GONT-PRESS TOP 言戸堂の仕事の紹介+ゴント個人の書類綴
0-日々のFLAG
Category Contents
日々のFLAG [274 items]
本とある日 [40 items]
仕事−DTP/WEB [28 items]
ランニング・登山 [74 items]
Tips [58 items]
URLメモ [19 items]
断 想 [12 items]
現代近未来視聴覚研究 [14 items]
アフォリズム [4 items]
9-お絵かき [12 items]

2007年04月06日

ブログ引っ越し中

サーバの引っ越しにともない、このブログの更新をストップいたしました。
続きは、新しいブログを設置して行う予定です。
しばらくお待ちください。

お問い合わせはトップページのGONT-PRESS(@WordPress)にてお願いいたします。

Posted by gont at 03:53 | Comments (0)

2007年03月23日

本づくりを手伝う

070323-sakura.jpg

前の会社の元同僚が本を出すので、お手伝いする。思ったより時間がかかってしまった。

(本が出たら、このブログでも紹介します)

水道橋で納品して、お昼をごちそうしてもらい、飯田橋まで歩いていく。
しだれ桜は五分咲ぐらい。
飯田橋でウェブのお仕事で話をしておいたほうがいいと思ったので電話するも担当さんが不在、
飯田橋書店で新書『千年、働いてきました』を買う。お、おもしろいじゃん!

[追記]
……
あともう少しで終了点なのに……
岩登りでは、そのワンポイントが超えられなければ敗退、下降になると、
岩登りの先輩が言っていたのを思い出す。
一動作が決まるかどうか、一つの手がかり、指が1本かかるかかからないか。
猛吹雪の岩壁でアイゼンの前歯一本が0.5mmの岩角にひっかかるかどうか。

それが成功と失敗を分ける。そして生死をも。
……

今回の仕事は有料で短いハシゴを降ろしてもらえば突破できる類のものだ。
ほんとにあと少しだった。よくそこまでやったなぁ、と思う。
そこまで来てるならば、自力で最新の道具そろえて自分で練習して突破すりゃいいじゃん、
と思うのだけど、金も時間も有限だ。
友人の頼みは無碍に断れない(毎回は無理だぜ)。

……
小さなオーバーハングにピトン連打して人工で越えてルートを拓いて突破する。
夕方から夜間までヘッデン点けて。日本でおなじみの「サービス残業」だ。
だって、明日には嵐が来るかもしれないもの、今日のうちに、終了点でビバーグしたほうがいい。
ルート工作終了。あとはユマールでも使って自力で登ってくれ。
私の役目はここまで。懸垂して道具を回収して、別ルートを探る。
……

出版というのは、著者にとっても版元にとっても、「冒険」「賭け」。
印刷製本が終われば一安心というわけでもないだろう。

終了点の先は安全地帯ではなく、稜線に上がったら雷雨ということもある。
麓から双眼鏡で見ても、実際に行ってみなければわからない、
登った結果は、賭けの配当が得られる(であろう)人間たちが受け取ればいいことだと思う。

今回、自分が受け取るのは「ハングを越えた」という経験と、
ウラオモテのない人間、ウラオモテのない世界がいいな、という思いだ。
著作物の内容自体が、そういうものだ。

ゆえに、ウラやオモテのないネット、インサイドやアウトサイドのないネットで、
フリーな立場でブログを綴ることにします(ブログ用サーバ引っ越し中)。

Posted by gont at 17:03 | Comments (0)

春なので新しいことをやる

070323-letter.jpg

今年もがんばるぜ、ということで、某省にお手紙を出す。返事ももらった。お手続きありがとうございました。

Posted by gont at 16:49 | Comments (0)

2007年03月22日

Adobe Digital Editions Beta3 - 本を運ぶ赤い黒船

「Acrobat ReaderでPDF? 重くてちょっと……電子本は相変わらずだよな……」という思いを受けて、「ほーら軽くなったでしょう!」と応えたような読書端末ソフト、Adobe Digital Editions。

