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2006年04月30日

チェルノブイリ事故と春の山

[ 3-ランニング・登山 ]

 すでに事故から数日経っているというラジオのニュースを聞いたのは、3000m近い春の穂高。高層の気流に乗って、放射能を帯びた塵が日本にも飛んでくるのではないか? そんな冗談ともいえないような話を北穂高の頂稜で先輩として、蒼く渡る天蓋を仰ぎつつ、あまり長居もせずにギラギラと光る雪面をシリセードで滑り降りたような記憶がある。

 その後、自分はチェルノブイリ事故や原発問題には関わらなかったが、10年以上も経てから職場で少し関わりがあった。ちなみに、自分にとって、旧き左右の翼に言及する資格も経験もない、自分が興味あるのは、垂直尾翼だけ。

 今年、再び春の穂高に行く予定。20年ぶり。
→仕事の都合でどうなるかまだ不明。
また、今年は雪が多く、穂高・涸沢でも例年より300cm多いという。こんな状況では、春山ではなく、冬山のつもりで「挑む」必要がある。特に注意が必要なのは雪崩。気温が高くて雪が多い場合はどこでも雪崩が起こる。高温、低温が交互に続くような場合も、弱層面に水が流れたりするので、そこから雪崩が起こる。北穂高の場合、北穂沢をツメるので、ここで大規模な雪崩でも起こったらオシマイだ。ゆえに、出発は夜間になる。昼前には降りる? 斜面は東向きだ、日が当たる時間には、ロートの上の斜面の、さらに上を登っていないと…危なければ降りる決断をしよう。また、下降時も、あまりに高温の場合は、日が傾いて気温が下がってから行動したほうがよい。それなりの装備が必要だ。ロープ、ハーネス必携。…いっしょにいく人間が、この行動ができるかどうか、そこが問題。できないなら、山には行けないな。

Posted by gont at 2006年04月30日 21:46 | TrackBack