父の死と葬儀あれこれ

2023年12月14日(木) 晴れ
滞っていた仕事をリカバリしたり、なんだかんだと起きて作業をしていた午前3時25分、病院から電話。もう危ないと。始発で最速で行くしかないが、まだ電車は動いていない。
着替えて待機し、05時に埼玉の自宅最寄り駅に向かい始発を待つ。
その移動の間に病院から電話があり、亡くなった、と知らされたようなのだが(着信記録あり)、よく覚えていない。
病院近くの駅からはタイミングよくバスが出ていて、7時半前には病院に着いた。
死亡を確認する。
「よくがんばったよ」と父を労う。
電話で実家の母に父が亡くなったことを伝える。
公的な死亡確認は当直医がしてくれて、その後、主治医が来るまでの間に時間があるので、契約していた葬儀社に電話をする。
折り返し電話があり、遺体の引き取り時間を伝える。
主治医が出勤し面会、状況を伝えられ、ありがとうございましたと伝える。
病院内の霊安室に移動し待機、葬儀社が来て遺体を車に乗せる。
主治医Dr、Nsの見送り。ありがとうございましたと伝える。
車に自分も同乗して、実家近くで車を降りて、実家に向かう。
遺体は実家近くの葬儀場の会堂でしばらく安置され、葬儀の段取りについては午後に葬儀場で打ち合わせる。

葬式は通夜をしない一日葬にすることにし、葬儀社は火葬場を予約する。高齢社会で亡くなる人が多いのですぐに火葬というわけにはいかない。最短で結局、来週の20日(水)になる。それから、葬儀社の担当者から延々、葬儀の流れとそれに必要な儀式と費用について説明を受ける。事前に払い込んだ葬儀費用は会場費を抑えたものだけと知る。母にも電話して葬儀費用は別途、大幅にかかることを伝える。

菩提寺に葬儀のお願いをすると、本日、枕経という読経をする必要があるとのことで、僧侶をタクシーで呼びに行き、葬儀場で20分くらい枕経の読経をしてもらい、その前後で、葬儀の打ち合わせをする。葬儀のときの送り迎え、お布施の額、故人の父のことや墓のことなどを話す。その後、お坊さんをタクシーで寺に送り、葬儀場に戻る。

夕方、葬儀社の担当者からさらに葬儀の細かい内容の説明を受ける。合い見積もりをとるような余裕はない。それでも最終的な見積をもらわないと、支払いの確約書のサインはできないと粘る。簡素に質素にとお願いする。見積をもらい、支払いについての確約書にサインをする。葬儀の進行についての説明と、それまでの間に決めて葬儀社に連絡しなければならない事項を確認して、葬儀社を後にする。日が暮れて真っ暗になっている。

実家の母親に電話するも出ないので心配になり、歩いて15分程度の距離ではあるけれど、タクシーで急行する。たんに電話のコールが聞こえなかっただけだった。葬儀社との打ち合わせ内容、葬儀の日の段取りなどを知らせる。母は親類に電話をして、父が亡くなったこと、葬儀の日取りや時間を伝える。従兄弟の頭目に、親類へ伝えて欲しいとお願いする。自分はその後、埼玉の自宅に電車で帰る。途中の駅で、従兄弟から電話があり、親族から供花(生花)を出すとのことで、自宅に帰ってから折り返し電話し、その名簿を作る。

2023年12月15日(金) 疲れ切ってしまい必要な仕事以外何もできず。

2023年12月16日(土)快晴
パートナーと一緒に実家の母のサポートに向かう。途中のドラッグストアで必要な食材を購入、また「しまむら」でシーツを買う。食の細くなった母と食事、保存食用の小さなおにぎり作り、それから掃除・洗濯・布団干し、新シーツで布団を敷く。葬儀のときの服装チェック。葬儀当日の夕方に葬儀社が自宅の一室に仮祭壇を設けるので、その部屋を片付けて、徹底的に掃除する。日が暮れる前に帰る。
葬儀の日は遅くなりそうなので当地に泊まることにする。母の実家は寝具が足りず泊まれない。駅前の旅館に素泊まりで泊まることにし、その場所を確認する。駅前の喫茶店で、地元の幼なじみの友人と会い、当日の受付をお願いする。夕方、電車に乗って埼玉の自宅に帰る。

2023年12月17日(日)快晴
葬儀についてもろもろ再確認し、必要なものを買い足したり、準備する。夜になりパートナーから、当日の朝に葬儀場に向かうのはよくない、その時に交通機関が遅延したり止まってしまったら葬儀ができなくなる、だから前夜入りしたほうがいい、という提案を受ける。これは正しいと思い、駅前の旅館に素泊まりを予約する。

2023年12月18日(月) 曇り
仕事。葬儀社に供花や、精進落としの料理の数などを連絡する。
夜はダブルワークの病院の夜勤当直事務。

2023年12月19日(火) 晴れ
夜勤明け仮眠後、荷物をまとめて着替えて、17時に御茶ノ水へ。パートナーと合流して夕食後、千葉の実家のある駅まで列車で向かう。駅前のビジネスホテルに投宿。
夜、エアコンの温度調整が高すぎたのか、2時間くらいしか眠れなかった。