悪くない電子書籍リーダーだと思う。
「前に探してなかったものを今再び探してみる」のは重要なことだと思う、昨日にはなかったものが、今日には完成しているかもしれない、ネットでは特に。

Adobeの電子書籍リーダー「Adobe Digital Editions」にベータ3が登場@MYCOM
ダウンロードは、上記サイトのリンクよりAdobeへと巡ってください。
電子本のサンプルもAdobeサイトにあります。

電子本=PDFを、Flash Playerで読む感覚。Acrobatの重さはなくなった。これは普及する予感。

すでに2006年10月には発表されてるんですね。
【Adobe MAX 2006レポート Vol.5】PDF+Flashの電子ブックソリューション『Digital Editions』@ASCII24
「伝統的な出版から“Publishing 2.0”を目指す」という見出しがある。なんでも2.0にすればいいってものじゃない、Digital Editionsむしろ、伝統的な道具ですよ。

InDesignで制作した書籍のデータを軽いPDFにして(いわゆるeBook形式で)書き出して、Digital Editionsで読み込んでみたところ……今までにない軽さ。それでも、「紙のページをめくる」という動作に慣れている人間にとっては遅く感じるけど……かなりよくなった。

InDesignとDigital Editionsがあれば、電子本作り放題、読み放題、ではある。それがビジネスになるかどうかは、中身次第ってことで。

Digital Editions はリーダーではなくて、リスト管理もできる、つまり「本棚機能」もついている。その「本棚」の見栄えもいい。

しばらく電子書籍・電子本の周辺から目をそらしていたら、どんどん進化してたわけですが、おもしろくなってまいりました。

Acrobat Connectが切り開くビジネスシーンの近未来――ケビン・M・リンチ氏に聞く@ASCII24
「Adobe Digital Editionsでアドビの電子ブック“第2ラウンド”が始まる」

Adobeという赤い黒船に日本の商人は乗るのかな?
日本には独自の船がたくさん浮かんでいて、かつ、船頭がたくさん乗ってるようだけど、それはそれで、豊かさでもある、ということにしておく。

岸辺の人間としては、船のことより、積荷のほうが大事です。みんなが欲しがるコンテンツがあれば、それに見合う安全で高速な船が作られる。きっと、お試し乗船だってさせてくれる。

本屋さんって、本を読もうと思えば、全部立ち読みだってできるんだよね。
それをしないのは、失礼になるから、そういう向き合い方をしているから、本に価値があると思うから。
もし、そういう「魔法」が失われたら、本屋に置いてある本のページは切り取られ、万引きされ、写真に撮られてしまうでしょう。

あ、すでに、そうなりかけてるか。

本の世界では、パッケージングされた内容を読むという行為だけじゃなくて、所有、コレクションの欲望でもあるし、本棚に並んだ本の位置情報が頭のなかにある情報とリンクしていたり、必要なときにぱっと引き出して、「これだ、これこれ」と参照できたりする、そういう全体の行為のなかに位置づけられているわけだから、それら全体をさらにおもしろくする仕掛け、つまり、知的興奮させる仕組みもありそうな気がする。

───────────────────────

Digital Editionsとは別に、PDF+Flash+HTMLの次世代プラットフォームであるAdobe Labs の Apollo(アポロ)アルファ版のRuntimeとお試しソフトをインストールしてみたりするわけですが……おもしろいことを考える人たちがいるものです。
自分の仕事がどのあたりにハマルのかは、まだわかりませんが……このあたりに近いところだろうと思います。独立当初からの立ち位置、DTP&WEB、ということです。

Posted by gont at 23:39 | Comments (0)

2007年03月07日

会社運動会ではムカデ競争よりもアルゴリズム行進(こうしん)でしょ、の件

朝、NHK教育で「ピタゴラスイッチ」をやっていて、「アルゴリズム行進(こうしん)」を見た。

数人で行進しながら素っ気なく踊るだけなんだけど、妙に惹きつけられる。近い位置で踊っているのにぶつからない。連携して動いているように見えて実はバラバラの動き。バラバラだけど、それぞれが、自分の踊りを精確にこなさないと、全体が動かなくなる。そんな踊りと、行進。

