第1回ハセツネ30K

5時間39分。完走できてよかった。
hasetsune30
んー、でも、順位を見ると、もうちょっと、なんとかなんないかね? なんて思ったり。

メモ:

・一ヶ月前から調整要。毎年、この時期は期末で忙殺状態だから、そう簡単にはいかないだろうけれど。
・前日に夜まで仕事はしない。
・2日前には装備をチェック、服装も含めてすべて準備しておく
(補修したはずのハイドレーションパックが、またしても水漏れしていた。小さな傷が別の箇所にもあったらしい。大穴じゃなくてよかったが、実際のレースで気づかないうちに水がなくなってたら、終わってたわけで)。

・飴は1時間に1個程度の消費だった。毎度のことながら、山ではいつもこの方式。
・ゼリー1個で充分。ただし、折り返し地点で稲荷寿司(少し塩味)1個食べると、後半に効いてくる(はず)。

好意的に思ったこと:

・jRO事務センターからの書類とカードは、レース前日に届いた。もちろん持参したけれど、当日のレースの受付等でチェックされることはなかった。忙しかったんだろう。
・荷物預かり所、は、単にシートの上に置いておくだけだった。貴重品預かり所はなかったのかな。よくわからなかったが、まぁ、いいか。お財布とともに走れたし。
・雨具および水に関して、規定の雨具持ってない、水も規定量に達してない選手がいたように思う。ただし、水に関しては、スタート直後に不要分をパージしちゃうという方法(戦闘機が予備燃料タンクを切り離して戦闘態勢に入るような)も有りだろうし、雨具もビニール袋ではなくて極薄ビニール製カッパなら有りか。要は自己責任ってことで。
・スタートしてからしばらくして、渋滞に。15分ぐらい里山の春を堪能できた。
・関門地点での関門が明示されていなかった。第一関門のリミットが迫ってただけに、「あれ? 関門はここじゃないの? 関門は林道を少し下がったところに設置してあるのか? 急がなきゃ!」などと、坂道を爆走してしまい、タイム向上につながった。

レースまでの練習:

こちらに記載。

レース当日(受付まで):

寝坊した(笑)。いや、笑いごとじゃなくて、かなり焦った。どうかんばっても予定の電車には間に合わないし、その1本後も間に合わない。さらに1本後だと駅に着くのが8時15分だ。それにも乗れない可能性があった。あー、こりゃまずいね。

食べるヒマもなく着替えて、用意してあった装備をバックに入れて、顔洗って、すぐに家を出る。起きてから10分経ってないね(笑)。自転車をかっとばす。駅に着いて電車に乗ろうと思って、この路線で遅延があると絶対に間に合わない、ここはJRに出たほうがいい、と思い直し、タクシーを拾って中央線の駅まで行ってもらう。20分ぐらい余裕ができたので中央線の某駅前のコンビニで食糧調達。電車のなかで食べつつ、立川、そして武蔵五日市へ。この電車に、レース参加者は・・・いないようだ。全員、前の電車だよね、普通は。

電車に乗ってる間に、すべての装備を装着。キネシオテープも貼る。食べる、飲む。よし。ここからスタートだと思え。戦いだと思えばいいんだ。このヘリ(電車だけど)から降りたら、そこは戦場だ、ドアが開いたらダッシュで突っ走れ、GO!GO!GO!GO!GO!GO!だ。もちろん、受付に向かって。

元気に走って受付へ、のはずが、道を間違えて、いつものハセツネの秋川の橋の手前で折れてしまった。やっばー。ここどこ? それでもなんとか橋に巡りついて、ダッシュする。大汗をかいてしまう。間に合ったようだ。

受付地点でランニングの会の方々が待っていてくれた。予定集合時刻に遅れてしまった。迷惑かけてすいません。8時半ぐらいには、1km離れたスタート地点に移動していないと、足の速い人にとっては不利だった(後で気づいた)。

装備チェックを受けてからデポ用のバッグを荷物置き場に置くために戻ったり、あたふたした。バカだよなぁ。

ほぼ最後尾に並ぶ。それで9時になってしまった。スタート・・・したらしい。

レース:

ほどなくスタート地点を通過してスタート。身体は重いが調子が悪いということはない。いや、調子がいい? 受付まで走った効果が出た?

