狭山湖一周

恒例、日曜ロングラン。6月後半ともなれば、晴れていれば熱射になるわけですが、今日は雨。涼しいランとなりました。

が、それも最初だけで、後半は厳しいことに……


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「フルの距離走れないでウルトラやトレイルランどころではない」という考えから、長く走ろうと思い、結果的に仕事を片付けた日曜午後が走る時間になっている。トレイルランで山に行きたいんだけど、左膝から腰にかけて痛いので(腸脛靱帯炎)強い負荷がかけられない。なので地道に近所を走るのみ。

日曜、仕事が終わらないかと思ったが、土曜に気合い入れたので午前で片付く。雨だけど、狭山湖一周ならフルの距離以上はあるだろう、ということで、行くことにする(地図Zで測ったら45kmあった)。これで2度目。一回目もラストは足が痛くて大変だったという記憶があるが……

狭山湖一周 2005年5月8日

モントレイルのトレイルラン用のシューズを新調したので、これのテストも兼ねる。腸脛靱帯炎の理由の一つに、シューズの問題があった。トレイルラン用に使っていたシューズが思ったよりも衝撃に弱かったのではないか、ということ。その点、モントレイルならば前に履いてたので問題はない。距離が長くなれば長くなるだけ、その効果がはっきり出てくる。

当時使っていたモントレイルの靴は
Montrail Highline velocity を改造する

池袋にできたアートスポーツでモントレイルを探してたのだけど、合うサイズの在庫がなかった。店員が勝手に別のメーカーの靴を出してきて勧める。商売熱心な気持ちはわかるが、池袋店では買わないことにする。自分の程度だったらどんな靴履いても同じなんだろうけど、ね。納得して買いたいだけなんですよ。結局、御徒町のアートスポーツで購入する。今度買うときは、神田のランニング靴専門店で、ちゃんと相談して買おう、そう思った。

走り出す前から雨は降っていたけれど、午後に入って雨足が強くなる。雨に濡れていたほうが体温が上がらずに済むし、途中で気温が下がってきても、ゆっくり走り続けていけば体温は維持できるから大丈夫のはず、だった。

いつもの通り、黒目川、野火止用水、多摩湖自転車道と行く。

多摩湖自転車道に入る手前(八坂)で、500ml のアクエリアスを買って、走りながら飲み、多摩湖自転車道の入口(武蔵大和)の自販機のゴミ箱に捨てる。
今日は走り出す前にけっこう食べてきたのと、雨で涼しいので給水は心配ないと思い、ボトルや食糧は携行せず。

多摩湖周回自転車道に入って、少し登って、トイレに。
アップダウンの続く自転車道を走る。
ランニングしている人はさすがにいない、かと思いきや、50代ぐらいのランパンランシャツのおじさんとすれ違う。雨のなかお疲れさんです。

狭山湖の入口の林道に入るため、16.4kmあたりの表示地点に出てくる左への分岐道を降りる。道の途中で右折せずまっすぐ行ってしまい「さわらびの湯」の下に出てしまう。雑木林の道を降りすぎてしまった。道路に出てから少し登り返して、ゲートのある狭山湖の林道に入る。

左足と腰が少し痛くなってきた。さっきの下りでスピードを落とさなかったら「ビキッ」と痛くなった。もしかして……やばいのか? ストレッチする。そしたら痛みがとれた。ほっとする。

狭山湖周回の林道は先日も来たので問題なし。誰もいない林道。静か。

雨のなかのあじさいがきれいだなー。ザクザクと林道を走っていく。

髙根山林道分岐で狭山湖の北側へと回り込む。狭山湖を周回するのは2回目。ここからは薄暗い、雑木林のフェンス沿いの林道が続く。気温も少し下がる。靄が出てくる。不気味なので、早く通り抜けようとして、疲れているにもかかわらずペースが上がってしまう。
それがいけなかったらしい。

林道からアスファルト混じりの路面に変わってきて、ついに左膝、左の腰の痛みがとれなくなる。うーん、まずいな。どんな走り方をしてみても、痛みをゴマカスことができない。筋肉痛なら我慢しながらでも走れるけれど、そういうタイプの痛みではないので、どうにもならない。

狭山湖の堰堤では超スローペースになってしまう。前回来たときには、堰堤の手前で出店の焼きそばを食べたんだっけ。
今日は500mlのアクエリアスしか飲んでないけれど、ノドも渇かない、腹も減らない(ほんとは減ってたのかもしれない、雨のせいで気づかなかった?)。
堰堤から遊園地の観覧車が見える、けっこう遠いな。足、もつかな?

西武球場を左に見ながら、ダラダラと走り続けて、ようやく多摩湖自転車道の入口(武蔵大和)に戻ってくる。下りは痛くて歩く。
ここまでくれば安心。
ハンガーノックで栄養が乏しくなっていて、足腰に悪い影響が出てるのかと思って、自販機で糖分の多そうなジュースを買って飲む。

自転車道を南東へ戻って走っていくが、途中で痛みがひどく、立ち止まってストレッチ。1kmおきにそんなことを繰り返す。野火止用水に入ってからも同様。歩き混じりになる。運動量が減ってしまい、手先が冷たくてかじかんでくる。遠いなー。こりゃまずいなー。

黒目川に降りると、痛くてもう走ることができなくなった。寒くて震えが止まらん! ただひたすら歩く。早歩きならまだ痛くない。

ようやく終点にたどりつく。冷え切っていた。出発してから6時間かかった。よい運動にはなったけど、また痛めてしまった。失敗だなー。

このブログのエントリーを書いてるのは翌日月曜の夜になりますが、左の膝から腰まで湿布だらけです(笑・・えない)、また負荷をかけすぎてしまったらしい。

幸い、右の足はまったく異常がない。ようするに、左の足だけが弱すぎる。右に合わせて走っていくと、左が過負荷。これじゃウルトラ、トレイルランどころじゃないなー。対策を考えよう。

対策:
2週間は走らず。低負荷の筋力トレーニング、ウォーキングにしよう。今月後半も坂ダッシュや10km以上の距離は禁止。
でないと、この痛みは長引きそうだ。焦って半年走れなくなるよりはマシだろう。
立山登山マラニック(抽選による)のときに復活していればいい。

モントレイルの靴はとてもよかった。ただ、靴下がダメだった。雨に濡れると摩擦が強くなるタイプだった。靴擦れ寸前。