詳細な動きは、


アルゴリズム行進を踊ろう♪
「アルゴリズム」とは問題を説くための手順の意味
一人でやると意味不明の動きも大勢でやると意味をなす……。

ここでは「ピタゴラスイッチ」内で放映される「アルゴリズムこうしん」の踊り方・・・

誰かが失敗すると、みんなコケる…それなりに連動・連帯する意識が必要な社会的運動…には、二人三脚(大人数版)がある。ヨコ一直線で走っていくタイプもあれば、タテ一直線もある。タテならば、ムカデ競争だ。

ムカデ競争?
そういえば、会社の運動会でムカデ競争の練習を夜にさせられている情景をNHKで見た気がする。
そうだ、「NHKスペシャル にっぽんの現場 取り戻せるか 職場のきずな 〜会社運動会 再び〜」だ。

NHKスペシャル にっぽんの現場 「取り戻せるか 職場のきずな 〜会社運動会 再び〜」

本放送 2006年12月27日(水)午後10時〜10時43分 総合
再放送 2007年2月17日(土)午後3時5分〜3時48分 総合

バブル崩壊やアジア経済急成長の影響をギリギリの効率化で乗り越えてきた日本企業。その結果、リストラや賃金カット、派遣社員の大幅導入は社内の人間関係・生産意欲に微妙に影を落とすことになった。こうした中で、大手電子部品メーカーがこの秋、職場の連帯感を高めようと会社運動会を14年ぶりに復活させた。全国8事業所対抗で行なわれる運動会には正社員、派遣社員など約3千人が参加。どこかしらけた若い世代や“余計な仕事”と捉える派遣組を必死にまとめて運動会に臨む中間管理職を中心に、効率化が招いた企業の実態と組織のあり方を問い直そうという動きをドキュメントする。


古くからある「ムカデ競争」と、新しい「アルゴリズム行進」。
この二つが日本を読み解くキーワードだ(?)。

#NHKの該当の詳細ページ、削除されてました w
#いろいろと批判もあったんでしょうかねぇ……

社内運動会に3億円かけちゃったA電気の運動会の練習の様子を見て、よい意味でも悪い意味でも、日本の会社、日本の社会というのがわかりました。会社で行われていた、過去の大運動会の素直な盛り上がりが、ちょっとうらやましい気もしましたが……それを同じように復活させるのは無理であることもわかりました。

NHKの(いつもの)強引な脚本・演出・演技指導にも負けず、社内運動会の難しさが生々しく表現されておりました。連帯感っていっても、派遣社員にまでどうして正社員と同じムカデ競争させるのか、勤務が終わって疲れてるのに……「ムカデ手当」くれよ、って言いたくなるのもわかる(言ってないか……)。「にっぽんの現場」ってたいへんだなーと思いました。

でも、こういうことをやろうと決めるのには、危機感があるからですよね。集まってモノを作っているという意識が保てない、それはよくないことだという危機意識がそうさせるのだと思います。単に会社の組織論、利益向上という意味ではなくて、社会的人間としての性(さが)みたいなものでしょう。手を打たなければ、という会社の必死な気持ちというのは、それがどういうものであれ、伝わるでしょう。

それで、今朝、NHK教育を見ていて、ムカデ競争に替わる新しい連帯感を生み出す運動こそ、「アルゴリズム行進」であると気づいたわけです。

いや、「アルゴリズム行進」はプロトタイプに過ぎないんです。


アルゴリズム大舞踏会


をやればいいんですよ。電気部品メーカーの精緻な技術を活かせるじゃないですか。コンピュータでプログラムして、シミュレートしてくださいよ。
体育会系でみんながみんな同じ動きしちゃったら、それは隣の北の国のマスゲームみたいになっちゃいます、独裁・全体主義ではダメ。
だから、社交ダンスっぽくすればいい。オクラホマミキシング・アルゴリズムにすれば、男女の出会いの場まで演出できちゃう。さらに発展させてテクノオペラみたいにしてしまう。近接する具合によって、ランプがピカピカ光ったり、音が鳴ったり、情報交換までできちゃうシステムを組み込み、さらに、運動会そのものが新製品開発の実験だったりする……どうせなら、そこまでやっちゃいましょう。3億投資したら、3000億稼ぎましょう。ゆえに、実験参加者には一律3万円支給、と。

