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Scribdは、Formatがpdf, .doc, .ppt, .xls, .txt……などのファイルをアップロードして共有できるサイト。YouTubeドキュメントファイル版、みたいなもんです。FLASHに乗ってしまうんですね。
ドキュメントビューアーがないときに、アップロードすれば観られる?
そういう機会はほとんどないですよね、Mac環境だと、Windows環境のファイルが読めないときがあるかもしれませんが。
ほかになんの役に立つのだろうか? と思うかもしれませんが、「ハンバーグの作り方」を観ると……教科書とかレシピのようなファイルなら共有する価値があるかもしれないな、と思いました。
Scribdへのリンクは、左上、.docデータのダウンロードは、右下です。
資料的価値のあるものなら、誰かにとって、役に立つ。あとはどれだけ価値のある情報が集まってくるか。ほんとうに集まってくれば「世界図書館」ですし。
著作権や意匠権、出版権がクリアできれば、最終的には、本そのものの(組版の)データなのでしょう。
というか、世界に向けて公開可能な本に限られるわけですけど。
Amazonはこれをどう思うか。Amazonの「なか見検索」は、本の背をカットして本をバラバラにしてOCRスキャンでPDF化するわけですが、もとのデータからの掲載も可能だからデータくれと言われても、データ渡してしまったら、向こうでいくらでもプレスできちゃうわけで……さすがに嫌ですよね。
だったら、出版社が、Scribdのような仕組みを自社サーバに乗せておけばいいですよね。その
サーバからデータを引っ張れるように、REST方式、APIで利用できるようにして、ネットワークしていけばいいわけで。そうした本のデータ、目次や本文の一部が読めるデータセンタこそが、ネット書店、になるわけです、まさに、立ち読みが可能になる。
問題なのは、そういうScribdのような仕組みが、誰でも無料で使えるようになるかどうか、ですが。
日本語の文書や本に特化されたScribdができるといいです。青空文庫よりもさらに自由に、もっとPOPで自由なもの。組版データからの自動WEBパブリッシングはできる、はずだ(いずれビジネスとして出てくると思いますが、これが無料で開放されたら、どんなにいいことでしょう)。
AdobeのIllustratorやInDesignのデータファイルをアップできて、それが閲覧できるようになれば、ホンマの本が読めちゃうサイトになってしまいますね(Adobe - InDesign Serverがすでに存在している)、という。日本の場合、旧いファイルだと、MacのQuarkXpressのファイルとか。できるだけ幅広いフォーマットに対応できればいいですね。
日本語の場合のインターフェイス。縦書きの本の頁の表示。これもFLASHでできるのではないか、と。技術的にはもうできてしまうのではないか、と(すでに電子雑誌で実装され運用されている)。
雑誌でしたら、すでにそういう「ページめくりが可能な雑誌」はどんどん公開されてますよね。購読者=閲覧者からお金がとれない問題があるので、基本的に広告費内でやるしかないわけですけど(今のところは)。
操作性と表示速度という技術的な面での問題や、こうした技術を最初からビジネスにしようという電子書籍のような囲い込まれた世界もありますが、Scribdという黒船の登場で、変化があるかもしれませんね。
Posted by gont at 2007年03月16日 21:41 | TrackBack