著に表れている小説といったら、『鉄塔武蔵野線』(絶版)です。鉄塔を追いかけていってしまう少年の話ですが、鉄塔への執着度、というのが、少年的ともいえる。
鉄塔とは会話が成立しない。会話しない少年は、鉄塔と、送電線の先の先の見えない世界に向かって、全力で自転車漕いで見にいこうとするものだったりする。

と、『バッテリー』とはまったく関係のない『鉄塔武蔵野線』の話をしているのですが、小説よりも映画のほうが自分は好きです。DVDが出てます。ぜひご覧いただきたいものです。『電車男』に出ていた伊藤君が全力少年してますので。小学生のときの夏休みに撮影された映画です。

『鉄塔武蔵野線』に関しては、以下を参照。


Posted by gont at 2005年01月01日 20:45