プロトタイプをアルゴリズム行進にして、後は、各部署にて、新しい演技を派生させていきモジュール化、さらにそれを組み込んで、全体としての「アルゴリズム行進」になるようにすればいい。
各部署が対抗して競争するシステムを搭載する必要があるかどうかは、わかりません(社内的に競争させることがよいことなのか、そこは、社内SNSで議論してください?)。

ともあれ、無理矢理の合同練習で疲れまくる「ムカデ」よりも、楽しい「アルゴリズム大舞踏会」、これこそ、新しい日本の、連帯してないけど現象として連帯している感じがする現場、だと思います。

#言うだけは簡単なんですけどね。。きっと難しいんだろうな。

Posted by gont at 10:02 | Comments (1) | TrackBack

2007年03月06日

無性に食べたい-ソバと血圧

「無性に食べたい! たぶんそれは心身が必要だと言ってるからに違いない」シリーズ-1

今回はソバ。無性にソバが食べたい!

その理由を探ってみると、血管拡張による血圧降下作用があるそうで。

ランニングを再開したので平常時の血圧がしばらく高くなる。疲労と、何か脂肪が燃えてる状態と関係するのかもしれない。トレーニングが連続的になると、血圧は普通に戻ってくる。
なお、ソバは好きだけど、食べると血圧が下がって立ちくらみ、という人もいる(アナフィラキシー・ショックの軽いものか?)。

血管拡張による血圧降下作用は、ルチンという成分に関係しているらしい。
参考:


ルチンについて@医薬品情報21

自分にとっては、睡眠不足と肌荒れ、にも効いているらしい。心理的なザワザワした気分を鎮めるのにも効いてる。……春の時期、花粉症の嫌な感じを抑えるのに効いてるのかもしれない。

ソバが無性に食べたいとき、なぜかグレープフルーツジュースも飲みたくなる、これもまた血圧を下げる降下があるようだ。夏のウルトラマラソンのエイド食にグレープフルーツというのは理にかなっているのだった。

心身は必要とするものを自然(無意識)に求める、ゆえに、それを食べたいときは食べるべきだと思う。でも食べ過ぎはダメですね。。

Posted by gont at 13:57 | Comments (0) | TrackBack

2007年03月05日

昼夜逆転が昼夜逆転

というわけで、早起きになった。
一日が25時間というのは生理学的に正しい……?
宇宙船のカプセル内で生活してたらそうなるかもしれないけど、ここは地上。断民実験をやってるわけじゃないし、そんなに長くは続かない。

早起きになったので、これをしばらく維持しよう。そろそろ身体を本格的に調整しないといけないなと思ってた。

走らないとな。。

3月のフルマラソンで倒れそうだ。倒れそうなら出なければいいんだが……二回も続けてマラソンをキャンセルなんて、カラダによくない。体重は増えるし、内臓脂肪がついていくのがよくわかる。運動しないとダメな体質。そうなったのは、38歳過ぎてから。歳をとって体質が変わったんだと思う。

Posted by gont at 11:15 | Comments (0)

2007年02月22日

神田の齋藤コーヒー店

いい味出してる看板でしょ?

Googleで「齋藤コーヒー」で検索すると、名古屋と信州の斎藤コーヒーが多いのだけど、神田で絞り込むと……「内神田鎌倉町会齋藤さんのお店」らしい。

大好き神田

オープンしたての齋藤コーヒー内神田店(5月30日に開店した内神田鎌倉町会齋藤さんのお店)で(略)

追記 2007年2月22日 木曜日:
上記、齋藤コーヒー店の記事の入っているサイト「大好き神田」さんから、URLが違ってるぞゴルア、コメントをいただきましたので、リンクを変更いたしました。
また、記事についても、もう少し、まろやかにいたしました。
コーヒーが苦くならないようにしました (笑)>大好き神田さん

Posted by gont at 20:22 | Comments (2)

2007年02月16日

睡眠不足が続くとどうなるか?

