電子書籍の「出版権」

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米国で電子書籍の出版契約について論争が突如ヒートアップ、ついに著者団体The Author’s Guildが参戦

【編集部記事】電子書籍ブームに沸く米国の出版業界では今月に入り、電子書籍の出版権について論争が突如ヒートアップしている。

このニュースは、twitterでfollowしている方のtweetで見かけました。
アメリカではそこまできてるのか、と。
紙と電子の出版権を分けてしまった著者まで現れたそうです。

Top Author Shifts E-Book Rights to Amazon.com

出版権についておさらい。著作者(複製権者)は出版社に対して出版の権利を設定します。「A出版社さん、時限付きで排他的(独占的)に出版してもよいですよー」と(このあたりを参照→「出版権の設定@Webで著作権法講義」)。

その出版権について、紙とは別に、電子の出版権を別の出版社に設定しようという著作者が出てくる(きた)、と。
電子書籍を別の出版社で出そうと思えば、そうなりますよね。
アマゾンのような巨大企業に電子書籍出版権を設定する。

デバイス含めた電子書籍販売のプラットフォームをもった企業(なんていうんでしょう、出版複合企業体? イーパブリッシング・コングロマリット?)は圧倒的に強くなるわけです。
紙の出版では排他的独占の縛りがありますが、電子がそうでないならば。日本ではこのあたり、どう解釈されるんでしょうかね。

日本にはそういう出版複合企業体はありませんが、DNP付近、図書館関係、動きを感じます。
既存の中小出版社はどうするのか。

2010年、おもしろくなりますよ。