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「Acrobat ReaderでPDF? 重くてちょっと……電子本は相変わらずだよな……」という思いを受けて、「ほーら軽くなったでしょう!」と応えたような読書端末ソフト、Adobe Digital Editions。
悪くない電子書籍リーダーだと思う。
「前に探してなかったものを今再び探してみる」のは重要なことだと思う、昨日にはなかったものが、今日には完成しているかもしれない、ネットでは特に。
Adobeの電子書籍リーダー「Adobe Digital Editions」にベータ3が登場@MYCOM
ダウンロードは、上記サイトのリンクよりAdobeへと巡ってください。
電子本のサンプルもAdobeサイトにあります。
電子本=PDFを、Flash Playerで読む感覚。Acrobatの重さはなくなった。これは普及する予感。
すでに2006年10月には発表されてるんですね。
【Adobe MAX 2006レポート Vol.5】PDF+Flashの電子ブックソリューション『Digital Editions』@ASCII24
「伝統的な出版から“Publishing 2.0”を目指す」という見出しがある。なんでも2.0にすればいいってものじゃない、Digital Editionsむしろ、伝統的な道具ですよ。
InDesignで制作した書籍のデータを軽いPDFにして(いわゆるeBook形式で)書き出して、Digital Editionsで読み込んでみたところ……今までにない軽さ。それでも、「紙のページをめくる」という動作に慣れている人間にとっては遅く感じるけど……かなりよくなった。
InDesignとDigital Editionsがあれば、電子本作り放題、読み放題、ではある。それがビジネスになるかどうかは、中身次第ってことで。
Digital Editions はリーダーではなくて、リスト管理もできる、つまり「本棚機能」もついている。その「本棚」の見栄えもいい。
しばらく電子書籍・電子本の周辺から目をそらしていたら、どんどん進化してたわけですが、おもしろくなってまいりました。
Acrobat Connectが切り開くビジネスシーンの近未来――ケビン・M・リンチ氏に聞く@ASCII24
「Adobe Digital Editionsでアドビの電子ブック“第2ラウンド”が始まる」
Adobeという赤い黒船に日本の商人は乗るのかな?
日本には独自の船がたくさん浮かんでいて、かつ、船頭がたくさん乗ってるようだけど、それはそれで、豊かさでもある、ということにしておく。
岸辺の人間としては、船のことより、積荷のほうが大事です。みんなが欲しがるコンテンツがあれば、それに見合う安全で高速な船が作られる。きっと、お試し乗船だってさせてくれる。
本屋さんって、本を読もうと思えば、全部立ち読みだってできるんだよね。
それをしないのは、失礼になるから、そういう向き合い方をしているから、本に価値があると思うから。
もし、そういう「魔法」が失われたら、本屋に置いてある本のページは切り取られ、万引きされ、写真に撮られてしまうでしょう。
あ、すでに、そうなりかけてるか。
本の世界では、パッケージングされた内容を読むという行為だけじゃなくて、所有、コレクションの欲望でもあるし、本棚に並んだ本の位置情報が頭のなかにある情報とリンクしていたり、必要なときにぱっと引き出して、「これだ、これこれ」と参照できたりする、そういう全体の行為のなかに位置づけられているわけだから、それら全体をさらにおもしろくする仕掛け、つまり、知的興奮させる仕組みもありそうな気がする。
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Digital Editionsとは別に、PDF+Flash+HTMLの次世代プラットフォームであるAdobe Labs の Apollo(アポロ)アルファ版のRuntimeとお試しソフトをインストールしてみたりするわけですが……おもしろいことを考える人たちがいるものです。
自分の仕事がどのあたりにハマルのかは、まだわかりませんが……このあたりに近いところだろうと思います。独立当初からの立ち位置、DTP&WEB、ということです。