睡眠を削って働いている人(特に中高年)への情報として(自分も含めて)。
仕事の場合の話に限定。追加記述予定。

睡眠不足が続くとどうなるか?
結論から言うと病気になり、事故につながる。眠らなければ人間は死んでしまう。

病気は、鬱などの心身の病気から、免疫抵抗力低下による風邪、感染症など、さまざま。
事故は、傾眠(マイクロスリープ)による事故。寝不足で起こる瞬間的な眠りから、判断や作業を誤って大事故につながる(これはヒヤリハットの法則に準じているような気がする)。
睡眠不足では注意散漫、学習効果は低くなる。ヒューマンエラーは多くなるし、悪い影響は後で、しかも長く出てくる。

なので、明らかな睡眠不足(モニタを見ながら頻繁にマイクロスリープしてしまう、など)を感じたら、今やっている仕事を止めて、眠るべきだ。2時間でいいから。起きてから追いかけて作業しても充分に間に合う。いや、もっと早く解決する方法を思いつくかもしれない(よくある話)。

しかし、世の中それができればやっているわけで……すよね。
納期は決まっている。終わらせなければならない。だから寝ないで働いて、ともかく間に合わせる。
自分の仕事の場合は、こういうことが多い。プリプレスは夜の仕事なのだ。印刷というのは夜中に行われる(たとえば新聞の場合は、朝刊のために)。

しかし、限度というものがある。体力にも限界がある。心身を壊しては無意味だ。ともかく眠ろう……「眠い」という身体症状は、「人間、無理なものは無理なのだ」というシグナルだ(笑)。

(関連情報、リンクは、この続きで)

最近、仕事で睡眠不足が続き、調子が悪く、このまま睡眠不足が続くとどうなるんだろう? と、素朴に思って(?)ネットでザックリと検索してみた。一度、睡眠については、徹底的に調べてみたいと思っているのだけど……(眠っている時に人間の脳は何をしてるのか、夢ってなんだろう、とか、なんで人間は眠るのかとか、眠りってそもそもなんなのよ、とか。そういうことを考えているとおもしろくて眠れない?)

佳境に入ると気分が高揚して「やってやるぜ!」と気合いが入るんですが、それが続くのも1週間ぐらいで、それ以上になると、次第に気合いが失せていく。睡眠不足が続き、作業効率は落ち、間違いが増え、やり直しが増える。それならば眠ればいいだろう、と思うんだけど、眠ってしまうと記憶している大事な仕事上の情報までが失われそうで、連続稼働させていたいという気持ちが強くて眠ることができない。不眠症ではなく、眠いのだけど、眠ったらダメだという気持ちがどこかにある。冬山で遭難して「眠ったら凍死する」みたいな感じ。
しかし、これは一種の自己催眠のような気がするのだ。何かをしている、作業をしていれば終わるのだという、そういう意識しか維持できなくなっている。全体を俯瞰できず、目の前の仕事をこなすのが精一杯になっている時に起こる問題。あるいは、こなしていれさえいればいい、という、逆に自身に甘い姿勢かもしれない。

なので、敢えて、眠る、ようにしよう。

ともかく眠る、残業手当はあっても、たとえ深夜手当があったとしても、達成感とともに病気になって労災認定されても元には戻らない、死んだら意味がない。中高年ならなおさらだ。20代の馬力と、仕事のスキル習得へのどん欲なまでの情熱が必要なときはともかく……

眠って起きたら、こう考える。作業を効果的に、効率的に行う、その方法は必ず存在する。
その方法は、目の前の仕事を馬車馬のようにやることではなく、まったく関係ないような、遠回りになるような作業であることが多い、ということ。

ともかく俯瞰すること。

複数のプロジェクト全体を俯瞰して、細かく分割して、少しずつ、混ぜ合わせて進めること。
一つひとつを集中して一気呵成にカタをつけようとすると、最後に回したプロジェクトに致命的な問題があった場合、リカバリ不能だ。すべては同時並行的に処理させる。脳はメインの対象ではない事柄も同時に考えて解決しようとしている。
最初から、そういう仕事のやり方をしていれば、睡眠不足にならない?? (いや、やっぱりなる)

