2010夏の川ラン、柳瀬川支流空掘川(からぼりがわ)河口から狭山湖源流まで

源流ランシリーズはまだまだ続く。2010年8月8日、空掘川を源流まで走ってみた。狭山湖・多摩湖南の「さわらびの湯」あたりに出た。帰りは多摩湖の堤防を作ったときの羽村山口軽便鉄道の軌道跡のトンネルを通った。とってもひんやりしていて助かった。行き止まりからトレラン風に尾根に上がって富士塚に登って池の周回自転車道に出た。地元黒目川からスタートして、往復した総距離41km。晴れ時々曇りで給水は3リットル以上、暑かったです。


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最初から予定を決め打ちして朝早くから走ればいいものの、相変わらず当日の朝に決定。
昨日は地元の走る会で10km弱を走って懇親会もあったので、走れるかどうかわからなかったけど、思ったより調子がいいので走ることにする。

スタートは10時40分、いつもの黒目川。晴れたり曇ったりで暑いものの、曇りで直射日光が遮られるのはありがたい。

ともかく空掘川の合流地点の柳瀬川まで走らなければいけない。途中、道を間違えて清瀬駅前まで行ってしまった。車の多い小金井街道は好きではないのだけど、この道が最短なのでこれで行く。

空掘川の出合に着いて、ここから川沿いに走っていく。

明治薬科大学対岸はカタクリの里なのだけど、今はキツネノカミソリが咲いている。

昨日は新座の妙音沢近く、新座墓園のキツネノカミソリを見たので、この流域の北に面する斜面には、夏にはこのオレンジの花が咲くのが定番なのだろう。

タッタカ走っていくが、小金井街道が暑かったので、その影響が出てくる。暑くて仕方がない。これはもう休まないと危ない。

その先の右岸の、階段上のお寺で少し休む。木陰は助かる。なんで人類は木を切りまくるのか理解不能だ。太陽は暑いのだ、樹がない住環境などありえない。とはいえ日本のどこにでもある飲料水自販機も不思議だ。この寺内にも自販機があった! 文明の利器ということでここで500mlのスポーツ飲料を購入。

休んで出発するものの、これからは3km走って100m歩くという感じで熱射病を予防しながら動くことにする。

空掘川の両岸は基本的に歩道があって走るのに迷うことは少ない。ただし沢筋は浅く、橋があるたびに、橋を上げ底して渡すので、ランニングではそれがアップダウンになって、暑い日にはこたえる。木陰も多くはない。

「空掘川」というぐらいなので、水があったりなかったり、まさに空の掘りだ。というか、ここにほんとに川が流れてるのかしら、という具合に浅い川だったりする。旧多摩川の河道跡で増水したときにだけ川が発生すると思ったほうがいいのだろう。

右岸から西武池袋線をくぐり、さらに南西へと走る。夏でなければ走りやすいルートが続く。

東村山のアパートを北に見ながら新青梅街道を渡り、西武新宿線をくぐって、西武国分寺線もくぐって、再び新青梅街道が合してくる。右側は浄水場。長いなぁ、と思いつつ、ここはともかく我慢してモクモクと走り続ける。

そのうち、帰りに通るはずの多摩湖自転車道と多摩湖線の下を通過。川幅も狭くなり、上流のはしりにくい地帯に入っていく。ここからはできるだけ水線通しに走ることを目標に、無理なら迂回していくという方針で走る。案の定、治水のための新河道工事のため、流域に複数の新しい川筋ができていて、迷ってしまう。行きつ戻りつしつつ、できるだけ古い川筋の本流を狙って走っていく。このあたりは暑くてかなり消耗した。

武蔵村山市役所付近になるともうドブ川のように狭くなり、源流が近づいているのがわかる。

曹洞宗吉祥院までくると、最上流という雰囲気になり、さらに行くと、暗渠になってしまうので、その上の小径を走っていくと、市立歴史民俗資料館、さわらびの湯の左側を走って行き、野山北公園の池に達する。その上の谷津田の田んぼ、さらにその奥の湿地帯が源流になる。この源流の先まで行って尾根にあがることもできないことはないだろうが、道はないし、今回は藪漕ぎする予定はないので、そこで引き返す。

帰り、どうしようかと悩む。多摩湖の北側を回って一周して帰るには時間がもうない。南側の自転車周遊道に出て、それを戻ったほうがいい。体力もその程度が限界だろう。

それで、吉祥院から登っていくときに見た、羽村山口軽便鉄道の軌道跡のトンネルを通って行くことにした。トンネル内は最初のトンネルの入口付近がもっとも気温が低かったと思う。5℃以上低いだろう。水脈を切っていて、その水によって冷やされていると思う。4つほどトンネルを通過して、最後は多摩湖側へと抜けるトンネルが封鎖されている。さて、どうするか。ええぃままよと、滝を高巻きするのと同様に右側から蜘蛛の巣の張る小径をトレラン風に登って行くと、小尾根に出て、それを多摩湖方面に行けばすぐに、この付近の集落が続けている冨士講の富士塚が現れる。これを登って反対側に下ると、そこは多摩湖自転車道だった。

そこからは何度もランのトレーニングで来ているので安心。自転車道を東進して下っていく。武蔵大和の入口からさらにまっすぐな道を走り、いつものごとく八坂で野火止用水沿いに北東へ走り、最後は黒目川に降りて、出発点に戻った。

歩き混じりで6時間ぐらいかかったとはいえ、今まで通ったことのない道でおもしろかった。

2010夏の川ラン、柳瀬川支流空掘川(からぼりがわ)河口から狭山湖源流まで」への3件のフィードバック

  1. gontさん
    猛暑の中41キロのRUNお疲れ様です。
    熱中症にご用心。!!
    悪条件の中走った詳細な記録はお見事です。
    涼しくなったら御一緒させて下さい。

  2. きとちゃん

    Gontさん

    ご無沙汰しています。
    11時前から6時間のランお疲れ様でした。
    途中から熱射病を気にされてランとウオーキングを交えたのは
    良いアイディアと思います。
    初めての道は、不安もありますが、面白いですね。
    私もウオーキングでも初めての道を捜して歩くようにしています。
    くれぐれも気をつけてトレーニングしてください。

  3. gont

    コメントありがとうございます。

    まだまだ残暑続きで都市河川沿いの昼間のランは
    熱中症になりそうです。
    夜明け前スタートの朝ランがいちばんいいのですが、
    今夏は熱帯夜も多く、厳しいですね。

    新しいルート企画を立てて
    これからも走っていきたいと思います。

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