日々のフラグ一覧


メモ:ワンダーフォーゲル

技術と資本が一体化した世界の運動・展開が、止まっている。
新しい世界が始まろうとしている。
爆発的な技術革新と都市化・工業化が進展しつつ、それに対する抵抗が現れた19世紀末〜と比較してみることができるかもしれない。
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メモ:「信用」とは何か

「信用」という言葉が、気になります。
 これは極めておもしろい精神の一つの様態、いや、これが人間の一つの条件ではないでしょうか。
 経済学の「信」、心理学的な「信」、宗教学としての「信」、社会学としての「信」、哲学としての「信」。

 それで、忘れないうちに、適当にメモしていきます。

・「信」は、それが完成するためには、時間が必要です、つまり時間感覚をもたらします。過去および未来を現在に呼び込む。

・全世界の人が、とんでもない巨大な岩壁で岩登りをしているとしましょう。みなさん、いろんなロープを渡して、落ちたときに助け合って生きていこうとしていますね。で、今回の金融危機というのは、法人さんたちが、一緒にひきずり落とされたくないので、そのロープをはずしたり、切ったりし始めた、ってことです。
 しかしよく考えると、そんなことをしたら、岩壁でロープもなしに、一人で登っていくことになります。それって危険なことですよね。
 そういうアナロジーで考えていくと……いろんなことがわかってくるような気もします。芥川竜之介の雲の糸じゃないですが……


百年に一度、と言うけれど

 今回の金融危機、百年に一度、と言うけれど、二百年前、三百年前に同じことがなければ、そのような言い方はできませんね。
 今までに経験したことのない、未曾有の、未体験の、としたほうがいいと思います。
 1929年から始まった大恐慌(時代)において、複雑に入り組んだ金融派生商品とインターネットはあったでしょうか?
 この二つは、価値の増幅と加速を促すものですが、反対に作用した時は、驚くべき速度と規模で破壊が進行するのではないでしょうか。
 まさに、今までに経験したことのないことが、経験されようとしているわけです。
 ぼかした言い方をすると、対応を誤りますよね。

 さて、未体験の乗り物アトラクションです。
 製品検査が行われていない、試乗会です、しかも一回きり。
 安全ベルトはついていませんので、ご自身で用意してください、ということです。

 そして残念ながら、試乗会はキャンセルできない、全世界の人たちが強制的に乗せられます。
 なんと、試乗会にもかかわらず、料金とるつもりです(泣)。

 乗せられるならば、一言、何か言う権利もあるでしょうね。