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<<ジブリ『ゲド戦記』アニメ映画化、2006年夏予定 火の用心>> |
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アシモがこれまでの2倍の速度、時速6kmで走れるようになって、さらに受付案内係もできるように進化した。二つの進化、「受付お茶出しカラクリ機能TYPE」と「ランナー機能TYPE」が共存している。
「お茶出し」は日本のお家芸だし、どんどん進化するだろう。
問題は、ランニングのほうだ。10分/kmだと、フルマラソン7時間切れない>アシモのダンナ
国内のフルマラソンでは、完走したことにならないぞ。
さて、石原都知事の提唱している2007年冬の東京マラソンに間に合わせるにはどうしたらいいか、無理矢理考えてみる。
まず、フォームについてだけど、膝を曲げたままで走ると、膝を痛めやすい。ストライドを2倍にすれば速度も2倍、うまい手だったけど、3倍、4倍に伸ばして速度アップするのは無理っぽい、膝にかかる負荷が大きくなりすぎる。私もそんな走り方をしているはずだ。
次の速度アップの方法は、ピッチを早くすること。これで速度を2倍にできるなら、5分/km。一気にフルマラソン3時間半。
ペースメーカー「はーい、アシモが通りますよぉ、すいませんが道をあけてください」
……グォッキュングォッキュングォッキュングォッキュン……
アシモ「みなさんありがとうございます。がんばりましょう。
キロ05分02秒ペースで走行中です、現在地27km630m地点、
気温10.4℃、風速0.3m。
予想以上の負荷がかかっています。
次のエイドステーションでバッテリー交換ならびに左脚の交換が必要です」
だが……ピッチを2倍にできるか? 脚をすばやく戻し、蹴り出しを強くする必要がある。着地でバランスをとりながら力を効率よく地面に伝えていくのは、ストライドを3倍、4倍程度に伸ばすのと変わらない難しさがあるような気がする。
脚は、飾りではない、重力に引かれている世界では。アシモは早晩、限界速度に達する。
どうしたら早く走れるのだろう。
アシモにも「ナンバ走り」をさせよう。そのためには、アシモに「腰」を作る。人間同様の「骨盤」「股関節」を付けるのですよ。そして内蔵筋と似た駆動システムを内蔵させる。アシモの構造そのものを換えることで、限界を突破できるはず。
もちろん、その身体構造は「受付お茶出しカラクリ機能TYPE」にも恩恵をもたらすことだろうけど、果たしてアシモがフルマラソンを完走できるのはいつだろうか。
2年後の冬には完走してしまうかもしれないし、10年経っても無理かもしれない。このあたりの速度アップが、人間の走るカラクリの難易度を表す時間的な指標かもしれない。