「マラソンブーム」の謎

走るビジネスパーソンが急増中! 不況下で過熱する「マラソンブーム」の謎 | これが気になる! | ダイヤモンド・オンライン.

だそうで。

大きな理由としては、メタボ、成人病による社会的損失(社会保険料としての経済的損失)を防ごうと、お役所さんが運動を焚きつけたのが功を奏したんじゃないでしょうか(よい悪いは別として)。

ブームに乗せられているのかもしれませんが、仕掛けられて、ということではなくて、ボトムアップな現象だと思います。

上記記事では「リーズナブル」なんて表現になってますけど、ようはお金がなくてもそこそこ楽しめる、個人的な評価が高い余暇活動、ということだと思います。

また、会社を中心にした分析ですが、実際のところは、脱・会社化したSNS的な繋がりが多いと思います。

・自分で設定した自分だけの目標に向かって好きなようにチャレンジできる(これはゴルフと同じかもしれない?)
・思った以上に積分的な結果(タイムが縮む、距離が伸びる)が出るので、やればやるほど充実感がある(ゲーム的、達成感がある)
・一人の時間がもてる(なかなか一人の時間がもてない)、あるいは、一人ではない時間がもてる(逆の意味でアフター充実)
・外で運動=快楽、ということ(ご飯がおいしい!)
・苦痛を快楽に変える思考の変換ということ(これは時代からの要請かもしれませんね)

いずれにせよ、実社会では得られないものがあるのでしょう。自然の癒やしと充実感でしょう。

女子登山ブームもその一つだと思います。
なお女性の場合は、夕〜夜ランの場合は治安・安全が第一ですし、トイレや着替えの問題もあるので、そういう環境がないと走りにくいのですが、皇居周回はもっとも安全ですね。皇居ほど安全なところはないかもしれません。完全監視状態で数キロおきに警官が立ってるような場所ですし。

あとは、ランニング=旅と考えた場合は、伊勢参りや札所巡りなど、古い習俗や習慣が関係しているのかもしれませんね。

「マラソンブーム」の謎」への2件のフィードバック

  1. Fu

    先月はランのみで400km以上を達成とのこと、今シーズンは記録ラッシュになるかもしれませんね。是非目指してみていただきたいものです。
    で、今回の記事ですが、賛同できます。
    私の場合は誰かに乗せられてということではないですが、最近フリークになった方のことはよくわかりません。

  2. gont 投稿作成者

    短期的に記録を伸ばそうとすると、疲労が蓄積して、故障・ケガでストップがかかってしまうので、今回はベース部分を広げつつ、レース前だけは可能な調整をしよう、という感じです。そのタイムを見て、「このぐらいの練習をすると、この程度の結果になる」ことがわかると、次からの練習の仕方がわかってくるので。
    それにしても記録向上というのは難しいもんですね。無理にならない範囲でやっていきたいと思います。

    ブームに関しては、自分が走り出したぐらいから、参加者が増えていったようです。自分は友達が最近走っていると聞いて、それじゃ自分もやってみよう、と。
    それ以前から走っている方は、もともと走ることがずっと好きだったか、好きではなかったけど偶然にも走ることが合っていたか、ですが、いずれにせよ、ブームの先端にあるアーリーアダプター(先駆者)で、時代がよく見えているのではないか、と思います。

    マラソン、ランニングブームの原因としてあと二つ。

    ・不況で仕事量が減り、残業も減る一方、自由に使える時間が増えた
     (これはかなりあると思います。収入が減れば、お金のかかることもできませんし)
    ・子供のときに学校の運動部にいた人が思ったよりも多く、
     この層が30代ぐらいになって、メタボになり、運動してみようか、
     と思い始めた
     (あと、35歳ぐらいから基礎代謝量が落ちていき体重が増えるかと思います。
     それとともに、急速の体力というか運動能力の衰え、失調を感じるんですよね。 それで、このままじゃやばいな、というふうに思うのかもしれません)

    とはいえ、ブームとしては数年で終わるでしょう。なにごともブームとなったら、ビジネスとしてバブルになり、それは圧倒的に拡大され、消費され、陳腐化し、そしてバブルの部分は消えていくと思います。健康面で問題があるような医学的な研究結果が出たりすれば、なおさらでしょう。

    もちろんブームが終わっても、走る人は走ると思います。

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