同様のことは、睡眠にも言える、寝ているときにも脳は何かを解決しようとしている、その何かは、自身でも意識できていない、問題の根本、ボトルネックだ。目覚めた後、思いも寄らなかった解決策を思いつくことがあるのも、そうした理由だろう。
……このあたりの話は、もっと考えてみたいのだけど……

検索すれば、一般的な不眠、睡眠不足、その対策、簡単な眠りの科学については、検索すればいくらでも出てくる。ほぼ網羅されている。睡眠時無呼吸症候群、その治療情報、不眠と鬱との関連なども、検索すればたくさん出てくる。
「あるある」ネタみたいな似非科学的健康情報や、快眠枕のセールス情報が多くて辟易したけど……

不眠が続くとどうなる?@不眠症を乗り越えるためのブログ

「脳の研究を睡眠分野から垣間見る」 (98/02/12)@団藤保晴

睡眠不足は危険がいっぱい@こうの歯科医院 いびき症クリニック

「睡眠不足による損失@産経新聞の記事」を巡るスラッシュドットのコメント

睡眠とシナプス可塑性@理研
理化学研究所DBの「睡眠」での検索結果

睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)については、

睡眠センター(SAS)@新東京病院

睡眠不足は血糖を低下させるホルモンであるインスリンの効き目を鈍らせることが知られており(インスリン抵抗性)糖脂質代謝を障害します。また肥満は高脂血症、糖尿病の遠因であるとともに肥満により咽頭の軟部組織への脂肪沈着で閉塞を起こしやすくなります。

夜中に甘いお菓子を馬鹿食いしたくなるのは理由があるわけで(笑)、自分は太ってはいないけれど。

 実際に眠らないと人間どうなるんだろう? という疑問に答える情報に、なかなかたどり着けない。科学的なデータに基づた「睡眠の科学」の情報が欲しいけど、まだはっきりわかっていないのだ、ということに気づく。眠りとはいったいなんなんだ? ということさえ、ほとんどわかっていないのだ。
唖然とする。人生の三分の一は、闇だ!
すばらしい?
しばし考えてみる。
眠っている間のことはわからない、それは、わかってもらいたくないということを、意図しているのではないか? と。SFみたいだけど。無理に、眠っている間の出来事を、白昼に持ち出すな、と。。

 あと、「労働災害 睡眠不足」などで検索したら、もっとたくさん出てくるかと思ったら、意外に少なかった。このあたりは、わざと研究していない、ブラックボックスになっている部分があるような気がする。産業にとって睡眠は敵なのだ、生産者にとっても消費者にとっても、一日三分の一の眠りの時間をいかに奪うか、ということに注力しているのだから……
このあたりで調べていくと、睡眠不足は自律神経が変調するわけで「脳・心臓疾患」とかなり深い関係があると思うし、デスクワークでの睡眠不足だけでなく、全身の疲労度との関係もあるだろう。いわゆる、過労死に直接つながっている。

過労死と睡眠不足、労働法との関係では、

不規則労働と睡眠との関係@職場のメンタルヘルスと労働基準法

過労死新認定基準の判例による緩和@ロア・ユナイテッド法律事務所

問題
当社の社員が、くも膜下出血を発症し、障害を負ったため、労働者災害補償保険法の障害補償給付の支給の請求をしたいと言ってきました。本人としては、昼夜連続勤務を頻繁に行っていた発症前6ヶ月の間に、夜間期間中の待機時間をいれても、睡眠時間が1日4〜5時間程度しかとれなかった上、昼夜勤務の場合には断続的に短時間の不規則な睡眠しかとれなかったため、疲労が蓄積したことが原因だと言っています。

