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ゴントの書類綴
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*最近、なぜか「ズタ袋」で検索していらっしゃる方がおられますが、当該ページで
「ズタ袋の作り方」は掲載しておりません。
作り方はわからないのですが、ズタ袋がなんであるか、興味が湧いたので調べてみると、
お遍路さんの持っている前掛けみたいな袋のことなんですね
(自分は「ズタ袋」がなんであるか、その言葉の比喩的な使い方を間違えていたようです)。
なお、お遍路の姿を描いたイラストを見つけましたので、それを参考にして、
さらにネットを検索してみてください。
*「背負子の作り方」で検索される方もいますが、こんなの、作り方も
なにも……見た通り、に作ればいいだけです。
素材は、できるだけ腐りにくい、強度の高い固い木がいいでしょうし。。。
鉄工所に知り合いがいるのであれば、金属フレームの背負子なんてどうでしょう?
アルミ合金で軽い背負子。チタン製なんてかっこいいですね!
昔、アルミ合金の金属フレーム背負子と赤道儀型小型望遠鏡の三脚を合体させて、
これを山に持っていけば、山で天体観測+天文写真が撮れるじゃん! と思ったことが
ありましたら、結局、実現しませんでした。近くに鉄工所がなかったもので。。。
……それはともかく……
二本のフレームは、天頂を、若干内側に傾けるといいですよ。
あまり左右幅が大きいと、肘が当たって歩きずらい。
できるだけコンパクトにしたほうがいいです、本格的にデカイものを運ぶならともかく、
シンプルにしたほうがいい。
あとは、背中に当たる部分の天地左右の大きさが重要です。
これは、自分の身体と市販のザックなどを参考に、天地左右の大きさを割り出したほうがいい。
というか、これが基本形ですよね。ここからすべてが始まる。
背中の部分は、荒縄でも巻いときゃいいわけですが、
登山用の幅広ナイロンテープでもいいでしょう。
木は面取りはしないと痛いですよ、丸みがあったほうがいい、よくヤスリをかける。
あと、「ニン棒」が必要ですよ。立ったまま「一本とる」ときに使う、その一本の「ニン棒」です。
ストックなんかじゃ代用になりません。
背負子の下にかまして、重さを棒に移して、それで休憩をとりますんで。
「y」の横棒が小さく上についているような棒です。
……って、山小屋でバイトしてたときに、バイトの誰かが、背負子を自作してたのを覚えます。
人の来ない、地味な山小屋だったので、麓から人力でボッカする必要があり、
山小屋の背負子の数が足りず、自作したのだっけ?
作り方が難しいものではないはずだ、という気がしました。でも、作ってから、何度か微調整してたように思います。荷物が重いだけに、ほんのちょっとした調整で、劇的に軽くなるのかもしれません。ということは、微調整しやすい構造にしておくのは、重要なことかもしれませんね。
完全にフィットさせるのは、けっこう、難しいのかもしれません。
話が長くなりました。
以下、通常エントリー。どデカイザックを購入したお話。
Jackwolfskin アガディールIII
(75+10リットル)
これまで使っていた古いザックに夏山用の荷物が入らない。困った。それで急遽、購入を決める。大型ザックは4代目か。
65リットルの紫カリマーをずっと使ってきた。高校卒業時からなので、すでに20年以上経過している。これに入りきらないときは、もうひとつ小型ザックを作り、カリマーのザックの上に重ねて縛る「子亀ザック」にしていた。それでも入らないときは、プラスチックケースに荷物を入れ、その上にカリマーのザックをヨコにして置き、これを背負子で縛って背負う「強力型」だった(大学の時の長期山行でこれをやったが、あまりに重くて初日から目が廻った)。
カリマーはその後も使っていた。あちこち破れてきて、そのたびに強度の高いナイロンの糸で縫って補修した。天蓋の背面チャックは早々に壊れてしまった(荷物の詰めすぎで口が開いたままになるので、放置)。クライミング用のアタックザックや量販店で売っていた60リットルザックも(1500円だった)も使ったけど、ココいちばんの山行の時は、やはりカリマーを使った。フレームのないペラペラのカリマー、一気室で背負紐の幅が手拭いのように細いカリマーに、身体のほうが慣れてしまった。
引っ越しの時には内装材を運ぶのに使って重宝したけど、最近はカリマーを使う機会が減っていた。何泊もするような長期山行に出てなかったし、カリマーも汚れきってしまい、人前に出せるような感じではなくなってしまった。網に入れて洗濯機で洗っても、見た目は変わらない、どう見てもズタ袋(笑)。
で、今回、山の荷物がカリマーに入らない事態が(久しぶりに)発生した。かさばりすぎだ。山の荷物が増えてしまったのは、団体装備や食糧のほとんどを自分が背負うことにしたからだ(半分はトレーニング効果を期待して)……子亀だと使いづらいし、背負子を使うほどの重さではない(というか、背負子自体が使えない。金属フレームが錆びて耐用年数が過ぎていて危険)。
それで新ザック購入になった。山道具屋で行って、ともかくデカイのを選ぶ(価格は比較的安いものを(^^ゞ )。で、「アガディール」にした。金属のインナーフレームが入って自重が2.6kgもある。二気室構造、背面チャック、側面チャックまであるのか? 背負紐の調整のシステム、ウェストベルトの包み込むようなフィット感……こいつは宇宙服か?
店員さんによれば、最近、デカイザックを買う人が少なくなったそうだ。装備や食糧の軽量・小型化が進み、長期山行も少ない、行っても小屋泊まりが多いので、大容量のザックは必要ないから。それでも、(わずかに残っている)高校・大学の山岳部、ワンゲル部員が買っていくそうな。そういえば、某店の「ガッシャブルム100リットル」ってのはまだあるんだろうか??
さて、最新のカッコイイデカイザックを手に入れたものの、実際に荷物を詰めて担いで歩いたら、汗ダラダラで呼吸はゼーゼー、頭クラクラだろう。それはいつだって変わらない。
Posted by gont at 2005年08月03日 13:01