群青日和

(何か役に立つことは書いてません、あしからず)
東京事変。戦略は皆無〜わはは、途方にして土砂降り。いい曲だ、無頼が炸裂しちょる。

教育

#追記080313
(個人的な意訳と感想です、今さらですが……)

『群青日和』を聴いてると、その歌詞は、妊娠がわかってしまった瞬間の感情の吐露にも聞こえるな、と。
男は無関心な人を装う……とかね、怖い歌(?)だ。「群青(あお)」という言葉は、『手紙』にも出てくるけれど、子供の状態のことを言うんだろう。大人(アダルト)ではないから、どうしたらいいかわからない、助けを求めてるけど、肝心のオマエ(男)はいったいどこいったんだよ、途方に暮れる、と。「ちゃんと教育して叱ってくれ」ってのは、自分のことを叱ってくれってんじゃなくて、生まれてくる子供の親になってくれよ、ってな感じかもしれません。
で、「突き刺す十二月と 伊勢丹の息が合わさる衝突地点」ってなんだろうと思ったんだけど、下記ブログを読んで、あぁ、そういうことか、とわかりました。詩はとても具体的な描写なんですね。

東京事変「群青日和」(2004年10月04日)@現代ポップス考

そうか、具体的な描写なら……
群青って色、伊勢丹の紙袋の色かなーって思って調べたら、チェック柄みたいなんですが、メンズ館だけ群青色のチェック柄でした。歌詞ができた当時からそうなのかは知りません。メンズ館は靖国通り側っすね。入口はそっちに向いてる。北側にあたるから、風が冷たいでしょうね。

と、深読みしていっても楽しいのはオレだけか。

あと、もう一つ。
この歌は、「新宿は豪雨」のこのワンフレーズでもう、すべてを語ってしまってる。
1ラウンドの最初の一手、その一発でカウンター決まって、KOですよ。
「渋谷は豪雨」ではダメなんです。自称新宿系ってこともあるから、他にないんだろうけど。

新宿という高熱に浮かされた世界に、豪雨という冷却が加わる、その温度差の対比と、そこに発生する水蒸気のような感情が一気に表れた、凝縮されたフレーズでした。

褒めすぎました。

#/追記080313

ベースの人は亀田誠治というらしい。
wiki で見たら、音楽プロデューサーでたくさんの曲に関わってる人なのだった。
いちばん驚いたのは、下成佐登子と結婚してたこと。

文体も話しも変わります……
下成佐登子といえば「秋の一日」。1970年代終わりのヤマハのポプコンの曲で、深夜ラジオ聴いて録音してました。今から思えばたわいのない歌詞なんですが、強い意思を感じるような、高音で伸びがあって芯のある声でした。
話しは記憶とともに脱線していきますが、中坊当時に録音・編集した「オレ・ランキング」カセットテープ(笑)には、下成佐登子とともに、柴田まゆみの「白いページの中に」が入っていました(YouTubeにありますね)。サビのメロディライン(ソーラソファミレー ミドードレミー♪……)が美しい。当時、ピアノでこの曲をカバー(?)しようと躍起になって練習してた思い出もあります。
その後、僕は僕であろうとしたりして森田童子にハマッテいくわけでした。。