2023年12月20日(水)葬儀当日 晴れ
7時に起き、コンビニで買ったおにぎりなどを食べ、支度をしてチェックアウトして実家まで移動。母の体調は充分ではないがなんとか葬儀には参加できそうなので着替えてもらい、食べられるものは食べてもらい、準備をする。父が入院していた病院からの入院費の請求書が届いている。

9時30分にタクシーを呼び、葬儀場へ。葬儀手続の確認、納棺立ち会い。菩提寺にお坊さんがタクシーで到着し、待合室に。葬儀の準備、受付手配。
12時半から葬儀。最大20人と考えていたが、実際には25人くらい参列。読経。喪主からの挨拶。出棺の立ち会い。
14時に斎場へ。お坊さん、父の兄はマイクロバスで。母方の親戚のみなさんは自家用車4台で。火葬の立ち会い。精進落としの会食での挨拶。料理は15人分用意したが足りず、1人分足しても4人分足りなかった。失敗だった。すいません。親戚の二人と私とパートナーはお茶とお菓子となる。

1時間ほどで収骨。16時半。ここで一部散開。再びマイクロバスで葬儀場に戻る。その途中、警察の厚生課や共済担当の方から電話。葬式に供花を出しますという話だったが間に合わず恐縮していた。お寺経由で帰り、お坊さんをバスから降ろして、葬儀場で解散。17時。友人が車で母、私、パートナーを自宅まで送ってくれた。ありがたい。
自宅で母を着替えさせ休んでもらう。1時間ほどして葬儀社が来て、仮の祭壇を作っていただく。それから今後の打ち合わせなどを少しして、20時半頃に実家をパートナーと出る。駅前で夕飯を食べて近くの旅館に素泊まりする。この旅館ではよく眠れた。

2023年12月21日(木) 快晴強風
7時起床、8時前に旅館を出て、駅前で朝食をとり、実家に向かう。途中でコンビニに寄って食材を購入する。母はあまり体調がよくないが、気持ちが落ちないように働きかけ支える。
パートナーには母を見ていてもらい、昼飯づくりと、父が入院していた病院からの入院費の支払いについて、本日、病院で支払い可能かを問い合わせてもらう。

自分は自転車に乗り、市民センターへ向かい、世帯主変更届けを出す。母からの委任状も必要かと提出したが、既に葬儀社が死亡届を出したことで自動的に世帯主は変更されていたようだ。後期高齢者医療保険証も自動失効するもよう。それにしても、死後の手続はわかりずらい。

市民センターで菩提寺に電話をする。何度か電話して、ようやくつかまる。昨日の葬儀のお礼を伝え、本日、お布施代を渡したいというと、20分後なら、と。市民センターから寺までは10分くらい。お布施を渡し、受領証をもらう。また、四十九日の法要の内容、日程、予算、納骨式と永代供養の契約、その費用や、黒の本位牌の制作の相談などで話を20分くらいする。それから駅前に向かい、ドラッグストアで、実家の母の食材や必要な薬、それと猫の食べ物のカリカリやにぼしなどを購入して、実家に戻る。

それから四十九日の相談内容などを母親に伝えるが、昨日の今日なので、来週に来た時に詳細を話して、菩提寺に正式に依頼することにする。
病院の入院費の支払いは本日、可能とのことなので、帰りに病院に寄って支払ってから帰ることにし、入院費を母から預かる。
パートナーが作った昼食のトマトのリゾット、ニンジンの総菜を食べる。母親はほとんど食べない。食が細くなっている。簡単な風呂掃除をし、ゴミを片付け、洗濯をして干す。

友人に昨日のお礼の電話をすると、車を出せるとのことで、午後2時に向かいに来てもらう。実家の母には、来週、また来ると伝えて別れ、友人にパートナーとともに病院まで連れていってもらう。入院費を支払い、また車に乗せていただき、近くの駅まで送ってもらう。昨日の受付と送迎のお礼を渡して別れる。

駅からは都内を経由して埼玉の自宅に帰る。17時半。夕食を食べ、葬儀の資料などを整理し、今後、何をどうするのかを確認する。

2023年12月22日(金) 晴れ
午後に実家の近くにある、亡父と知り合いでもあった行政書士事務所の先生に電話をする。留守録になったが、父が亡くなったこと、相続についての相談をしたい旨、残す。のちに折り返しの電話があったが気づかず。来週、また電話をする。

2023年12月最終週
可能な範囲で手続などをする。

・実家の火災保険や母の生命保険の引き落とし口座の変更手続をした
・葬儀費用の請求書が届いたので、その支払い手続を銀行でした
・菩提寺には四十九日法要や納骨についての問い合わせや位牌制作の手配のファクスをした。大晦日、折り返し電話があり、日時や手続、費用などを確認した
・行政書士の先生に、相続について相談するため連絡する。その打ち合わせ日を決めた

このほか、年金関係の手続の準備していたが仕事もあるし、心身ともに弱っている母の生活サポートのほうが優先となり、気づいたら役所は閉庁してしまった。

年明けに手続することになるけれど、おそらく年明けはものすごく混雑するのだろうな。