過労死の認定基準、というものがあるわけですね。

睡眠不足による過労死・事故を防ごう@全日本民主医療機関連合会

表1 睡眠不足が大事故の主因に
  (近年生じた世界的惨事)
※スリーマイル島原発事故(1979年3月)
※インド・ボパール化学工場ガス爆発事故(1984年12月)
※スペースシャトル・チャレンジャー爆発(1986年1月)
※チェルノブイリ原発事故(1986年4月)
※石油タンカー・バルディーズ号原油流出事故(1989年3月)

上記サイトを見ると、いくつかの特徴的な症状が睡眠不足と関係していることがわかります。また、大事故が睡眠不足によって引き起こされているのを知ると、眠らないことは社会的損失・損害に繋がる問題であって、個人や家族だけではすまない問題につながっていくわけですね。

これから日本ではますます、睡眠不足と労働の問題がクローズアップされていくでしょう。非正規雇用者が増えていき、不規則労働が増えていきます。正規雇用者だって、WCEで長時間労働になっていくだろうし、正規雇用自体が、一種の「自営業化」される方向で法改正が検討されているわけで。

睡眠は自分を守るための最後の砦、ですね。

そういうわけで……人件費を削って製品価格を下げるような「国際競争力」で中国やインドに勝てるわけがないのであって、国内でそういう戦い方をさせられないように、フィールドを移動し、戦略戦術を変えていかないとダメでしょう。そりゃ、仕事を依頼する側だって、下請けと、それなりの報酬で安定的な関係を維持するほうがいいに決まっている、でも、それができないから、価格を下げてくるわけだし。これは全体のシステムの問題なので、ならば、ともかく、自分が潰れないように、うまく立ち回って生き残っていくしかないわけです。たとえば、自営の場合は、どんなに小さい規模でも、顧客と直接取引できるビジネスにしていったほうがいいわけで。で、そのためにも、既存の仕事とは別に、新たな仕事を生み出すための研究の時間が必要になるわけだけど、時間は有限なわけであって、単位時間あたりの仕事の効率をあげるしかない。もはや睡眠はこれ以上削れない……とまぁ、無理をしようとしても限界もあるし、できる範囲でやってくしかないわけです。

人間の意識、生と死、存在と哲学としての「眠り」、無意味でなんの生産もしない時間、あらゆる価値・意味から自由な瞬間、についても熟考したいところですが、それはまた機会を改めて、別エントリでやってみたいと思います。眠る時間は削らないで。

Posted by gont at 16:17 | Comments (0) | TrackBack

2007年02月14日

話題のVistaの文字問題

複数の事象を混同しがちなVistaの文字問題@ITPro
(1)一部の文字の形が変わったこと(フォントの問題),(2)追加された文字があること(文字セットの問題),(3)追加された文字はUnicodeでしか扱えないこと(エンコーディングの問題)

これらを切り分ければ問題ない、だそうです。
でも、VISTAは持ってません w  Unicode問題がオモテに出てきたなーと思って取り上げてみました。

……Unicodeに関するあれやこれやは、ウェブの世界でも、DTPの世界でも同じでして、着々と侵攻、いや、進行してきたわけです。
ウェブだと、RSSは基本的にunicodeで配信されるわけで、ブログは対応しているけれど、古い掲示板はこれには対応していない。バックグラウンドで行われている見えない情報のやりとりこそがWEB2.なんたら、の核心と革新であって、このあたりの仕組みがUnicodeで扱われている。DTPだと、OTFでアドビのInDesignへとシフトしていったのはそういう流れだし、それが目指すのはXMLで、WEBとシームレスに、という方向にある。
そういうわけで、こちらもどんどん変わっていかなければならない。
普通にご飯を食べていくお仕事とは別に、スキルアップのためのあれやこれやに取り組んでいかなければ……
#
use Jcode;  で &Jcode::convert($aaa,'utf8'); やら
$aaa = jcode($aaa)->utf8; なんてやってますが、読み込むファイルのエンコーディングも
当然ながらunicodeにしないといけないわけで、一気に変えるタイミングを考えないといけない。
これと同時に、独自のCMS(WEB管理システム)のデバッグ。。

まだまだやるべきことは山積しているなー。

Posted by gont at 11:51 | Comments (0) | TrackBack