夏の川ラン、砂川掘(途中)

所沢・三芳の畑を北東へと流れる砂川堀の一部に沿って走ってきました。30km。

いやぁー、暑すぎました(^_^;



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夏の川ランシリーズということで、先日の富士見江川よりもさらに北の川を走ることにする。
とはいえ、上流から下流まで走るだけの充分な時間がないので、下見ということで途中のみ走ることにする。新河岸川合流地点まで走れれば柳瀬川沿いに戻って帰ろうと思っていたが、気温が30℃を超えて日影も少なく、無理と判断してショートカットした。
川そのものは、護岸のある人工的なお掘なので、取りたてておもしろみがあるというわけでもないが、その途中のルートなどがおもしろかった。

朝になって、やってみるか、と思い、支度する。本格的にやるなら、朝の8時では絶対に遅い、本気なら日の出前ぐらいに出ないと無理だろう。
予定では、小金井街道よりも西に出ないように北北西に走りながら、柳瀬川と東川を越え、日大芸術学部周辺の畑を縦断して砂川掘に出たら、川沿いに北東へと下り、調子がよければ新河岸川まで行ってしまい、ダメなら途中で右折して元に戻る、というもの。結果は後者。

黒目川から離れて北東へどこまでも走っていく。旧道沿いなんだろうか、びっくりするぐらいに、道がまっすぐ。
清瀬の市役所前で気が変わる。そのまま行くと金山緑地公園だけど、それなら先日も走った。西に走って柳瀬川の少し上流の橋を渡って北の崖を登る。ここは以前、ランの会で走ったことのある坂道だ。
そのまま東所沢駅の西側を通り抜け、東沢に降りる。このあたりから、見覚えがない道になってきて、楽しくなってくる。昨日、炎天下を20km走ったわりには、まだ走れる感じがしてうれしい。
東川の北側の斜面を登り、新郷の信号。隣は松郷。ジブリの『となりのトトロ』で「松郷」という地名が出てくるのだけど、このあたりだろうか? 細い道をさらに北上すると、東川に合流する八ツ田風の凹地に下り、そのまま先の台地を登る。
田舎の風景が続く。狭山の茶畑も出てくる。走っている道の交差点では庚申塔のような石碑があるので、この道は江戸時代からの古道なのだろう。そのまま田舎が続くかと思えば、突如、市街地。日大芸術学部所沢校舎に隣接した住宅地に入る。
校舎の左を巻いて、そのまま畑を縦断する。ここはどうしても走ってみたかった農道。1kmぐらいはあるだろう、畑のど真ん中を突っ切っていくのだ。まったくもってすばらしい風景だ。砂川堀の川沿いのランより、ここを走れたことのほうがずっと楽しい。
とはいえ、畑地の真ん中は日射しを遮るものがなく、容赦なく焼けていく。途中で会った農家の方も怪訝な顔をしていた。
この畑地を縦断すると、砂川掘。
予定では、砂川堀沿いには樹木が生い茂り、日影を走行できる……はずだったのだけど、残念なことに川沿いの道は北側にあり、南側にある雑木林の日影に入ることができない。直射日光を浴びて走らざるをえないことがわかる。
このあたりから、あまりの暑さに耐えかねて、歩きが入る。熱中症っぽくなってきた。休めば回復するけれど連続的に走ることができなくなる。この時点で新河岸川まで走るのは諦め、川越街道あたりで折り返そうと決める。関越動を横断するのに迂回するときも、歩き混じりになってくる。半分走って半分歩くような感じになってくる。そのうち、日影で休んで、直射日光に焼かれる部分は可能な限り早く終わらせたいがために走る、という、過酷な感じになってきて、後半はすべてこのパターンで歩いたり走ったりするようになる。
川越街道にぶつかったので戻ることにする。最短ルートしか考えない。かなり消耗している、これはヤバイぞ、と思う。
街道沿いだと暑くてどうしようもないので、右(西)へとルートをとっていく。できるだけ並木の日影を利用したいのだが……それでも真夏ということもあって太陽は中天にあり日影がなくなっていく。こうなると対処のしようがない。
コンビニで飲料を調達し、ハンガーノックを防ぐためにアイスクリームを食べる。iPhoneのマップで現在位置を確かめ、最短ルートで戻る道を探す。長い。遠くへ来てしまったと後悔する。あとは、ともかく泣き言を言わずに、最短ルートで戻るしかない。日射しを避けることができない道ほど、休まずにゆっくり走りきったほうが得策だとわかる。
帰り道はともかく暑かったけれど我慢の走行を続ける。最短ルートをとるために、柳瀬川では水量が少ない部分を飛び石風に渡渉して、そのまま団地を通り抜けて河岸段丘の上に上がる。あまりに暑くて頭がクラクラ来ているのだけど、ここまで来れば、戻れないということはない。日影を繋いでなんとか走り抜いて戻る。

なお前日も近いところで20kmばかり走った。
これで今月は250km。