GONT-PRESS TOP ゴントの書類綴
<<無性に食べたい-ソバと血圧    フリーランス(個人自営業)の青色申告・平成18年度覚え書き>>
Category Contents
日々のFLAG [274 items]
本とある日 [40 items]
仕事−DTP/WEB [28 items]
ランニング・登山 [74 items]
Tips [58 items]
URLメモ [19 items]
断 想 [12 items]
現代近未来視聴覚研究 [14 items]
アフォリズム [4 items]
9-お絵かき [12 items]
Recent Entries
ブログ引っ越し中
本づくりを手伝う
荒川市民マラソンに出た
春なので新しいことをやる
単独登攀
Adobe Digital Editions Beta3 - 本を運ぶ赤い黒船
ジブリ「崖の上のポニョ」、二度と……
GONT?

[PROFILE]



[MY WORKS]
Search


Archives
2007年04月
2007年03月
2007年02月
2007年01月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年09月
2006年08月
2006年07月
2006年06月
2006年05月
2006年04月
2006年03月
2006年02月
2006年01月
2005年12月
2005年11月
2005年10月
2005年08月
2005年07月
2005年06月
2005年05月
2005年04月
2005年03月
2005年02月
2005年01月
2004年12月
2004年11月
2004年10月
2004年09月
2004年08月
2004年07月
2004年06月
2004年05月
2004年04月
2004年03月
Syndicate this site (XML)
Powered by
Movable Type 2.66

2007年03月07日

会社運動会ではムカデ競争よりもアルゴリズム行進(こうしん)でしょ、の件

[ 0-日々のFLAG ]

朝、NHK教育で「ピタゴラスイッチ」をやっていて、「アルゴリズム行進(こうしん)」を見た。

数人で行進しながら素っ気なく踊るだけなんだけど、妙に惹きつけられる。近い位置で踊っているのにぶつからない。連携して動いているように見えて実はバラバラの動き。バラバラだけど、それぞれが、自分の踊りを精確にこなさないと、全体が動かなくなる。そんな踊りと、行進。

詳細な動きは、


アルゴリズム行進を踊ろう♪
「アルゴリズム」とは問題を説くための手順の意味
一人でやると意味不明の動きも大勢でやると意味をなす……。

ここでは「ピタゴラスイッチ」内で放映される「アルゴリズムこうしん」の踊り方・・・

誰かが失敗すると、みんなコケる…それなりに連動・連帯する意識が必要な社会的運動…には、二人三脚(大人数版)がある。ヨコ一直線で走っていくタイプもあれば、タテ一直線もある。タテならば、ムカデ競争だ。

ムカデ競争?
そういえば、会社の運動会でムカデ競争の練習を夜にさせられている情景をNHKで見た気がする。
そうだ、「NHKスペシャル にっぽんの現場 取り戻せるか 職場のきずな 〜会社運動会 再び〜」だ。

NHKスペシャル にっぽんの現場 「取り戻せるか 職場のきずな 〜会社運動会 再び〜」

本放送 2006年12月27日(水)午後10時〜10時43分 総合
再放送 2007年2月17日(土)午後3時5分〜3時48分 総合

バブル崩壊やアジア経済急成長の影響をギリギリの効率化で乗り越えてきた日本企業。その結果、リストラや賃金カット、派遣社員の大幅導入は社内の人間関係・生産意欲に微妙に影を落とすことになった。こうした中で、大手電子部品メーカーがこの秋、職場の連帯感を高めようと会社運動会を14年ぶりに復活させた。全国8事業所対抗で行なわれる運動会には正社員、派遣社員など約3千人が参加。どこかしらけた若い世代や“余計な仕事”と捉える派遣組を必死にまとめて運動会に臨む中間管理職を中心に、効率化が招いた企業の実態と組織のあり方を問い直そうという動きをドキュメントする。


古くからある「ムカデ競争」と、新しい「アルゴリズム行進」。
この二つが日本を読み解くキーワードだ(?)。

#NHKの該当の詳細ページ、削除されてました w
#いろいろと批判もあったんでしょうかねぇ……

社内運動会に3億円かけちゃったA電気の運動会の練習の様子を見て、よい意味でも悪い意味でも、日本の会社、日本の社会というのがわかりました。会社で行われていた、過去の大運動会の素直な盛り上がりが、ちょっとうらやましい気もしましたが……それを同じように復活させるのは無理であることもわかりました。

NHKの(いつもの)強引な脚本・演出・演技指導にも負けず、社内運動会の難しさが生々しく表現されておりました。連帯感っていっても、派遣社員にまでどうして正社員と同じムカデ競争させるのか、勤務が終わって疲れてるのに……「ムカデ手当」くれよ、って言いたくなるのもわかる(言ってないか……)。「にっぽんの現場」ってたいへんだなーと思いました。

でも、こういうことをやろうと決めるのには、危機感があるからですよね。集まってモノを作っているという意識が保てない、それはよくないことだという危機意識がそうさせるのだと思います。単に会社の組織論、利益向上という意味ではなくて、社会的人間としての性(さが)みたいなものでしょう。手を打たなければ、という会社の必死な気持ちというのは、それがどういうものであれ、伝わるでしょう。

それで、今朝、NHK教育を見ていて、ムカデ競争に替わる新しい連帯感を生み出す運動こそ、「アルゴリズム行進」であると気づいたわけです。

いや、「アルゴリズム行進」はプロトタイプに過ぎないんです。


アルゴリズム大舞踏会


をやればいいんですよ。電気部品メーカーの精緻な技術を活かせるじゃないですか。コンピュータでプログラムして、シミュレートしてくださいよ。
体育会系でみんながみんな同じ動きしちゃったら、それは隣の北の国のマスゲームみたいになっちゃいます、独裁・全体主義ではダメ。
だから、社交ダンスっぽくすればいい。オクラホマミキシング・アルゴリズムにすれば、男女の出会いの場まで演出できちゃう。さらに発展させてテクノオペラみたいにしてしまう。近接する具合によって、ランプがピカピカ光ったり、音が鳴ったり、情報交換までできちゃうシステムを組み込み、さらに、運動会そのものが新製品開発の実験だったりする……どうせなら、そこまでやっちゃいましょう。3億投資したら、3000億稼ぎましょう。ゆえに、実験参加者には一律3万円支給、と。

プロトタイプをアルゴリズム行進にして、後は、各部署にて、新しい演技を派生させていきモジュール化、さらにそれを組み込んで、全体としての「アルゴリズム行進」になるようにすればいい。
各部署が対抗して競争するシステムを搭載する必要があるかどうかは、わかりません(社内的に競争させることがよいことなのか、そこは、社内SNSで議論してください?)。

ともあれ、無理矢理の合同練習で疲れまくる「ムカデ」よりも、楽しい「アルゴリズム大舞踏会」、これこそ、新しい日本の、連帯してないけど現象として連帯している感じがする現場、だと思います。

#言うだけは簡単なんですけどね。。きっと難しいんだろうな。

Posted by gont at 2007年03月07日 10:02 | TrackBack