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2004年06月03日

ヤフオク出の謎の絵画「JOROPO」を巡る旅

[ 0-日々のFLAG ]

 何をググッていたのか忘れたけれど、ヤフオクに出ている妙な絵画に出会った。 男女が楽しそうに踊っている絵で、出品者の古物商はいきなり7万円スタートの値を付けている。絵はわからないし、買うつもりはないが、画家の名前を見て「おや?」と思った。

ベネゼエラの有名作家?超高額油彩@ヤフーオークション
 カスタネダ(kASUTANEDA)? カルロスじゃないよな、と思ってググッていくと、カルロス・カスタネダはミドルネームにCESARを使っていて、謎の生涯の職業欄には画家も含まれているらしい。でもな、描かれた時期がおかしいし、さすがに違うだろうな。kASUTANEDAでの検索(画像検索含む)でもこれ以上わからなかった。外国語ができればわかるのかもしれないが……

 探偵みたいな気分になってきたので、いったいこの絵画は何を描写したのか、さらにググってみることにした。キーワードは絵のタイトル「JOROPO」と「ベネズエラ」だ。ググるとすぐに出てきた。「JOROPO」はベネズエラやコロンビアの代表的な民族舞踊、ホロポ、ホローポと読むらしい。


未知の国コロンビアからの便り@Arai Kenichi(旅行情報サイト ワールドフォーラム)

Joropo(ホロポ)
 ジャーノス・オリエンタル(東方大平原)に広く伝わるものです。音楽の基本は「ハープ」こちらも軽快な音楽で、特にハープの早い音色が踊りを更に軽快なものとしています。この他にも様々な音楽・民族舞踊があり、とてもではありませんがその全てをご紹介する事はできません。
 民族舞踊と音楽だけでは国は成り立ちませんが、コロンビアという国は一早くスペインの侵攻を受け、しかしながらスペイン人と原住民との共存が成立していた事、山岳地帯が多く伝統文化が駆逐されなかった(推測)が今日の芸能・民芸文化の多様さを残している理由なのかもしれません。


 さらに調べていくと、midiも聴くことができた。どこぞのサイトの表現を借りれば「カリブ的なかなり明るい曲で、速くて激しい8分6拍子と4分3拍子のリズム」だ。音楽を聴くと、絵の雰囲気、イメージが急に現地色に染まりだし、絵を埋め尽くすたくさんの男女が激しく踊るラテンアメリカの雰囲気が彷彿としてきた。そして、この明るい世界の裏に秘められた歴史との対比にも気付かされた。
 これを所持していた日本人は、単に、ベネズエラの露店で適当に買っただけなのかもしれないが、ネットに出たことで、自分はベネズエラのホロポを知ることができた。おもしろいネットの旅でした。

Posted by gont at 2004年06月03日 17:01 | TrackBack