しばらくして、渋滞。これで関門で足切りされたらかなわんよなー・・・などという不安・不満が頂点に達する前に列が動き出した。ほんとに微妙だな。

第一関門だと思われる峠に出たものの、関門チェックポイントの標識も何もないし、あれ? ここって関門じゃないの? もっと先? え? この道路の下にあるとか? じゃーダッシュしなきゃ、などとスピードを出すものの、何も現れないので、なんだ、さっきの峠が関門なのか、と気づく。アホや。

下りでムリはできないと思ったけれど、どうせ山道の登りでは身体が重くてスピードが出ずに、抜かれるんだ(昨秋のハセツネを思い出せば明か)。このロードの下りで少しがんばろう、ということで、自分なりにけっこう飛ばして前の人を抜いていく。速度が出すぎれば減速する。自分の調子を確かめながら走り降りる。左の膝と腰のダメージを減らすため、左の腕を大きく振る。これでバランスがとれる。練習で気がついた走り方。

登りになって、歩きながらゼリーを食べる。最初は走れていたが、傾斜が増して、ほどなくして歩き混じりとなる。

登りになると、抜かされる。この登りをかなり上まで走れたら、いいタイムが出るんだろうな、と思う。歩き混じりになってしまったこともあって、心拍数もそれほど上がらず、暑さも感じない。汗はかいてるが、充分に水分もとれている。途中で、もっと歩きを速くしよう、呼吸が少し苦しくなるぐらい、ちゃんと歩けよ、と思う。じゃないと、単なる林道のトボトボ歩きだ、これはレースなんだ・・・気合いを入れ直す。

折り返し地点からアップダウンがひどくなり、呼吸も苦しい。足が上がらず、木の根に足をひっかけて転びそうになって、足が痙りかける。

足が乳酸でいっぱいだ。少し休憩をとる。持参した稲荷寿司を2個食べる。1個はとっておく。

登りは速度が出ない。道を譲るしかない。数珠繋ぎの行進の列に抜かれてしまう。その後、平地や下りで追いつき、抜き返すが……この繰り返し。

このあたりから疲労感が増してくる。少しでも走っていこうという集団ができあがって、その後ろに着いていく。

第三関門が近づくに連れて、水平道が多くなってくる。ヨレヨレになってきたが、ここがふんばりどころ。水平道と下り坂は走れ。止まってはいけない、疲れていても、少し苦しくても、走れるところで走る。やわらかい土の上を走っていれば、次第に呼吸も落ち着いてきて、疲れも消えていく(はず)。

走る会のSさんに登り坂で抜かれる。途中で休憩してたそうで、その間に抜いたらしい。そしてまた抜き返される。登りではまったく追いつけず、引き離され、視界から消えていった。

第三関門から少し登った後は、ほとんどが緩い下りの幅広い登山道だった。ハセツネと同じパターンで、ラストスパート風に気合いを入れる。Sさんを追いかけろ、ゴール前で捕捉する! 下りなので、後でダメージが出てくるだろうが、膝と腰に異常が出ないかぎり、速度は維持。筋肉痛程度なら我慢我慢。しかしSさんには追いつけず(4分差!)。

さすがにゴール手前は苦しくてクラクラしてきた。
そしてゴール。

しばらく呼吸が整わず。うーダメージきてるなー。

荷物置き場の近くに走る会のFuさんが。1時間以上も前にゴールしてました。そしてKさん、さらに1時間も前にゴール。うーん、30kmの距離で1時間、2時間の差が開いてしまうわけで。すごい。

新緑の季節で、秋川の見えるこの場所、けっこう居心地がいいです。
疲れもとれてきて、軽く打ち上げ。

帰り間際、前に所属していたS山岳会の方を見かけて挨拶、握手しました。最近はクライミングより、山ラン中心のようです。秋の本チャンにはもう一度会えるかな?

帰り道、野菜を買ったりして(Fuさんに分けてもらいました。ありがとうございます)電車内でさらに軽く打ち上げして帰りました。

走る会のみなさん、秋川の自然と人々、運営スタッフ、参加されたトレランのみなさん、ありがとうございました。

あとで思うこと:

もらった完走証、750位ぐらいだ、んー、1000人中となると後ろのほうだな・・・まぁ仕方ないか。完走できただけでも喜べ>オレ。
あとでハセツネのサイトを見たら、「出走者数1,239名、完走者数1,164名、リタイア75名、完走率93.9%」とある。
自分の順位は、1000人中にしてみると、600位ぐらい。・・・やはり・・・半分より前にはいたいよな・・・と思う。
レースに参加する人のレベルもどんどん上がっているのだろう。
ちゃんと練習してる人にはかなわないよなー。
こちらも練習しないと。

あと、練習してないと、レースそのものが苦しい、痛いものになるから。

楽しむには、練習あるのみ。

ところで、完走者に配られた秋川特産の野菜「のらぼう」、ベーコンとネギと一緒に、ごま油で炒めると、これが最高にうまいんだなー。お味噌汁にも合うよ。宣伝したくなる旨さです。ぜひ食べてください。

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