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[ 1-本とある日 ] |
今年のベスト3に入る本。っと言っても、最近、本が読めてない。この本もしばらくホコリを被ってた。
まず、宮崎駿の筆による原色漫画がすばらしい。単なる作品解説ではない、戦争に同じ想いを抱く作家を追いかけていくもう一人の作家の物語だ。
絵については、『宮崎駿イメージボード集』の時代とほとんど変わってない。
……ともかく、この部分の絵だけ見ていても飽きない。
そしてなにより「ブラッカムの爆撃機」の訳文がすばらしい。ほかに言いようがないぐらい、かっこいい。
ンで、「ブラッカムの爆撃機」の話……まるでドキュメントだ。目の前で行われているようにさえ思えてくる、絵が浮かんでくる、音が聞こえてくる、振動が伝わってくる、熱気が、凍るような声が、死を遠ざける笑いと暖かい食べ物が、命知らずの男たちの敬虔な祈りが……
かっこいい訳文とかっこいいマンガはあるが、かっこいい戦争なんてありゃしねー……ってことはよくわかる。
ともかく、読んでみてくれ!
編集が「スタジオジブリ出版部」、発行が岩波。こういう本の出し方もいいな。
[ゴリゴリレビューのお知らせ]
当サイトには、宮崎駿監督の冒険活劇動画作品『天空の城ラピュタ』『もののけ姫』に関するゴリゴリ・レビュー*もあります。
ゴリゴリ好きな方、ご覧ください。
『天空の城ラピュタ』を観る-トビイシの砂漠-「飛び去るオブジェクト」を追って
*ゴリゴリ・レビュー@(cc)図書新聞、だと思う
Posted by gont at 2006年12月21日 16:07 | TrackBack